岡山市議会議員/おにきのぞみの虹色通信

〈いのち・みどり・平和〉を大切にする
 政治や暮らしをつくっていきたい。

8月31日 土砂降りのあとに & たんぽぽネットワーク

2010-08-31 | おにき日記


 昨夕からの土砂降り。夏になかった夕立がいっぺんにやってきたようでしたが、皆さん、大丈夫ですか? 津島地域は、お水によくつかるので見て回りましたが、手だてはないものかと思案します。
 今日には、ギリギリまで水がせまってきて怖かったと、ご連絡がありました。今日の11時時点では、床下浸水の報告が12件ということです。
 この4月から、防災管理課がの所管が、消防局に変わりました。こうした災害時の岡山市への連絡は、代表の803-1000か、119に。24時間対応です。 

   *        *        *

 たんぽぽネットワークが、「しょうがい児の教育環境充実について」、岡山県教育委員会への要望書をもとに懇談会を持ち、私も参加をしました。
1.乳児期から成人まで一貫した支援にむけて
2.特別支援学校について(県北に特別支援学校の新設をetc)
3.県立高等学校について(保護者・専門機関との連携をetc)

 いろんな話がされましたが…。例えば、「知的障害のない発達しょうがいの子どもの、高等教育の選択肢が少ない」ということ。発達しょうがいということだけでは特別支援学校には入れない。一方、普通高校へもハードルが高い。
 受験のとき、音が苦手であるとか、初めての場所だと力が発揮できないとか…、一人ひとりの特性で能力が発揮できない場合があるので、このことは、身体しょうがいへの配慮と同様に、具体的に解決できていくことだと思われます。
 また、県では、県内10カ所程度を毎年、発達障害推進モデル高校にしているそうです。現在時点、通算34校。学校での取り組みを報告し合う場ももたれているとのこと。どんな成果が積み重ねられているのか、今後、保護者の皆さんとも共有していくことが必要ですね。
 中学校を出てからの選択肢に思案しておられる方が多いので、しょうがいを持っていない子ども同様に、選択肢の幅を広げる努力が必要だと思います。




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8月30日 ハワイアン・ウェディング & 学校給食/大塚貢さん

2010-08-30 | おにき日記





 あら~と思ったのは、ボクサーの妹のブログ写真。この8月、ハワイに家族旅行に行っていたのは知っていましたが、ハワイアン・ウェディングがメインイベントだったとは…。ブログではじめて知りました。
 結婚して四半世紀…、娘二人に囲まれての写真。みんなピースプルな表情ですね。ところで右端の長女は、私より何センチも背は高いんですよ。ビックなファミリーです。

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 妹は、家事に手抜きをしないのです。〈食〉もそう。娘たちへの毎日のおやつも手作り。朝のパンも毎日手作り。
 私たちの母親が〈食〉を大切に育んでくれたので、私のきょうだいはみんな食いしん坊です。母は、安心・安全な美味しい食材を、豊かでない暮しのなかで手にいれ、工夫をして楽しそうに料理をし、私たちを育んでくれました。学校給食へも関心が高くて、教育委員会にいろんな申し入れをしていましたね。

 この週末の政策研究会のまとめの会で、熱が入っていたのが、「学校給食」がテーマの分科会でした。報告者の報告では足らないとばかり、分科会参加者がどんどん補足(^^)。
 実は、報告者が著名な大塚貢(元真田町教育長/長野県)さんでした。「学校給食を変えたら、子どもたちがこんなに変わった」というテーマ通り、学校給食を毎日米飯にし、青い魚を多く取り入れ、地産地消の低農薬の米や野菜を用いていく。朝ご飯を食べない子ども、そして、肉が多い食生活。PTAで「バランスのとれた食事を」と話しても変わっていかない。ということで、学校給食の改善。資料を読みますと、口で言うは易しで、ご苦労は大きかったようです。そのプロセスもあわせて、〈食育〉が根付いていくことになります。あわせて「授業改善、花づくり」にも取り組まれ、子どもたちは落ち着きを取り戻し、本を読み、学力もあがっていったということです。
 こうした実りある実績に誠実に向き合っていきたいです。



 

 


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8月29日 香川知事選挙/渡辺さと子さん残念! & 自治体における真のセーフティネットを目指すために

2010-08-29 | おにき日記


 香川県知事選挙。応援をしていた渡辺さと子さんは残念な結果になりました。当選の浜田恵造さんは163,583票、渡辺さんは111,646票、共産党の松原昭夫さんは22,895票です。
 投票率が36.92%ですから、「与野党相乗り・天下り候補」批判に、最後の追い風が、今一歩、吹きませんでしたね。もう少し投票率が伸びないと、渡辺さんの当選には手が届かなかったです。
 渡辺さんの選挙は、まったくのボランティア選挙。組織力では雲泥の力関係のなかでのこの得票数は、県政を変えたいと願う県民の希望・声が現れていると思います。新知事には、そのことを心していただきたいです。
 渡辺さんの、実践・実績に裏付けられた説得力ある訴えの声がいつまでも耳に残ります。勇気ある挑戦に大いに励まされました。

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 全国政策研究会二日目の分科会は、「自治体においての真のセーフティーネットを目指すために」に参加。布川日佐史さん(静岡大学教授)による生活保護制度に関する丁寧な報告・提案が行われました。
 自治体において真のセーフティネットをめざすために、生活保護制度には自立支援のためのナショナルミニマムの保障として、①最低生活費、②基盤となる資産、③必要不可欠な社会サービス支援が必要だと。現在の生活保護制度だと、資産(預貯金、自動車、家)が基本的にNGであるが(*正確には、「生活のために資産活用する」が優先だという原則とのコメントをいただきました)、自立を支えるためには必要である。また自立支援プログラムには、就労支援に結びつく具体的なプログラム、社会的なつながりの中で暮らしていくのを支える対人援助サービスなど日常生活や社会生活の自立支援が必要であると。
 ホームレス支援のなかで、「自立」支援について考えてきましたが、確かに、生活保護制度のなかで、こうした実効性のある自立支援プログラムが必要です。全国の自治体で行われ始めていて、具体的には、釧路市で行われている生活保護自立支援プログラムについて、ご紹介いただきました。
 生活保護世帯が増えるなか、自立支援プログラムについて真剣に考えなければなりません。

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 どの分科会も時宜にかなった興味をひくもの。参加できなかった分科会の資料もすべていただけたのはありがたかったです。帰りの新幹線も研究会の続きでした(^^)。たくさんの学びと参加者皆さんから温かなオーラをいただきました。

  
 





 



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8月28日 「みんなで創る、わたしたちの自治」全国政策研究会 in 静岡

2010-08-28 | おにき日記





 8月28日~29日にあった、「みんなで創る、わたしたちの自治/全国政策研究会 in 静岡」に行ってきました。
 写真の真ん中は、静岡市出身の講談師/宝井駿之介さんです。交流会のオープニングは、静岡ゆかりの話が講談で行われました。こんな地域の紹介の仕方があるのですね。主催者・静岡の皆さんの、温かな想い、ていねいな準備が感じられた集まりでした。交流会では、全国各地の議員・市民活動を行っている方々とお話ができて、刺激になります。





 基調講演は、根本祐二さん(東洋大学経済学部教授)による「新しい公共は未来を築けるか?~地域から考える新しい公共とは~」。
 ちょっと難しかったのですが、印象に残ったのは、戦後に公共投資されてきた、現在ある社会資源、例えば公共施設(ハコもの)・道路・橋・上下水道(配管)etc……が、今後、老朽化していくわけですが、自治体は会社のように、先々までの設備投資を考えながらの計画をたてていない(^^;)。
 更新投資計画にあたっては、大幅な財源不足のなかで、地域ごとに社会資本の状況を正確に把握をすることがまず必要。そして、将来の人口減少を見込んで、事業仕分けを行い、更新投資を決めた社会資本に関しては、費用対効果を最大化する方法を考える。
 藤沢市の例をご紹介くださいました。藤沢市では、公共施設の現状・課題を分析した「公共施設マネジメント白書」を作成。そして、地域の皆さんで責任をもった資源の配分を考える「地域経営会議」の設立、公共サービスの提供にアイディアを募集する「公民連携事業化提案制度」を創設されています。
 市民と一緒に、自分たちの公共サービスの確保を真剣に考えるという仕組みは、これからも学んでいかなければと思います。それにしても、「新しい公共」という言葉を聞くたびに、市民の力が安上がりに使われないあり方をとの想いが頭をよぎります。

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 分科会は、飯田哲也さん(環境エネルギー政策研究所)が報告者の「未来を変えるあなたの選択~グリーン電力社会へ~」に参加をしました。
 自然エネルギー政策において、日本は高い技術力をもちながら、ここ10年、世界の流れと完全にかけ離れた状態になっています。欧州再生可能エネルギー協会は、2050年までに欧州のエネルギーを100%自然エネルギーにできるとし、天然ガス、風力、そして太陽光によるものがぐんと伸び、原子力・石炭・石油が減っていますが、日本は、原子力・石炭・石油が増えている。小規模分散型の自然エネルギー供給は、産業経済効果・雇用効果・地域活性化効果をもたらし、GDP指標だけで云々できないとは思いますが、ヨーロッパはGDPを増やしながらCO2を減らし、日本は無策でCO2を増やし、GDPを減らしています。
 自然エネルギーは豊富すぎるほどにある。日本各地における地域での取り組みの紹介もいただきました。






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8月27日 柿渋染ショルダーバッグ & まちづくり推進機構岡山総会

2010-08-27 | おにき日記





 右の柿渋染ショルダーバッグを、コットン古都夢さんで買いました。左はマレーシアのバッグ。私は、布製のいわゆるお坊さんバッグが好きで、幾つかもっていて、夏には愛用します。
 この柿渋染ショルダーバッグは、柿渋染ということにもひかれたのですが、ネパール製のフェアトレード製品です。私は「渋染一揆」にまつわって、青い渋柿から柿渋を自分で作ったりしたものですが、柿渋染の風合いが好きです。日本では、染織家の手による芸術性が高い作品が多く(柿渋染は手間もかかります)、当然ながらそれに見合った価格で、私は小物しか手がでません。ところが…。
 ネパールの農村部には渋柿の木が昔からたくさんあり、JICAの青年海外協力隊の活動の一環として、日本の技術を活かして、その渋柿を利用し、農民の収入向上を目指した柿渋作りが行われているとのこと。ネパリ・バザーロでは、柿渋の洋服・日傘などもそろえておられます。

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 「NPO法人まちづくり推進機構岡山」の総会がありました。必要とされるニーズを的確につかみ、まちづくりに向けてのセンスのよさが光るNPO法人で、いつも勉強になります。
 どの活動も素晴らしいのですが、活動報告を聞きながら気になったのは、「中山間地域恊働支援センター」と「おかやま緑のネットワーク」。前者は、人材育成とネットワークづくりでの支援、後者は、おかやまの木を使った家づくり・住まいづくり、森林保全・地球温暖化防止をめざしておられます。



 
 

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