俺の明日はどっちだ

50歳を迎えてなお、クルマ、映画、小説、コンサート、酒、興味は尽きない。そんな日常をほぼ日替わりで描写

はじめて予約して行ってみたの巻 @ 金沢 「更科 藤井」

2012年07月11日 19時59分13秒 | 時系列でご覧ください

これまでこのブログでは何度も何度も登場している蕎麦屋の「藤井」さん。
ただ、これまではいつも行き当たりばったりで行くことが多く、ちゃんと予約して行くなんてことは今まで一度もなかった。

そんな中、ガレタッソによく来てもらっているナリ&メグコンビの2人から「どうしても藤井さんに行ってみたいので案内して欲しい」と前からお願いされていたこともあって、先日ちゃんと前日に予約してから
行ったところ、いつも以上に心揺れる料理の数々が待っていたのでありました。



せっかくの初訪問だということでまずは定番の「そばビール」を。
久しぶりに頼んだのだけど、パッケージが何ともトホホなデザインに…(苦笑)
でもアルコール度3%ということもあって、のどの渇きを潤すにはうってつけだったりしますのじゃ。



皮目をさっとあぶって余分なあぶらや生臭さが取れた「鯛の焼き霜造り」。
こうしたひと手間、そして金時草、つるむらさきが何気にひかれているあたりホンマ丁寧な仕事ぶりですわ。



コリコリしつつ、さっぱりした味わいで旨~~~い「梅貝と枝豆とにゃにか(失念!)」



そしてここで早くも能登町にある我が同級生の酒蔵、数馬酒造に無理を言って作ってもらっているという特別バージョンの竹葉にチェンジ



ふきのとう味噌ならぬ、うどを使って仕込んであった「湯葉のうど味噌のせ」
いやはや湯葉はもちろんだけど、うどのほろ苦さが何とも堪りまへん



イワシもメチャ旨いけれどそこにもずくだけではなくホワイトアスパラを加えるとはね



こちらもまた、独特のほろ苦さで酒がすすむ「ゴーヤの出汁煮」



打倒「きく家」なのか(苦笑)的な「煮穴子」もお見事であります



更科そばを使った「カサゴの蕎麦寿司」は食べる前から、うひょひょ

このあたりから日本酒も杯を重ね、いつしか「獅子の里」となり、さらにたまたま店に一人で入って来た AJ こと新井くんも加わりすっかり酔っ払いモード。
おかげで、この辺りで出してもらったであろう「う巻き」や「いなだ」などはすっかり撮り忘れ。トホホ



そしてビギナーの2人には初体験だったアラン・デュカスが言うところの “ 日本のスフレ ”である 「そばがき」。
この日のそばがきはいつにも増して練り具合が好みの堅さで、美味しいったらありゃしない!



「天ぷらそば」のそばを抜いたから「そばぬき」というのではなく何故か「天ぬき」と呼んでいるんだわと解説しつつの稚鮎にゴールドラッシュという組み合わせの「天ぬき」。
毎度毎度季節感たっぷりで天麩羅屋顔負けの揚がり具合も凄いけれど、ネタがじゅわーと浸かっている出汁がやっぱりうめえ~!



そしてズッキーニ、アスパラ、トマトといった夏野菜と一緒に出てきたのはいつもの焼き鳥ではなく焼き焼き豚!
店内に充満するその香りだけで気持ち良くなるそのタレの旨さ!



最後の〆としては当然ながら蕎麦を、ということで私めチョイスの3種類の蕎麦をそれぞれハーフポーションで出してもらうことに。
こちら見ての通りの「茗荷そば」。
ガラス容器に入った茗荷そばもええけど、個人的にはやはりこちらのほうがしっくりくるぞ



「中華そば 神楽」が「冷やしラーメン」で限りなくインスパイアされた? 「酢橘おろし」。
更科蕎麦の旨さが際立ちますぜ!



そして変わり蕎麦の中からは今の季節らしく「青柚子切り」
そのまま、あるいは塩だけでも全然食べられ、本当に旨いぞ!



さらに最後にはあろうことかとてつもなく美味しい桃(蕎麦の実付き)まで登場!

ということで、普通に食べに行ってその場でお願いしてあれこれ作ってもらうのも大いにアリなのですが、何か予定があって前もって予約してお願いするというのも相当にオススメだなと強く思った次第だったのでありました。
機会があれば是非!

それにしてもこれだけ食べておきながらこのあと「里見町リキュール」で結局行ってしまった「アロス」でまたハンガリー産鴨や冷製の肉のなんとかとか、きんきのガルシア風煮付けとかみんなでパクパク食べてしまったのは、我ながら凄い夜だったのでありました。

※ちなみに普段だとこんな( → コチラ)程度の食べ方だったりします



今日の1曲 “ Dust in the wind ” : Kansas

アメリカの代表的なプログレッシブ・ロック・バンドとカテゴライズされるバンド、カンサスの唯一好きな曲であります。



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