初めて観た作品は坂本竜馬の最後の3日間を描いたATG作品『竜馬暗殺』(1974年)。
出演は原田芳雄、石橋蓮司、桃井かおり、松田優作、そして中川梨絵。
とにかく芳雄さんが魅せる独自解釈の「らしい」竜馬へのなりきりぶり、中岡慎太郎に扮する石橋蓮司の竜馬と絶妙のコンビ振り。当時心酔しきっていた芳雄さんとの共演が叶ってか、あまりに初々しい優作のへっぴり腰ぶり。そして女郎の幡に扮した知られざる名花、中川梨 . . . 本文を読む
都心にある大学キャンパス。“映像ワークショップ”を受講する学生たちは、高校生が犯した<不条理殺人>をテーマに、「タイクツな殺人者」と題された映画を製作することになった。クランクイン5日前、主演俳優が突然降板し、助監督の久田は代役探しに奔走する。一方、監督の松川は妄信的な恋人ユカリの存在に悩まされていた。やがて、主役の代役に演劇サークルの池田が抜擢され、こうして撮影リハーサルが始まるが、<殺人>をめ . . . 本文を読む