岡山市議会議員/おにきのぞみの虹色通信

〈いのち・みどり・平和〉を大切にする
 政治や暮らしをつくっていきたい。

5月31日 ホームレスの皆さんへの定額給付金

2009-05-31 | おにき日記

 今日のホームレスの皆さんへの炊き出しのときに、岡山市職員の方がこられ、ホームレスの皆さんへ定額給付金給付の案内(チラシ配布)と相談を受けられました。定額給付金の窓口現金支給にあわせて行われたものです。

  
  今日、炊き出しに来られたのは、南方公園(24名)、城地下広場(30名)。7人の方が相談を受け、岡山市職員の皆さんには、ていねいに対応をしておられました。ホームレスの皆さんへの支給にはハードルがありますが、一人でも二人でもということです。職員の方がホームレスの皆さんから話を聞かれている姿に、感銘を受けているボランティアの方がおられました。また、岡山・野宿生活者を支える会との信頼関係のなかで、相談するホームレスの皆さんもいらっしゃいます。いい形で〈協働〉が行われればと思うのです。


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5月30日 やっぱり大きな奥田さん(ホームレス支援全国ネットワーク代表)

2009-05-30 | いのち・人権



 「岡山野宿生活者支援の会」の総会と、奥田知志さん(NPO法人北九州ホームレス支援機構理事長)による記念講演がありました。会場のウィズセンターはいっぱいでした。2時間という時間を丸まる語り続けた奥田さんのお話。参加者全員、時間が経つのを忘れて、食い入るように聞いていたと思います。
 「ホームレス」=絆を失った人びと。その人たちの「ホーム」になる、人生支援をするという「覚悟」とそのための着実な実践のなかで築かれたのでしょうね、彼の〈大きさ〉には包まれてしまいます。写真の何倍も何倍も大きく見えられる方です。東京であった全国福祉事務所長会議(800人)で話をした帰りだとのことです。厚労省も彼に学ぶべきことが多くあると判断しているのでしょう。
   *        *        *
 たくさんの話をしてくださいましたが、奥田さんたちが行なうトータルな自立支援体制(有給職員43名)においての自立率は94%、自立継続率は91.1%という全国的にダントツの驚くべき数字です。自立率が落ちないのは、困ったときは相談に来れる、来るという信頼関係を築いているから。一方、自己有用感が、自立後、むしろ減る傾向があり、これが自分たちの課題であると。
 二つの理由があり、一つは、支援・被支援の関係が固定化している。二つ目は、がんばっても月収15万円までで、なんのために生きているのか見通しの立たない就労の限界。そこで、今、考えられておられるのが、〈相互多重支援システム〉。フェア・トレードの東チモール・コーヒーを自家焙煎して、消費者に届ける。東チモールの農民にとっても、野宿者だった人にとっても、そして消費者にとっても、互いの自立と支え合いができると。
 なるほど。私が携わってきたネグロス・キャンペーン岡山では、フェア・トレード商品/フィリピン・ネグロス産お砂糖を扱って来たわけですが、キャッチコピーにしてきたのが〈+αの美味しさ〉。そこにもう一つ、〈+α〉を加えるということなのですね。
 ホームレスを生み出した今の地域社会は、復帰したい社会なのか。ホームレスを生まない新しい社会の形成が私たちのミッションだと。人の輪を重ねながら、ともに歩みたいと思います。

 
 

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5月29日 環境自治体会議は元気がでます

2009-05-29 | みどり

  

 環境自治体会議たじみ会議の最終日です。分科会の報告と開催アピール、そして次回開催地の福岡県筑紫市・大川市・大木町(2市1町)へのバトンタッチです。この環境自治体会議へは初めて参加したのですが、9つある分科会報告を聞きながら、だんだん元気が蓄えられていくようで、感動しました。それぞれの現場で実践されている内容と想いがぐっと詰まったものだったからに他なりません。今回の学びが、私も含めて全国で生かされていくことでしょう
 政策のあらゆる分野に環境への配慮を取り入れることをめざす自治体のことを「環境自治体」とし、情報交換や相互交流、研究・実践活動を進める場として創られたネットワーク組織が「環境自治体会議」ということです。57市町村と個人会員による構成です(岡山は残念ながら入っていません)。全国には1800の自治体があるわけですから、多い数とはいえませんが、それでも、リーダーシップのある首長を含めて熱心な職員の皆さんが一堂に介し、何よりも市民の皆さんの参加が活気のあるものにしていました
 多治見での開催ということで、多治見市職員と市民ボランティアの皆さんががんばっておられ、まさに手作り、心のこもった会議でした。多治見市の環境課は女性職員が多いのですね。どんどん登壇されて司会・報告、こちらも何より。次回も絶対に参加!
   *        *        *
 さて、多治見の名物がウナギってご存知ですか? 私はちっとも知りませんでした。多治見は美濃焼の一大生産地です。窯で寝ずの番をしたり重い陶器を運搬したりと、焼き物は重労働。そんな職人たちがスタミナをつけるために好んで食べたのが、多治見の土岐川に泳ぐウナギだったそうです。で、いつしか焼き物の町でウナギが名物となったのだと。
 帰途で駅への道に迷い、香ばしい匂いにひかれてお店に入ってしまいました。備長炭焼のお店。少し甘めのタレが多治見の特徴です。


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5月28日 多治見市での環境自治体会議にきています

2009-05-28 | みどり
 
     

 多治見市で行われている環境自治体会議にきています。写真はリサイクル陶器の原料を作っている工場です。集められた陶器が破砕され、天然原料と調合されて、リサイクル陶器の原料ができます。煎餅を大きくしたような形に固められています。
 器の原料の「土」も長い時間(700万年以上とか)をかけて蓄えた天然資源なのですね。このまま使い続けると、「土」はいずれ枯渇してしまう。不用になったうつわを回収して再生する取り組みが、美濃焼の産地・多治見市で行われています。フィールドワークのあとの話し合いでは、多摩市で、NPO・事業者・行政の協働で、リサイクル食器の活動にとりくむ報告もありました陶器は現在埋め立てゴミ。処分場のコストをあわせ考えると、リサイクルした方が安価ということです。今回、一番の発見でした。
 多治見市は23分別(写真は蛍光灯)。もうじき陶器が加わるということです。倉敷市では学校給食に、モデル的にリサイクル食器が使われている学校があるとのことでした。どこでしょう。
 私は、「ごみ・リサイクル」分科会に参加したのですが、各自治体からは生ゴミ資源化の実践が相次い 
で出され、これからの取り組みの中心になっていきますね。長野県の小諸市ではもう30年にわたって行われていて、当たり前ということ。情報源をゲットしましたので、これから役立てていきたいです。
 写真はフィールドワークで訪れた、「市之倉さかづき美術館」。市之倉は古くから盃を中心に生産されていて、こんな盃で呑んでみたい…というより、小さな盃に魂がこめられ、見入ってしまうステキなコレクションでした。


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5月27日 ワトト・ジャパンの林桃子さん

2009-05-27 | おにき日記

  ワトト・ジャパンの林桃子さんと。ステキな若者に出会い、ハッピーな一日でした。
 11月にウガンダの〈ワトト・チルドレン・クワイア〉によるコンサートを行うため、事前の勉強会と打ち合わせに岡山にきてくださいました。エイズや紛争のために孤児になった子どもたち(ワトト)の村がウガンダには作られていて、〈クワイア〉はワトトのコーラス・グループです。
 林さんのお話を聞いて、コンサートの像がぐっと具体的になってきました。厳しい状況ながら、サポートのなかで希望をもって生きることができるようになったワトトたちと、たくさんのことを分かち合っていきたい。……と力がわいてくる、センスのいいお話を林さんはしてくださいました。
 さて、林さんはデザイナーということ。活字のデザインというのもあるのですね。〈ワトト〉のロゴ。これは〈ワトト〉の方で作られているものだそうですが、なんと、キリン、シマウマ、ライオン…など5種類の動物の色・柄遣いなんだそうです。キリン…との距離感が私たちとはずいぶん違いますね(^^)。…と、いろんな発見がこれからも楽しみです。
 

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