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岡山市議会議員/おにきのぞみの虹色通信

〈いのち・みどり・平和〉を大切にする
 政治や暮らしをつくっていきたい。

3月29日 春 & 精神保健医療福祉フォーラム

2009-03-29 | いのち・人権



 昼には西川添いでお花見。お花は5分咲きくらいでも、お話は12分(^^)。
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 さて、フォーラムは、「一人ひとりが自分の意見をきちんと言い、自分らしく生きたい」というメッセージがいっぱいでした。主催は、スピーカーズビューロー岡山。
 前半は、お二人の大学の教員による「北欧の精神医療と福祉」という講演。フィンランドとデンマークの福祉について、ケア付住居、訪問介護、病院、相互扶助のためのスペースetcの施設紹介を通してのお話でした。当事者のエンパワーメント・自尊心回復・自己決定・対話という言葉がキーワードのように出てきました。
 後半は、「当事者が求める医療と暮らし」。4人の当事者の皆さんが、長期入院中の想い(閉鎖病棟、保護室、医療保護入院制度etc)、地域で暮らすことの課題などを、それぞれの肉声で語られました。「病院の先生には環境が悪くても言えない実情もある」、「障害者にも成長する権利がある。生きるための選択肢を増やしてほしい」etc、〈自己決定〉という言葉には程遠い現実があることを語られました。長年、人権を侵害されてきた実態もあり、失われたものの重みをずっしりと感じるとともに、今を懸命に生き、想いを伝えようとしてくださる皆さんに感銘を受けました。
 入院から地域移行へと精神保健福祉は舵取りの方向を変えていますが、それを支える体制整備は乏しいもので、実態はおっついていません。でも、北欧の話を聞きますと、「Yes, we can」なのです。


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3月28日 万成病院での第60回ひまわりサロン

2009-03-28 | いのち・人権



 毎回楽しみにしている“ひまわりサロン”が60回を迎えました。
 この2月に地域にある京山中学校は、ひまわり寮(精神障害者生活訓練施設)のメンバーらと「心の病気を学ぶ授業」を積み重ねました。統合失調症は思春期・青年期に発症が多いこともあり、ひまわりサロンの皆さんは中学生・高校生への授業を長年のぞんでおられたのです。
 その授業を受けた子どもたちが、一人ひとり想いのこもったメッセージとともに、ダンスと吹奏楽のプレゼント&一緒に踊って歌いました。近いから色んな絆ができていくといいですね。


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3月27日 福岡で外国人女性へのサポートを行うNPOを視察

2009-03-27 | おにき日記

 


 「こらこら、太る~」と声が聞こえてきそうですが・・・。
 これは、アジア女性センターが運営する「アニパニ(anni panni)」というフェアトレードカフェのランチ(タイのグリーンカレー)とケーキセット。紅茶はフェアトレード製品。店内には商品がレイアウト&販売されています。料理は撮ったのにナチュラルでステキなお店の雰囲気を撮るのを忘れました。このカフェでは外国籍女性の語学教室も行われ、就労支援事業として展開されています。
 昨日の久留米市に引き続き、福岡市で「女性エンパワーメントセンター福岡」と「アジア女性センター」というNPOの視察を行いました。どちらも外国籍女性へのサポートを行っておられます。日本語教室と多言語ホットライン(緊急電話)をベースに、DV被害からのサバイバーによる外国語教室も展開中。通訳研修、就労支援、子育てサロンなど、今後の施策への様々な情報を教えていただきました。フェアトレードカフェは、いいなぁ~。


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3月26日 〈えーるピア久留米〉に視察。桜が満開でした

2009-03-26 | おにき日記



 久留米市にある「えーるピア久留米」に来ました。広々とした明るい建物で、男女平等推進センターや人権啓発センターなどが入っている複合施設です。センター前の広場の周りを囲むように桜があり、青空のもと、もうお花は満開で絶好のお花見日和でした。
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 男女平等推進センターでは、DV施策の視察を行いました。「DV被害者相談シート」作成のもと、窓口のワンストップサービスが行われています。児童扶養手当などの行政手続きのたびにツライ話を何度も繰り返さなければならなかったDV被害者の負担軽減、加害者との遭遇回避が目的としてありましたが、行政事務も軽減されているとのことです。センターでは相談内容をもとに「DV被害者支援システムづくり」の調査研究が行われ、他にも有効な施策が実施されています。
 また、久留米市はいち早く、加害者から見つかることを恐れて住民票を異動できないでいるDV被害者に対する定額給付金に相当するお金の給付を単市予算で行ったところです。岡山でも参考にしたいと留意点を教えていただきました。
 久留米市は民間団体との関係を大切にしており、センター内には、民間シェルターを支援する「ぷちトマト」というリサイクルショップ(こちらも民間グループ運営)があり、けっこう運営費の手助けになっているとのことでした。




 人権啓発センターでは、常設展示をまず見学。2002年から学校における部落史の教科書記述が、いわゆる「近世政治起源説」から、ルーツは中世までさかのぼりました。また、一面的に見られていた被差別身の生活が実は多様であり、生産・労働・文化などの豊かな担い手であったことなどへと変わりましたが、常設展示ではこのことを久留米の部落史に即して構成されていました。
 久留米市では、2006年に人権・同和問題市民意識調査が行われています。差別が存在するという認識は66%、自分には関係ない問題だとする数値は64.2%と高い。従来の部落史による見方が根強く存在するという結果も出ており、これらの課題認識をもとに、啓発活動が展開されています。常設展示室も小学校高学年にも分かりやすいものへと、現在、リニューアルを準備中です。
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 DV施策も同和問題解決も、実際にある相談内容や意識調査結果をもとに課題設定を行い、施策が展開されています。行政としてあるべき前向きな姿勢だと好感を持ちました。


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3月25日 こども総合相談所などを視察 & フィリピンの誕生日パーティー

2009-03-25 | おにき日記

 

 今期最後(だと思われる)保健福祉委員会がありました。政令市移行にあたって、4月からオープンする、「こころの健康センター」「障害者更生相談所」、「こども総合相談所」(一時保護所も)の現地視察が行われました。真新しい机やイス等が配置され、気持ちがいいです。写真は「こころの相談センター」(精神保健福祉センター)。
 こども総合相談所(児童相談所)のスペースが広く、一時保護所にも足を運びましたが、他を参考にしていろんな工夫がありました。真新しいことも手伝って、今はまだガランとしていますが、ここに入ってくるたくさんの子どもたちのことを思うと心が痛いです。でも、元気になっていく一歩でもあるのですよね。
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 フィリピン人友人のこどもの誕生日パーティーに少しだけ参加したのですが、右の写真はなんだかわかりますか?フィリピンの誕生日祝いにはこれがついてまわるそうです。マシュマロ&ウィンナー。どういう意味なんでしょうね? それにしてもフィリピン料理は美味しかった(^^)。


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