古くからの友達の店で蕎麦三昧 ＠ 能美市寺井 「 悠久庵 」

今から40年近く前（ドヒャー！）、久保田麻琴と夕焼け楽団、瀬川洋、南正人、裸のラリーズ、リリィ、レイジー・キム、めんたんぴん、そして拾得ブルース・バンドなどが出演し、のちに伝説となった「第１回夕焼け祭り」がオールナイトコンサートとして開催された頃、小松の街は金沢よりサブカルしていて面白く、その分いろんな店があったりし、そして個性豊かな連中も数多くいたりしたものだ。

そんな時代に「めんたんぴん」の関係者として知りあったのが、かんぺろチャンこと、勘田さんだった。
そしてそんな彼がそば好きが高じて奥さんと一緒に寺井のほうで蕎麦屋を開業したという噂は聞いていたものの、残念ながらなかなか行く機会がなく気になっていたところ、昨日ようやく行くことが出来た。



おろしたてのわさび醤油で頂く京都から直送で仕入れているという生湯葉の刺身。
とろとろとした食感で滋味に溢れ、本当に味わい深いけれど、その量の多さにもびっくり



本当は熱燗でちびちびとゆっくり嘗めながら食べたい蕎麦味噌もちゃんとあります。
（※ちなみに「白山ぶっかけおろし」に付いてきます）



実は時間がかかると言われながら注文したため最後に出てきた「そばがき小椀」。
これまた３人で食べても多く感じるてんこ盛りな量で、かんぺろちゃん盛り過ぎ（苦笑）



田舎そばに鰹節、揚げた蕎麦の実、おろし大根、ネギ、刻み海苔といった薬味がたっぷりのった「白山ぶっかけおろしそば」。 ちょい辛い目のそばつゆが美味しくてぺろり。



そして白山に見立てたという満載感たっぷりな食材の盛り方もなかなか豪快であります



合鴨を使った温かいつけ汁と冷たいせいろそばの組み合わせの「つけ鴨せいろそば」。
最上質の国内産石臼挽き蕎麦粉を使用しているという細い更科系の二八そばが旨いぞ

　 　　　　
かつおだしの旨味とカモの脂のコクがうまく合わさったつけ汁はなかなか好みの味。
脂ののった鴨肉に鴨団子、そして軽めに焼きが入った南蛮という組み合わせも最高！



アボガドや舞茸といったちょっと変わった天ぷらも加わった「せいろ天盛り」
食べず終いだったけれど抹茶塩で食べても良し、サクッとした天ぷらが旨かったとのこと



食事前に出してもらった懐かしの「そばぼうろ」と食後のおまけ？自家製「わらび餅」



多分会うのは20数年ぶりくらい？
「ＢＧＭにマーク・ノップラーの歌が流れる蕎麦屋なんてそうないよねえ」と話しながら、とても気が付く素敵な奥さんとともに楽しくて美味しい時間を過ごすことが出来、本当に嬉しかったのであります。

ちょっとわかりにくい場所にあるのですが、江戸前の蕎麦をちゃんと味わうことが出来るので、機会があれば是非一度立ち寄ってみてください。

江戸蕎麦 悠久庵
能美市寺井町中69番地
0761-57-2125
平日、土曜　11:30～17:00　
日曜、祝日　11:30～18:00
月曜、火曜定休
[ 地図 ]

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今日の１曲　“ What it is ” : Mark Knopfler　

ということでダイアー・ストレイツの活動休止後、ソロに転向し4枚のアルバムをリリースしているマーク・ノップラーの曲をご紹介。
「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100人のギタリスト」に於いて第27位に選ばれた彼ですが、ギターリストとしてはもちろんだけど、そのヴォーカルがやはり何とも魅力的であります。