岡山市議会議員/おにきのぞみの虹色通信

〈いのち・みどり・平和〉を大切にする
 政治や暮らしをつくっていきたい。

11月11日 震災避難者と行政との意見交換会 by 子ども未来・愛ネットワーク & 1047名JR採用差別事件終結岡山県集会

2011-11-11 | おにき日記





 今日、〈子ども未来・愛ネットワーク〉による「東日本大震災避難者と行政担当者との意見交換会」がありました。ネットワークからの参加者は小さな子どもさんをつれたお母さん(お父さん一人)たちが大半。福島県からの避難者とともに関東圏からの避難者が多く、現在の居住地は県内あちこちからです。行政は、岡山県、岡山市、倉敷市、総社市。もちろん託児付きということで、会場はゆうあいセンターです。

 住宅、貸与品、保育・子育て、就職、健康、学校、情報、今後の避難者受入についてなど、短時間ではありましたが、次々と要望や想いを、担当者に投げかけていかれました。

 住宅では、総社市が市民の皆さんからの民間住宅情報を提供しておられ、家主さんのご厚意でさまざまな負担経験措置があります。契約のときは、当事者、家主さん、そして総社市が立ち合い、当事者の方は安心感があると。ペットのこと、また隣人のいる地域に住みたいなど民間住宅の要望は多いようです。自治体によっては行政が借り上げているところもあるようです。また、公営住宅は、無料期間が過ぎるときをどうするのか。被災者の立場にたっての対応が求められます。

 こちらでの仕事がない、もしくは給料が半分にと激減するために、夫を被災地に残して、母子で避難していらっしゃる方が大半をしめています。
 実質的な母子家庭が多いので、そういう視点からのサポートをと。自主避難の方は、例えば被災地での家のローンを抱えサポートがないので二重生活が本当に苦しく、行政として何か手だてをしてもらえないものか。
 また、働きたいとも思うが、保育園や学童保育の保留児・待機児が多く、あずけることができない状況で働けないとも。
 子どものことを想うと、できるだけこちらに避難をしていたいが、厳しい経済事情で、戻らざるを得なくなる。こうした問題があるので、被災地では避難をしたい人はいるのだが、実際にはできない人たちがたくさんいるんだと。

 他にもご意見が次々と。とくに学校給食の食材の安全性については、皆さんから口々にご意見が出されました。

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 いろいろとあった一日でしたが、心にしっかりと刻んだのが「1047名JR採用差別事件終結岡山県集会」でした。時代を大きく画した国鉄の「分割・民営」化。労働運動をつぶそうとし、新自由主義の導入をはかりました。そしてJRへの移行時に、1047名の国鉄労働者がJRに不採用。採用差別事件の解決にむけて、24年間闘われてきました。

 「雇用の確保」が未解決のなか、JRの不当性は批判しながらも、断腸の想いで『終結』を宣言。厳しい状況のなかで、人生・生活をかけて、労働者・人間の尊厳のために、公正で平和な社会のために、たゆみなく闘われている皆さんの姿、そして支える家族・仲間の輪etcに、たくさんの鼓舞と学びをいただいてきた時間でした。今日の日を忘れることはありません。
 写真は、国労闘争団のお二人に花束が贈呈されているところです。



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