写真エッセイ&工房「木馬」

日々の身近な出来事や想いを短いエッセイにのせて、 瀬戸内の岩国から…… 
  茅野 友

時計の電池

2006年01月04日 | パソコン
 知人の家の改築祝いのお返しに、WEDGWOODの小さくおしゃれな置き時計をもらった。玄関の飾り棚の上に置き、実用品としても重宝していた。

 昨年末、動きを止めた。電池切れである。裏のカバーを外して直径6.8mmの電池を取り出した。SR626SWと刻印してある。

 時計用の小型の電池は、何故か電気店には置いていない。電話帳を開き、駅前の時計屋に訊いてみた。

「値段はいくらですか?」「取替えもするのですか?」「取替えはは自分でやります。電池代だけの値段です」「1個1000円です」

 やはり、思っている以上に高い。以前から、時計の小型電池が異常に高いことに疑問を感じていたが、高額ではないので都度見過ごしてきた。

 しかし今回は、私お得意のネットショッピングを開いて調べてみた。あるある、あった。どの店で買っても大差なく、1個180円と書いてある。

 送料は1個買っても2個買っても、たったの80円。2個発注し、440円を支払った。1個であれば送料込みで260円、時計屋の値段のなんと1/4である。

 流通が異常に発達したこの時代に、どうしてこんなに大きな価格差があるのか、どうしても理解が出来ない。

 まあ、絶対額がたいした金額ではないということで、今までは毎回高い電池を買っていたが、これからはネットショッピングに限ると再認識をした。

 絶対額がしれているとはいいながら、私が許せないのは、数倍にも及ぶ価格差である。

 しかし、物が「でんち」だけに、値段に「てんち」ほどの差があるのは止むを得ないことなのかと、変に納得をしてみたが、はてさてその真相は?
   (写真は、ただ今小休止中の「WEDGWOOD」)