田舎に住んでる映画ヲタク

「映画大好き」の女性です。一人で見ることも多いけれど、たくさんの映画ファンと意見交換できればいいなぁと思っています。

おまえ うまそうだな

2010年10月24日 14時39分31秒 | 日記
もう・・・ダメです、何度も目頭が熱く、いえ、泣いてしまいました。

お話があったかくて、愛情にあふれていて、指導者は賢くて・・・確かに、理想に過ぎるとは思います。
現実的にはそれほどきれいなことばかり言っては生きてゆけません。

でもでも、やっぱり美しい物語は心を打つものです。

絵もとってもかわいい。なんでこんなにかわいいのかと思っていたら、「CGや3Dアニメ映画が主流のいま、手作りの素朴で温かい絵で・・・」とあります。

CGと手書きの差なんて、見てわかるものなのかな、最近の技術はすごいのに・・・と、「手書き」を売りにする広告を見るたび、正直疑っていました。今の技術を持ってすれば、手書き風になんか簡単に仕上げれるんじゃないかと。

でも、この映画の「絵」は本当にかわいらしかったです。なんて愛らしい、そしてなんていじらしい。

草食恐竜のおかあさん、川を流れてきた卵を放っておけずに拾って育てます。
でもそれは肉食恐竜の子、捨ててくるか、仲間をはずれるかを選択しなければなりません。
しかしいくら肉食恐竜の子でも、小さくてお母さんを頼りにするその姿を見ては、どうすることもできません。
お母さんは子供たちと一緒に群れからはずれて暮らし始めます。

しかし、その子、ハートが肉食恐竜であることにめざめるのは時間の問題。そこからお話はどんどん広がってゆきます。

小さなウマソウにお父さんに間違われたり、火山が噴火したり。

でも、肉食恐竜の賢明なリーダー、愛情深いお母さん、最後まで兄弟であることを忘れなかったハートの兄さん(草食恐竜)、知恵深い老ベコンなどの活躍により、みんなが幸せになってゆくのです。

本当にあたたかくて感動できるお話でした。

私も膝の上に小さな息子を乗せて鑑賞していたのですが、思わず何度も抱きしめてしまいました(肝心の息子は終わりごろには眠ってましたが・・・笑)。

大人の人だけでも、是非どうぞ。
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20 コメント

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どうも (ハート)
2010-10-24 16:00:46
こんにちは!
おまえうまそうだな、いいですよね。
映画の絵もいいけど、原作の絵もすごくあたたかくてかわいいですよ
返信する
コメントありがとうございます (のん(田舎の映画ヲタク))
2010-10-25 09:17:37
ハートさん、コメントどうもありがとう。
そうなんですか、原作もそんなにかわいいんですね。

実は映画館に「うまそうだなグッズ」がちっとも売ってなくてがっくりしていたところ。原作本を読めば元気になれるかもしれませんね!

ありがとうございました。
返信する
田舎暮らしですか ()
2010-10-25 17:38:01
僕も和歌山市内に住み始めて早30年
田舎は龍神村です。
今は家だけが残り、忙しさもあり、なかなか田舎に帰る事も少なくなりました。

でも、田舎は良いですよねえ!
素朴で、時間もゆっくり流れ、自然がいっぱいで、季節感を肌で感じる事が出来るものね!

私もブログをアップしています。
よろしかったら、見てください。

返信する
田舎暮らしです (のん)
2010-10-26 23:16:50
檀さん、コメントありがとうございます。

ブログ、少し見せてもらいました。楽しそうですね、ワンちゃんと。

でも・・・私は珍しい映画もいっぱい見たいし、おしゃれもしたいから、実は都会に住みたいかな・・・(笑)。

また、映画の話も書いてくださいね。
返信する
大変申し訳ありませんが個人的にはこの映画は絵柄、内容、スタッフで色々気になった所がありました (JH)
2012-05-25 14:42:31
気分を害すかもしれないので覚悟してください。

絵柄については「あまり子供向け作品に詳しくない人が考えた」「子供向けならこんな感じで良いかな?」感が強くて残念たと思いました。子供向けに詳しい人なら、子供向けなりに魅せるデザインにしそうです。アンパンマンとかは上手く魅せてると思います。おまうま映画のキャラデザ・総作画の人は後にマジックツリーハウスもやってますが、そちらでは良い感じです。

内容については、誰向けなのか良くわかりませんでした。子供向けメインとして見るには過激ですし、中高生~大人向けメインとして見るには子供っぽいと思いました。捕食とか戦闘とかその他の描写は規制多い最近(ここ2,3年)の子供向けとしては頑張ったかと思います。自然界の厳しさもライトとハートが生まれる前から出てたと思います(卵がライトとハートの以外全滅)。世界観や設定や戦闘等は結構厳しい感じです。しかし、それ以外がよくある子供向けって感じがしたので何だか中途半端かな?と思いました。

スタッフについては、脚本家はわかりませんが監督は過去の履歴を見ると最近はあまり子供向けらしい仕事はしておらず、「おまえうまそうだな」が初監督?みたいですね。その辺も、「あまり子供向けに詳しくないのかな?」「誰向けか中途半端」と思わされる部分かもしれません。この人はたまにTVシリーズの忍たまに演出かコンテとして来るのですが最近はあまり子供向けらしくない回を担当してます。17期で演出として来た時は普段の10分アニメの単発話とは思えないバトルシーンも目立ちました。19期で絵コンテとして来た時は、普段の10分アニメの単発話とは異質の全体的に静かな雰囲気でした。(忍たまは確かに女性ファンが目立ちますが)
返信する
おまえうまそううだなは企画段階で (絶太)
2012-10-16 13:49:02
野生の恐竜の話を「心温まる」「女の人が泣ける」路線を全面に押し出そうとした映画の企画は無理があったと思います。ショートアニメや漫画でもないのに上層部サイドから「女の人が泣ける」「心温まる」路線ばかり与えられて、それを受け入れながら作るスタッフも苦労したのでは?と思いました。

例えば恐竜物ならハードな世界があってその中で、生まれる愛や友情が良いのです。なのでやたら、「女の人が泣ける」「心温まる」ばかり強調するとハードな世界の中で生まれる愛や友情の良さも半減しますし、エンターテイメントとしても抑揚のないものになると思います。

スタッフのインタビューの発言を読むと上層部の拘りと作り手の拘りが多少なりとも違ったのかな、と思いました。媒体や企画の都合上、表現規制の問題には勝てなかったのでしょうがその枠の中で表現しようとしたのかな、と思いました。

2011年8月号のインタビューの発言はここに載せています。http://photozou.jp/photo/photo_only/2860818/156276493
2011年アニメージュ8月号はAMAZONで中古販売しているかもしれません。

大人の事情とはいえ、このように上層部と作り手のやりたい事が違ってくると大変だと思いました。企画段階からして間違ってると、どんなスタッフが作ってもまともなもにはならないと思いますね。料理に例えると、「例えどんなシェフでも材料がおかしかったらまともな料理にはならない」という事と似てます。

まあ、企画段階で何か引っかかるものを感じてもそれが戦略的には有利になる可能性もあるので難しいのですがね。ファミリー映画とか其処らのお綺麗な感動が好きな女性を狙ったものだと「心温まる~」って材料がつく事多いと思います。子供はあまり媚びられると嫌になる事もあるのですが、親受けは良かったりする事もあります。「おまえうまそうだな」もああいう材料があったから、最近でも図書館だか会館だかで上映会をやれたのかもしれません。

しかし、映画はあれだけ予告とか作品概要で「ハートウォーミング」的に紹介されたり、原作と違う物のハズにも拘らず、スタッフ自身は上述のインタビューであまり「ハートウォーミング」部分については語っていなかった所に何か含みを感じました。寧ろありがちなハートウォーミング要素を否定したり、エンターテイメント性についての発言もあったので、上層部と溝があったんじゃないかと勘ぐってしまいました。考えの違いで
返信する
おまえうまそうだなは・・・ (会館)
2013-01-11 11:44:26

初めまして

おまえうまそうだな映画って宮西達也さんの絵本の何冊かの映画化ですね、一応。
長文な上に制作スタッフや原作者の裏話も踏まえた意見なので不愉快に感じたら申し訳ありません。
裏話なんて客にはどうでも良い事かもしれませんが、この映画のように「おいおいそれはないだろ」と感じるのもあります。
素人意見ですが、映画の上層部よりはスタッフの方がまだ正常な反応だと思いまいした。
上層部のコンセプトみたいなもので受け狙いばかり重視するのはかえって逆効果じゃないのでしょうか?と思いました

■映画版のコンセプト等
そこで、映画版は、作者の方が企画会議にも参加して「原作と違うもの」と意見を言った事から、
割と最初から原作とは違う物になる事が決まってたようですね。宮西達也さんのインタビュー
ttp://www.netdetirasi.co.jp/cinema/interview/059.php
ttp://mi-te.jp/contents/cafe/1-9-742/
少なくともセールス側にとっては、これはありがたいと思ったかもしれません。
「原作と違うもの」って頼まれた以上、原作よりもキャッチーさを優先するという余地も出来たのですから。

■スタッフの考え
でも実際にスタッフにとっては、上層部の考えはそれほど本意じゃなかったってのもあながち間違ってないのかもしれません。
ttp://photozou.jp/photo/photo_only/2860818/156276493のインタビュー(アニメージュ2011年8月号にあった)でスタッフの発言が少なからずありますがこれについて触れた意見を言おうと思います。
確かに今の所、映画スタッフの発言ではそういうあれだけプッシュされてた
「可愛い」「ハートフル」といった部分にあまり触れてないのも確かです。
そればかりか、「捕食者と非捕食者の関係で~」とか「自然描写を~」とか
「”泣ける”という題目だけで1本の映画を作るのに抵抗あった」とかと言ってて
上層部の意図はあまり本意じゃなかったかもしれませんねえ。

■作中の台詞の一部とお母さんへの評価
作中でも、マイアサウラのお母さんについて「どうするつもりだったんだ」「こいつ(ハート)を一生苦しめる気か」と言ってた
肉食恐竜のボスがいました。マイアサウラのお母さんが育てなければ今はいなかったという事も認めていましたが、
ああいう詰問をさせたので気になりました。
この肉食恐竜のボスの怒り台詞もスタッフの抵抗にすら感じたのですが考えすぎでしょうかね?
そして、スタッフ自身もこのマイアサウラのお母さんについて「浮世離れしたところがある」と評していました。
このマイアサウラのお母さんへの発言は上にあるインタビューの画像に載っています。

■映画の絵柄
映画の絵柄に関してもスタッフの反応で何か含みを感じましたね。
一見、映画のデザインについて褒めてるように見えますがマイアサウラのデザイン以外は特に触れていませんからね。
マイアサウラのお母さんのデザインについては褒めてても、他のデザインについては特に褒めてる様子は見掛けませんでした。
(ただし、マイアサウラのデザインも絵本と違うのでその意味では不満に思う人もいるかと思いますが)
アニメージュ2011年8月号は自分の手元にもあるのですがその褒めてた発言を引用します。
「あんなシンプルなキャラクターなのに、眉毛もないのに、ここまで表情を出せるのかと。
あの辺はやっぱり柳田さんの力のおかげです。お母さんがあんなに生々しくて色っぽいのも、柳田義明さんの力ですよね。
お母さんの色っぽさは想定外だったんですが。」

マイアサウラのお母さんのデザイン以外での発言だと「丸っこいキャラだけどカッコイイアクションをやる」的な部分くらいでしょうか。
これだけだと他のデザインについては褒めてるのかどうかわかりません。
そもそも、他キャラのデザインについてもどこまでがスタッフの発案なのかどうかわかりません。
誰かから「丸っこいデザインにでもしてくれ」と頼まれたからなのか、そうでないのか謎ですからね。

■原作者の思い
原作者の宮西達也さんについてこういう話もあったらしいです。
ttp://mcgeorge.cocolog-nifty.com/blog/2010/10/10-344a.html
・「大人が読んで楽しいから子供にも面白い」
『おまえ うまそうだな』は7年前に発表。弱肉強食の厳しい自然界で本来、相いれない“親子”の関係を描きながら、
「種族の違い、敵対する者同士の壁は越えられるのか」と問いかける。
小学校低学年までが対象年齢だが、硬派なテーマが受け、大人のファンも数多く獲得している。
「最初から子供向けにと考えて描いていません。大人が読んで楽しいから子供も面白いと思えるのです」

■もしもの話
そして、今となっては野暮な話ですが、もしスタッフも映画版の上層部の意図を無視して、
ある程度好き勝手やっていたらまた内容が違ってたかもしれません。
出来はどうなってたかは知りませんが、実際よりもスタッフの意図が強調される内容になってたかもしれません。
裏話を読む限り、手放しに好き勝手する余地があったわけでもないんだな、と思いましたから。
映画版は作品紹介やコンセプトと、映画スタッフのインタビュー画像を見比べて見ると、
いかに映画の売り手だか企画は本当に重要な物は二の次で
とにかく「可愛さ」「ハートフルさ」ばかりに拘ってるかのように見えました。
その上、プロデューサー側からの「とにかく女の人が泣ける物を作ってくれ」という要望に
最終的には「泣けるという部分を苦労していれつつ」と言ってるので、少なくとも好き勝手やったわけでもないと思います。

■とにかく女の人が泣けるという要望
この映画は漫画アニメファンが好むような絵柄じゃないし、
漫画アニメゲームにあるようなイケメンキャラの話でもないし、ライダーみたにイケメン俳優も出ないし、
映画版あらしよるにみたいに細かい絵柄のヤギと狼の友情物でもないのですから、
これで「女の人が泣ける」っていうのは女の人をも馬鹿にしてるのかと思いました。
ただ可愛いキャラでほんわかストーリーでも作れば、女の人が喜ぶとでも思ってたのでしょうか?って言いたくなりましたね。
返信する
ありがとうございました (のん)
2013-01-14 20:51:38
JHさん、絶太さん、会館さん、貴重なご意見ありがとうございました。参考にさせていただきます。
返信する
おまえうまそうだな・・・ (名な)
2013-02-10 13:33:53
同じ監督の人繋がりで他の映画作品を持ち出してすみません。
もし良かったら見ても良いです。見た上でダメだったらすみません。

興味ない、不愉快に感じたなら申し訳ありません。

映画版フェアリーテイルの監督の人は実は映画版「おまえうまそうだな」(以下「うまそう」)というハートフルアニメもやった事あるそうです。
映画版フェアリーテイルと映画版「うまそう」では見比べてみるとかなり違う紹介だと思いました。
映画版フェアリーテイル
ttp://fairytail-movie.com/staff/

映画版「うまそう」
ttp://www.cinematoday.jp/movie/T0008881
ttp://cinema.pia.co.jp/title/s-154525
ttp://movie.walkerplus.com/mv46814/

同じ監督にも関わらず、紹介が違うと言う事はそれぞれ上の意向が違ったのでしょう。
因みにこの監督の人はアクション系も売りらしく原画でもそういう仕事を幾らかやった事あるそうです。
そういう意味では映画版フェアリーテイルの方が本人の個性に近いのかもしれません(例えば作者や周りから与えられた題材とか)。
映画版フェアリーテイルでの紹介はアクションの人としても紹介されている感じです。

ttp://www.creativevillage.ne.jp/cafe/fujimori.html
アクション系については「アクションが好きで本来ならアクションが不要な作品にも入れる」と言っています。
ただし、自分の個性を押し切らず、周りの話を聞いて、客を意識するというスタンスでもあるので
例えばアクションが不要な映画の場合はあくまで他の部分をメインになるように構成されています。

実際、映画版「うまそう」の場合は絵本の原作者が絵本と違うものを頼んでて、普通に見ると単なるハートフルアニメと感じる作品になっててそういう感想が多いです。
(絵本にもアクションあったかどうか微妙ですが、映画版はコンセプト的にもっとアクション系とは無縁)
ttp://photozou.jp/photo/photo_only/2860818/156276493
そりゃ映画は監督の人は口出しして作ったと言っていますけど、語ってる部分は映画版のメイン所ではなく普通に見てる人は気づかない所ばかりです。
何だかんだで上層部の意向を優先したんだと思います。
「子供向け=全てハートフル」ってのは偏見ですが、映画版「うまそう」で想定されてたのは
アクション等が好きな子供ではなくてホンワカ物が好きな子供とその親だったようです。

この監督の作品で、少なくとも映画版「うまそう」みたいな作品しか知らない方は映画版フェアリーテイルを見てみると良いのかもしれません。アクション系という意味では、映画版フェアリーテイルの方が本人の個性をいかしてるのかもしれないので。
映画版「うまそう」みたいなものしか知らない人には信じられないかもしれませんが、これでもアクション系も売りの人でもあるみたいです。映画版フェアリーテイルでの紹介でもそっち方面を意識した感じですので。

そりゃ映画版「うまそう」みたいなハートフル物もやらなくはないのでしょうが、それだけで監督の作風を決めつけられないんじゃないかと思います。


逆に映画版「おまえうまそうだな」は「こういう人だからこれが向いてるだろう」というしょうもないというかおかしな偏見で起用されたのかもしれません。少なくとも、アクション等で起用されたわけじゃないのは確かじゃないかと思います。映画版「おまえうまそうだな」で監督を起用した側は監督の人の力を知らなかったか、認めてなかったのかもしれません。映画版「おまえうまそうだな」のコンセプトはハートフル物ですから。

映画版の絵柄にしても、「この監督ならこれで通すだろう」って偏見で決まったのかもしれませんし。絵柄だってどこまでが誰の発案かわからない以上色々と推測が生まれます。
返信する
ありがとうございます (のん)
2013-02-16 08:13:50
名なさん

 いろいろ、私の知らないこと、ありがとうございました。また、参考にさせていただきます。
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