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視察2日目の午前中は、富山市での「公共交通を軸としたコンパクトなまちづくり」です。富山駅で新幹線改札口を出て、そのまま構内を直進すると、わずか38メートルで、路面電車の停留所に。雨や雪を気にせずに乗り換えができます。
駅前乗り入れどころか、新幹線高架下。駅構内に乗り入れた感じです。開業は2014年末。話には聞いていましたが、実際に見るとびっくりしましたし、便利です。
開業をして、市内電車利用者は約14%増加。定期券利用者が約19%、定期外利用者が約12%増加です。観光客の路面電車利用が増えるかなと思っておられたそうですが、乗換利便性の向上の効果が通勤・通学の定期券利用者にあり嬉しそうでした。
こればかりでなく、なんとバス利用者も増えたということです。公共交通の利便性をどのようにデザインするかで、効果が確実に表れています。
そして、路面電車停留所の北側は、駅から北に伸びる富山ライトレール(TLR)と接続する工事中でした。TLR開業を皮切りに、市内電車環状線化、駅構内への乗入れで、2007年度から市内電車利用者も増えていっています。路面電車の南北接続は、2020年3月に開業見込みです。
富山市の課題である、①人口減少と超高齢社会と、②過度な自動車依存による公共の交通の衰退などを解決するために、今回の視察テーマのまちづくりを進めておられます。実現に向けての3本柱が、①公共交通の活性化、②公共交通沿線地区への居住推進、③中心市街地の活性化。長くなるので詳しくは書きませんが、LRT化も含めて、総合的にいろんな仕掛けをして誘導しておられ、効果が数字で出始めています。
例えば、2005年には公共交通機関沿線地区の人口が約28%だったのが、2016年には約37%に。目標は2025年に約42%なので順調に伸びています。
仕掛けの一つで、ユニーク&現実的なものが、「おでかけ定期券事業」。交通事業者と連携し、65歳以上の高齢者が市内各地から中心市街地に出かけるときに、公共交通利用料金を1回100円とする割引制度です。中山間地域のある地点から通常運賃1,160円が100円に。往復200円で差額の2,120円は事業者と富山市負担です。高齢者の約24%がこの定期券を持っているそうです。
また、路面電車車両(1編成2億7千万円)を市が購入し、交通会社に無償貸与もしておられます。その分、公共交通を市民の方が安価で利用してもらえれば、また、便数を増やしてもらえればと。コミュニティバスを中心部にも中山間地域にも走らせていて、計30路線。基本は自主運行(市は9/20以下を支援)で、中山間地域は市が運営する場合も。あるコミュニティバスの運賃は100円ということで、利用しやすい料金設定です。
公共交通の維持・運行・支援等の2017年度予算が8億5400万円で、一般会計の約0.6%。その効果を見ると、有効な税金の使い方です。さて、岡山市は? 道路にまつわる予算は?
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躍動感をもって説明をしてくださった、活力都市創造部路面電車推進課職員の方とパチリ。名は体を表します。岡山市にも公共交通に関する課が必要ですね。
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今日から、市民ネット視察。初日は富山市です。「富山型デイサービス」誕生のきっかけとなった「このゆびとーまれ」におじゃましました。写真は創業者の惣万佳代子さんとです。 年齢や障害の有無にかかわらず、誰もが一緒に身近な地域でデイサービスを受けられる場所、それが「富山型デイサービス」です。
訪れると、確かに、年齢を問わず、障がいのある無しにかかわらず、子どもの元気な声が飛び交い、高齢者の方がゆったりと過ごされていました。おうちの中の、賑やかな大大大家族といった感じです。惣万さんは、「子どもは宝」。子どもと過ごすことは、どんなリハビリよりもよいと。短時間ながらもご一緒していると、伝わってきます。
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「このゆびとーまれ」は、惣万さんたちが、1993年に、支援を必要な人たちは誰でも受け入れたいとスタートしました。当初、行政からは、対象を絞らなければ補助金を受けられない状況でしたが、この4月から、国が「共生型サービス」を制度としてスタートさせました。「25年もかかった」と惣万さん。
富山市役所担当課の障害福祉課に視察をしましたが、惣万さんたちを支持する県民のアツイ声のなか、行政もバックアップしつつ、ここまできたのですね。「富山型デイサービス」は、現在、県内に128事業所。2021年度末までに200箇所が目標です。小規模、多機能、地域密着がキーワードで、全国には1,498箇所(2015年)あります。
富山県では県内自治体と連携し、地域の共生拠点として位置づけて、行政がハード(施設整備)もソフト(人材育成)も支援しています。施設整備では空家活用にもつながっていると。人材育成は、富山型デイサービス職員を対象に、高齢者、障がい者、児童などの分野を横断する総合的な研修などを行い、サービスの質の向上を図っているとのこと。ここは重要なポイントです。岡山市はこの春から制度としてはスタートしますが、事業所任せではなく、行政もその内実をともに作っていかないといけませんね。
さて、この「共生型サービス」の報酬設定。介護保険のデイサービス事業所が、障がい者を受け入れると、どんな障がい区分でも介護報酬は694単位。専門職を置くと加算はあるものの、指定事業所より算定が低く、運営が厳しい。惣万さんたちも行政も、区分ごとの細かい設定を要望していたが、今回、実現されなかったということで、3年後の報酬改定に実現をめざすということです。
また、富山では特区として、富山型デイサービス自身を福祉的就労の場として拡大をし、就労継続支援B型事業所の指定をうけて、取り組んでおられます。 具体的には、「このゆびとーまれ」で過ごした子どもが、大人になって、ここで働いています。月額工賃も平均40,804円と県内平均よりもグンと高く、自立への足がかりを築いておられます。また、障がい者ばかりの作業所ではなく、みんなといる場で働きたいという本人の思いもあるとのことです。
その他、多くの学びをいただき、これからに役立てていきたいです。
◎ (特活)デイサービス「このゆびとーまれ」
http://www.geocities.jp/kono_yubi/index.html
◎ 富山型デイサービス
http://toyamagata.com/index.html
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ドーンセンター(大阪府男女共同参画・青少年センター)に視察に行きました。
配偶者暴力相談支援センター、不妊専門相談センター、サポートカウンセリングルームについてで、大きなドーンセンターのご案内もいただきました。
配偶者暴力相談支援センターの相談支援体制は、所長、次長(課長)のもと、行政職1人に、正規職員のケースワーカーが11人、電話相談の非常勤の方が9人体制です。皆さん、セキュリティのある同じ部屋におられ、責任や業務の分担を教えていただきました。
合わせて、女性からのさまざまな相談に応じるサポートカウンセリングルームの体制も視察。一般財団法人への委託で、ベテランのカウンセラー、相談員が対応していらっしゃるとのことです。
岡山市の配偶者暴力支援センターの体制にしっかりいかしていきたいです。
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◎ ドーンセンター(大阪府男女共同参画・青少年センター)
http://www.dawncenter.jp/top/index.jsp
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朝は、暮らしている地域の老人クラブである福居福寿クラブの総会に参加をしました。地域の皆さんの温かな活動に感謝いっぱいです。
帰ってからは、何年か越しに実現をした女子会です。研究者のいわゆる理系女の方々で、就職が難しいなか、皆さんの研究への熱意とたゆまぬご努力、学生への誠実さにふれました。こうして、後続の女性の道が開かれていくのですね。
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嬉しさあふれる4日間。ネグロスからのチータ&ジョネルが札幌に向けて、今朝、発ちました。朝早いので、日課のシャワーとコーヒーのみです。
13日からの4泊は、2人は我が家でのステイでした。2人+コーディネートの寺田さんは仲が良くて、互いを思いやり、温かな笑い声がいつも聞こえていました。そうそうこの感じ。2人にとって楽チンだと思っての我が家でのステイでしたが、私がいちばん安らいでいたかもしれません。
お互いの存在が楽しみと安心につながる実感が嬉しいです。こんどはジョネルの家にも遊びにいきたいです。
30周年記念イベントで、未来がよりワクワク感じられるようになりました。応援してくださった皆さまに心から感謝します。
ネグロス30周年イベント。また、さかのぼってアップします。チータが夫に、「いつも私たちを、そして鬼木さんをサポートしてくださってありがとうございます」と。しっかり見られてますね。
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2人を見送ったあとは、岡山市連合婦人会総会に隣席。地域を楽しく安心に導く活動に敬意いっぱいです。
そして、会派会合。夜には、北長瀬に誕生する公園を市民参加でパークマネージメントをしようということについて話を聞きました。市民の皆さんの活発な風は気持ちいいです。