写真エッセイ&工房「木馬」

日々の身近な出来事や想いを短いエッセイにのせて、 瀬戸内の岩国から…… 
  茅野 友

世界旅行

2006年08月21日 | 旅・スポット・行事
 10日前から世界旅行に出かけている。1ヵ所に留まることなく、毎日各国をめまぐるしく移動している。

 ヨーロッパからスタートし、アフリカ、南北アメリカ、東南アジアと、見たいと思っていた所には大体行ってみた。

 行ったとは言いながら、上空から見ただけなので、正直言うと鳥瞰したというだけである。

 しかし、どこの国のどこは、どんな地形になっていて、どんな通りがあり、どんな建物が建っているのかはみんな見てきた。

 ピラミッドも、エッフェル塔も、ピサの斜塔も、ナイアガラも、ダイアモンドヘッドも、モナコのヨットハーバーも、自由の女神も、万里の長城も…みんな見た。

 明日はどこへ行こうかと、毎夜考えながら眠りについている。食事は毎食、奥さん手作りの和食を食べている。訪問した国の郷土料理は何も食べていない。

 しがない年金生活者でありながら、妻とふたりでこんな旅行が出来るのも、実はインターネットのお陰である。

 本屋でパソコン雑誌を立ち読みしていて、あるサイトが面白いことを知った。「簡単にあなたも世界旅行が出来ます」と書いてある。

 「google earth」というアメリカ生まれのソフトが無料でダウンロード出来るという。

 家に帰りインストールして開いてみると、なんと地球上のどこでもを、鳥になって見るような感覚で、写真で見ることが出来る。

 もちろん我が家も見えた。全世界、住所でその位置・その写真を拡大してみることも出来る。人ひとりの大きさまでは見えないが、車はそれとはっきり見える。

 北の某国が何か悪巧みをしようとしていたら、道理で直ぐにばれる筈だ。これを見始めると、時間は直ぐにたってしまうくらい面白い。

 唯一の欠点は、あたかもそこに行ってきたように錯覚し、実際にそこへ行きそびれることかも知れない。

 この夏休み、多くの人が海外旅行に出かけていった。あいにく行けなかった人には、是非この「google earth」を見ることをお勧めします。

 この残暑厳しい今日、私は今から避暑に、南半球・ニュージランドへ行ってみたいと思っています。

 皆さんも、あす行ってみるなどと言わず、今から一緒にグーグル・アースで行ってみませんか?
  (写真は、簡単に世界旅行が出来る「google earth」)