錦帯橋が架かる下には、カヌーイストの間では「日本一の清流」とさえ謳われている錦川が流れている。
この川面では、毎年6月1日より8月末までの3ヶ月間、伝統ある夏の風情・鵜飼が催される。
聞くところによると、日本全国では夏場、12カ所の川で鵜飼が演じられているという。
今日も、お決まりの散歩コースである錦帯橋の河畔を歩いてみた。桜の木はすっかり新緑に模様替えし、今は大きな緑陰を作っている。
ひとりの男が、大工道具を抱えて上流に架かる橋の下から出てきた。この橋の下には、鵜飼で活躍する鵜飼舟が雨をしのいで保管してある。
ふと眼をやると、2艘の屋根が新しくなっている。隣に置いてあるものと比べると、正面の破風板の形が、波型の柔らかい曲線に切り取られ情緒ありげに仕上げてある。
目前のシーズンに向けて、準備に怠りはない。一方、その向こうでは、大勢の花見客をもてなした売店・座敷の解体が始まっていた。
春から夏へ確実に季節は移ろうとしている。つい先日、弁当と缶ビールを持って花見をしたばかりだと思っていたのに。
目まぐるしく変わる世の中にあって、ここでの人の動きは十年一日変わることはない。まるで、ここだけ時が迂回しているように・・・
(写真は、改装なった「鵜飼舟」)
この川面では、毎年6月1日より8月末までの3ヶ月間、伝統ある夏の風情・鵜飼が催される。
聞くところによると、日本全国では夏場、12カ所の川で鵜飼が演じられているという。
今日も、お決まりの散歩コースである錦帯橋の河畔を歩いてみた。桜の木はすっかり新緑に模様替えし、今は大きな緑陰を作っている。
ひとりの男が、大工道具を抱えて上流に架かる橋の下から出てきた。この橋の下には、鵜飼で活躍する鵜飼舟が雨をしのいで保管してある。
ふと眼をやると、2艘の屋根が新しくなっている。隣に置いてあるものと比べると、正面の破風板の形が、波型の柔らかい曲線に切り取られ情緒ありげに仕上げてある。
目前のシーズンに向けて、準備に怠りはない。一方、その向こうでは、大勢の花見客をもてなした売店・座敷の解体が始まっていた。
春から夏へ確実に季節は移ろうとしている。つい先日、弁当と缶ビールを持って花見をしたばかりだと思っていたのに。
目まぐるしく変わる世の中にあって、ここでの人の動きは十年一日変わることはない。まるで、ここだけ時が迂回しているように・・・
(写真は、改装なった「鵜飼舟」)