タイトル通り、人は「骨折すると甘いものが食べたくなる」ようなのです。
患者さんに急に虫歯ができた時に、「最近甘いものを食べるようになっていませんか?」と必ず聞いています。
しばらく虫歯ができていなかった人にある時急に虫歯を発見した時は、その直前にそれまでよりも多くの甘いものを食べるようになったのではないかと疑います。
たいがい何か甘いものを食べるようになっているものです。
咳がでるようになったのでのど飴をなめるようになった
ストレスが増えたので、甘いものを食べて発散するようになった
煙草をやめたので、口寂しくなり甘いものを食べるようになった
新しく入った会社ではおやつタイムがあり、毎日お菓子を食べるようになった
最近お菓子のもらい物が多く、甘いものを食べる時間が増えた
など、いろいろな事例があります。
そこには「骨が折れてしまって、その治療期間中は甘いものが無性に食べたくなった。」という事例が加わります。
何故甘いものを欲するようになるのか、そのメカニズムは浮かばないのですが、骨折を体が治そうとするときに糖分を必要とするのかもしれません。
ただし、骨折の治療期間は3か月です。
一般的には3か月で急に虫歯ができることはありません。
骨折の治療が終わった後も、惰性で甘いものを食べることが習慣になってしまって虫歯ができてしまうのではないかと考えられます。
骨折治療の期間中は仕方がないとして、治った暁には元通り甘いものを控える生活にすれば、そうそう虫歯にはならないと思います。
小幡歯科医院