岡山市議会議員/おにきのぞみの虹色通信

〈いのち・みどり・平和〉を大切にする
 政治や暮らしをつくっていきたい。

6月9日-2 ワークショップ「みんなで話そう、わたしたちのまちのこと」

2018-06-09 | みどり







 みどり岡山総会のあと、ワークショップ「みんなで話そう、わたしたちのまちのこと」を行いました。総会のあとにどんな企画を?と話し合ったとき、みんなの想いや意見が聞きたいという大塚愛さんの提案によるワークショップです。話題提供とまとめをしてくださった4人の方はどれも素晴らしく、私たちの日々の暮らしが未来にわたってより安心&豊かになっていくなぁと感じるご提案ばかりでした。参加する皆さんの表情がとてもイキイキとしていて、愛ちゃんと二人、ニコニコと感激をしながら進行をしました。やっぱり私たちの根ざすところは市民活動です。

Ⅰ.延藤裕之くん(エネルギーの未来を考える会。私の横)からは「エネルギーの地産地消」。延藤くんは熊本地震で、お金があっても何もできない現実に直面をしました。共同発電があったら違っていたなぁと思われたそうです。エネルギーの地産地消は、経済・仕事etcも含めての地産地消。地球と太陽があるかぎり、「陽はまた昇る」という名言をプレゼントしてくださいました。

Ⅱ.横田一馬くん(こども発達支援センターばんばん。右上)からは「ハンディがある子が育つ環境づくり」。ハンディとは子どもや家庭にあるのではなく、実は社会との距離がある状態。横田くんは、「一生施設で過ごす入所者の地元はどこ?」という入所施設職員の体験から、町なかの通所施設を開設しました。保護者のこどもへのネガティブな想いから、外出しにくく、孤立する傾向がある家庭も。こどもに地域でよい経験をたくさんしてもらおうと奮闘しておられます。

Ⅲ.中村守勝さん(移動ネットおかやま。愛さん左)からは「地域交通と移動支援」。「修復しないといけない橋や道がたくさんあるのに、なぜ新しい道?」と税金の使い方をまず指摘くださいました(その通り)。多様化する生活交通をわかりやすく解説してくださり、幾つかの自治体や地域で工夫されている実践を紹介してくださいました。そして「一緒に考えましょう」と。知恵と汗の寄せどころです。

Ⅳ.原明子さん(東山つながりキッチン)から「住民参加とまちづくり」。「こども食堂」でいろんな世代の笑顔いっぱいの写真満載での説明でした。こども時代からつながると、その先々もつながっていける。困っているこどもさんいらっしゃいとは言えないし、それでは来ない。高齢者だって一人ぼっちもいる。地域のなかで人と人との温かいつながりを作ろうと楽しそうに話してくださいました。

 小林事務局長が看板に、アマリリスの絵を描いていました。花言葉はおしゃべりということらしいです。参加者はテーマごとに分かれて、いよいよ本番。小林さんの心遣いが伝わったのか、どこも大盛り上がりで、「時間が少ない」(汗)と。温かな空気が会場全体をつつみ、初参加の方も居心地よくお話ができたようです。
 いただいたご意見はこれからに生かしていきますね。ワークショップ、また持ちたいと思います。話題提供をしてくださった皆さま、ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。
 そうそう、横田一馬くんは、横田えつこさんの息子さんです^^。延藤くんは親しい友人の息子さん。私からいうと次の世代で参加者のなかにもいらっしゃいました。皆さんが大活躍してくださったWSでもあり嬉しかったです。



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6月28日 ゴミ弁総会(闘う住民とともにゴミ問題の解決をめざす弁護士連絡会)で深い学び

2015-06-28 | みどり





 今日は、深い学びの一日。びっしりです。「2015ゴミ弁総会」が岡山であり参加をしました。ゴミ弁とは、「闘う住民とともにゴミ問題の解決をめざす弁護士連絡会」の略称です。岡山県からは、高梁・佐与谷産廃処分場、富吉の火葬場、御津の産廃処分場に反対して闘う皆さんが参加をして報告しました。
 全国各地の報告には共通項がいろいろとあり。自然豊かなところばかりです。日本は本当に恵み多いところなんですね。そして、皆さん、粘り強い。今、そして未来にむけて暮らしを守るため、諦めずに貫き通すエネルギーにあふれています。
 日本の環境関係法令は、環境法ではなく事業法(事業者がやりたいようにできる)だという言葉が、あまりにも私の実感にピッタリで、頷いてしまいました。それでも、住民が勝っているところもあり、嬉しい報告もありました。
 ゴミは燃やさないを原則に、そんな仕組みを作っていきたいです。今日のことを元に、7月8月は学びの夏になります。がんばります。





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11月16日 〈クリーンパーク・臨海〉&〈臨海3Rステーション〉/視察2日目

2011-11-16 | みどり





 視察二日目は、福岡市の〈クリーンパーク・臨海〉と〈臨海3Rステーション〉です。

 〈クリーンパーク・臨海〉は、今から10年前に作られたごみ焼却処理施設です。福岡市は個別収集で、夜に集めるということ。交通渋滞がなくて集めやすいそうです。この施設には、一日に約300台のパッカー車が。昼は個人の搬入で100台(繁忙期は150台)。ゴミ収集はほとんどが委託ということです。

 見学者専用通路は、子どもが楽しく学べる工夫がしてあります。毎年、小学校4年生の社会化学習資料として「ごみとわたしたち」が作られ、配布・学習され、見学者は多いということ。「エコッパと学ぼう!こども環境局」という子ども向けウェブサイトも作っておられます。大人がみても楽しいです。6月議会で、私は男女共同参画子ども向けウェブサイトについて提案をしましたが、こちらも有効ですね(^^)。

 ごみ焼却エネルギーを有効利用して発電を行っており、様々な工夫で、2010年度ではこの施設で用いた残りの売電が4億6000万円(13000家庭分相当)ということでした。全体の管理・運営経費が13億円ですから大きいですね。

 写真は、施設内の説明パネルです。韓国・中国、そしてベトナムなど東南アジアからの視察があるそうで、ハングル・中国語・英語での案内・説明表示が行われています。ルビは子ども向けにも外国人にもとても有効です。
 九州新幹線もハングル・中国語のアナウンスがながれ、街なかあちこちで多言語案内表記がみられます。
 
   *        *        *





 併設されている〈臨海3Rステーション〉は、環境について考え、学び、体験できる施設です。企画運営は、市民と協働で取り組んでいこうと、市民ボランテイア団体〈NPO法人エコネットふくおか〉に委託しています。意欲をもって多くの活動を展開しておられ、望ましいなぁと感じました。こちらのホームページも楽しいです。
 家庭ごみ減量は、2015年に向けて策定された減量計画をすでに達成しているということでした。
 
 写真は、布団綿を糸に紡いでいるところ。ストールや洗い布などに変身し、販売されていました。暖かな色ですね。その他、家具や服などリユース品の販売、傘のリサイクルや生ゴミ堆肥など…、多くのボランティアの方がいらっしゃいました。毎日200人以上の方が訪れ、「楽しかった、捨てることないね」と言われるそうです。私も糸紡ぎを挑戦してみたかったです。 

 東日本大震災の被災者の方には、リユース家具や衣類を提供されたり、「燃えるゴミ指定袋」の配布(50枚)が行われています。岡山でもできることではないかと思いました。



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11月15日 かごしま環境未来館&鹿児島市軌道緑化と屋上緑化/特別委員会視察

2011-11-15 | みどり





 今日から、市議会全体が特別委員会の視察。私は、「豊かな循環型社会構築調査特別委員会」です。

 初日は鹿児島市。はじめに訪問した〈かごしま環境未来館〉は、参加・体験型の環境学習&活動支援施設です。「私たちの暮らしが未来を変える」。子どもから大人まで、つい興味をさそわれて見たり体験するなかで、楽しく学ぶことができる工夫には感心してしまいます。

 館自体のイメージは「緑の丘」。そして、施設全体が省エネ仕様です。例えば、もっとも電気を使うクーラーなどの空調も、地下水と地下熱などの自然の力を使って、同規模の施設の半分に抑えられています。ドーム型に作られた施設の屋上は、写真のように全面芝生でおおわれ、歩いて渡ることができます(^^)。

 天井が高いうえに広く窓がとられ、館全体が明るく、未来が感じられます。施設は市民参加型で作られ、公募メンバー70人による話し合いのなかで出された1000の意見が反映されているそうです。
 そして、これからはここに来ることができない人たちのために外にでていくアウトリーチ活動にも力を入れていきたいとのことです。
 
 



 そして、鹿児島市役所に。「緑の街並み作り事業」の話を聞きました。
 
 鹿児島市内には市電が走り、芝生化により軌道緑化を進めておられます。来年度中には全線8900メートルの緑化が完了するということ。
 芝生軌道は路面温度の上昇をおさえ、夏の照り返しがなくて利用者の皆さんには好評。また、軌道内の接触事故も減ったそうです。緑の道がまちなかを通り、見てて気持ちがよくて、街全体の好感度アップにつながっています。
 鹿児島市ならでは取り組みということで進めておられますが、芝生化やその維持・管理のために、いろんな研究を重ねておられ、芝刈・散水電車も開発していらっしゃいます。

 また、屋上・壁面緑化にあたって市民への助成事業を行っておられます。公共施設への整備も進めておられ、市役所にも施されていました。
 ふと横をみると、桜島噴火の火山灰の袋が積まれていました。近年桜島の活動が活発で、灰がふってくるという鹿児島ならではの悩みが…。洗濯物を干すのにも風向きを気にしながらということ。処理費用は国が半分。市の負担は大きいです。



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8月5日 「日本一の自転車王国まえばし」に向けて

2009-08-05 | みどり

   

 前橋市に行きました。写真は市役所前にある「前橋市環境都市宣言」碑の前で。
 前橋市長は、2008年2月の選挙戦のとき、〈自転車振興マニフェスト〉を出しています。地球温暖化対策や健康づくりのために、自転車施策を積極的に推進し、環境都市にふさわしい「日本一の自転車王国まえばし」を作るというものです

 公約にそって推進策等を協議するために有識者らによる「自転車のまち前橋」推進委員会を設けたり、自転車サミットを開催したり。庁内においても組織を横断したプロジェクトチームが作られています。
 前橋市は1999年からサイクリングロードネットワーク整備事業に着手するなど、先駆的に取り組まれているまちです。右写真のように、自転車歩行者道路整備に力を入れてこられたわけですが、この間の取り組みで、「シェア・ザ・ロード(歩行者、自転車、車道を区分け)」の考え方が提起され社会実験を計画中など、更なる自転車振興への努力をしておられます。この4月から、職員の通勤手当が見直され、自動車通勤を減額し、自転車通勤を増額されました

 以前から視察をしたかった前橋市。今回の視察の契機は、この7月から「3人乗り用自転車」(安全性を確保した自転車に幼児2人を乗せる)に助成金をスタートしたからです。7月から、「3人乗り自転車」が、全国のほとんどの自治体で解禁されたわけですが、前橋市は、この動きとの連動ではなく、「3人乗り自転車」が開発されていることを知り、〈こども課〉が子どもの安全・子育て支援として、当初予算をつけたのだそうです。①に安全性、②に送迎時における幼稚園前などでの路駐対応や混雑緩和のため。この自転車は5万円~10万円以上と価格が高いため、「購入費の2分の1に相当する額で、40000円を上限」とする助成です。〈子ども課〉職員の方も、自転車施策についてホントによくご存知。子どもが大きくなってからも長く使ってほしい、自動車から自転車への想いもこめられていますね

 政令市移行で国県道もあわせてデザインできることになった岡山市。自転車に適した地形と晴れの日が多い。自転車施策を積極的に展開していきたいですね

 

 
 

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