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横田さんと久しぶりに一緒に視察に行きました。JHC板橋会(Joint House Cosmos)は、板橋区内に12の特色ある施設等をもち、総合的に精神障がい者の生活と就労への支援事業を展開しています。スゴい(^^)。
まず、その一つである“サン・マリーナ”へ。ニューヨークのファウンテンハウス(写真の絵)をモデルとし、「一人ぼっちにならない、させない」ために、相談事業や友愛訪問活動などの相互支援活動を行います。登録している100名のメンバーの自助活動が基本。昼食は200円。毎日、みんなで仕事を分担して作ります。
自立支援法は障がい者をサービスを受ける存在としたものですが、この事業は互いに支え合い社会参加をしていくもので、板橋区はリハビリテーション事業として運営助成をしています。説明してくださった方もメンバーの一人。自殺も考えていたけどJHCと出会って元気になり、いつまでも通いたいと嬉しそうに言われていました。スタッフではなくメンバーが説明するのもその理念を反映していますよね。説明のための研修もするそうです。
それから、社会就労センター“プロデュース道”へ。3階建て自社ビル1Fがレストラン(写真。憧れの自社ビルです)。ヘルシーなランチをいただき、施設の案内と説明を受けました。川崎福祉大学の学生さんたちも夏休みなどに長期で学びにやってくるそうです。
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最後に杉並区役所。全国で初めて具体的な犯罪被害者支援事業(2006年度~)を行うということで、条例策定にあたっては、その道の専門家をメンバーとする検討委員会でしっかり議論がなされ、その上で事業が展開されています。こうありたいと思います。
担当者は、総合的に対応できる窓口を置くことが一番だと。窓口は、職員1名、嘱託1名、パート1名と全員女性。今年度は啓発に力を入れ、写真は、この9月発行の「広報すぎなみ」犯罪被害者支援特集号です。
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現在、パブリックコメント中の岡山市子ども読書活動推進計画(素案)策定にあたって、広く市民の皆さんの意見をきくために、フォーラムが開催されました。佐々木宏子さん(環太平洋大学教授)がご講演されるということで、前々からお会いしたい方でしたので、楽しみにしていました。
読むだけでは読書にはならない。議論をして、それを第三者に伝えることまでが読書である。日本の読書=「押し付けてはいけない」というなかで、失ってきたものがあるのではないか。押し付けないで、子どもたちがアクティブに関わっていける方法があるはずだ。
その一つとして、フランスの「高校生ゴングール賞」を紹介してくださいました。日本の芥川賞のようなフランスで年1作品が選ばれる文学賞が「ゴングール賞」。おなじ候補作のなかから、高校生達が選びだすのが「高校生ゴングール賞」なのです。お膳立てされた環境のなかで子どもが読書をするのではなく、一人の人間として読書に参画していく視点の大切さを佐々木さんは教えてくださいました。
岡山の読書活動推進計画に対しても、子どもが主体的に参画できる「アクションプログラムの開発と支援」の視点がほしい。様々な課題を突破できる核となる具体的な活動を精選する必要がある。と提言されました。
講演と合わせて行われた実践報告・提言、フロアからの発言。終始アクティブな会で、岡山の読書活動実践の土壌の豊かさを感じました。この豊かさが推進計画に反映されますように。パブリックコメントの期限は延長され、今月いっぱい受け付けられます。