電話からの声と音だけで誘拐事件を解決するという、シンプルながらも予測不可能な展開で注目され、第34回サンダンス映画祭で観客賞を受賞するなど話題を呼んだデンマーク製の異色サスペンス。過去のある事件をきっかけに警察官として一線を退いたアスガーは、いまは緊急通報指令室のオペレーターとして、交通事故の搬送を遠隔手配するなど、電話越しに小さな事件に応対する日々を送っている。そんなある日、アスガーは、今まさに誘拐されているという女性からの通報を受ける。車の発進音や女性の声、そして犯人の息づかいなど、電話から聞こえるかすかな音だけを頼りに、アスガーは事件に対処しなければならず……。(映画.comより)
久しぶりに都会まで出てよかった!見ごたえのある作品でした!すごかった。心臓がドキドキしました。最初はハル・ベリーの「ザ・コール」みたいな作品だろうと思ってました。「ザ・コール」もおもしろかったけれど、おんなじような作品を見てもなぁ、とか考えてました。実際、同じ日に見た他の作品とうまく上映時間がつながったから、この映画を選んだのです。しかし!話題になっただけのことはありました。全然違います。こんな、相手の顔も状況も見えないのに的確に質問して判断し、いろんな指示を出す仕事、大変でしょうね。ちょっと想像できないです。いつも相手の顔を見てしか仕事してない私なんかに、絶対に務まらない。
しかも電話はひっきりなしにかかってきます。「道で転んだ」とかいう些細なものから、「男に追われている」とか「誘拐された」とか、本当なのか狂言なのかわからないものまで。これって、慣れるまでは先輩と一緒に、同じものを聞いて経験してゆくのかな。どれが本当なのかわからないものね。よかれと思って手配したものがアダになったりするし。怖すぎる。こういうダイヤルって、日本では110番かなぁ。警察じゃなくてもいいものもあるし、日本でも独立させればいいのにね。まぁそれだけ日本は平和ってことなのかもしれないけれど。
とにかく、物語は想像を絶する方向に展開します。観客の私も啞然。心臓バクバクです。元気な時に見ないと体にこたえるかもです(笑)。ネタバレすると本当におもしろくないので、この辺にしておきます。DVDで充分だと(あ、劇場はもう終わってるか)思うので、ぜひ見てみてください。お勧めです。
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