岡山市議会議員/おにきのぞみの虹色通信

〈いのち・みどり・平和〉を大切にする
 政治や暮らしをつくっていきたい。

11月15日 かごしま環境未来館&鹿児島市軌道緑化と屋上緑化/特別委員会視察

2011-11-15 | みどり





 今日から、市議会全体が特別委員会の視察。私は、「豊かな循環型社会構築調査特別委員会」です。

 初日は鹿児島市。はじめに訪問した〈かごしま環境未来館〉は、参加・体験型の環境学習&活動支援施設です。「私たちの暮らしが未来を変える」。子どもから大人まで、つい興味をさそわれて見たり体験するなかで、楽しく学ぶことができる工夫には感心してしまいます。

 館自体のイメージは「緑の丘」。そして、施設全体が省エネ仕様です。例えば、もっとも電気を使うクーラーなどの空調も、地下水と地下熱などの自然の力を使って、同規模の施設の半分に抑えられています。ドーム型に作られた施設の屋上は、写真のように全面芝生でおおわれ、歩いて渡ることができます(^^)。

 天井が高いうえに広く窓がとられ、館全体が明るく、未来が感じられます。施設は市民参加型で作られ、公募メンバー70人による話し合いのなかで出された1000の意見が反映されているそうです。
 そして、これからはここに来ることができない人たちのために外にでていくアウトリーチ活動にも力を入れていきたいとのことです。
 
 



 そして、鹿児島市役所に。「緑の街並み作り事業」の話を聞きました。
 
 鹿児島市内には市電が走り、芝生化により軌道緑化を進めておられます。来年度中には全線8900メートルの緑化が完了するということ。
 芝生軌道は路面温度の上昇をおさえ、夏の照り返しがなくて利用者の皆さんには好評。また、軌道内の接触事故も減ったそうです。緑の道がまちなかを通り、見てて気持ちがよくて、街全体の好感度アップにつながっています。
 鹿児島市ならでは取り組みということで進めておられますが、芝生化やその維持・管理のために、いろんな研究を重ねておられ、芝刈・散水電車も開発していらっしゃいます。

 また、屋上・壁面緑化にあたって市民への助成事業を行っておられます。公共施設への整備も進めておられ、市役所にも施されていました。
 ふと横をみると、桜島噴火の火山灰の袋が積まれていました。近年桜島の活動が活発で、灰がふってくるという鹿児島ならではの悩みが…。洗濯物を干すのにも風向きを気にしながらということ。処理費用は国が半分。市の負担は大きいです。



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