岡山市議会議員/おにきのぞみの虹色通信

〈いのち・みどり・平和〉を大切にする
 政治や暮らしをつくっていきたい。

11月10日 保健福祉委員会視察3日目/認知症対策「熊本モデル」

2011-11-10 | 議会





 視察3日目は熊本市です。熊本市も路面電車があるまちで、駅前の軌道敷は芝生化されていました。実は鹿児島市にも路面電車があり、中心市街地はずっと芝生化されていました。景観もいいし、ヒートアイランド対策になりますね。





 熊本では県庁を訪れ、〈熊本県認知症疾患医療センター〉の事業を中心に、熊本県における認知症対策についてのお話を聞きました。熊本県は高齢化率が全国トップ。また知事の熱い想いもあり、「熊本モデル」と言われる程に、認知症対策に精力的に取り組んでいらっしゃいます。心底感心しました。対応してくださった「認知症対策・地域ケア推進課」には職員が20人おられるそうで、それだけで意気込みが伝わってきますね。

 認知症疾患医療センターは、地域における認知症疾患医療の中心的役割を担う専門的医療機関として厚労省が設置を進めているもので、都道府県や政令指定都市が指定する病院に置かれます。岡山市ではこの10月に岡山赤十字病院に設置されたところです。熊本県では、基幹型センターを熊本大学医学部付属病院に、県内9カ所に地域拠点型のセンターを置き、早期発見・診療体制の充実、医療と介護の連携強化を行なっておられます。

 たくさんのことを教えていただきましたが、印象に残ったのは、関係者が集って事例検討会を重ね、専門性と信頼関係を深めていること。そして、かかりつけ医を含めて、あらゆる層での人材育成です。
 暮らしのなかの認知症サポーターも、岡山市は9077人(2011.1.31)ですが、熊本県では知事がサポーターになったことを契機に急増し、105,142人と人口比率で2年連続日本一とのこと。職員もほぼ100%がサポーター。認知症にも50くらいの種類があり、早期発見で医療と結びつけることが大切ということ。正しい理解を広げていきたいですね。私も機会があったらサポーター研修をうけようと思います。

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 岡山に帰ったら、とてもお世話になっている方から今年も有機無農薬栽培の新米が届いていました。嬉しくてさっそく炊きました。ピカピカと瑞々しくて、体のなかがきれいになるようです。美味しいご飯と味噌汁で幸せ気分。
 二晩あけていたら、ネコちゃんが甘えて甘えて。パソコンを打つ私の膝の上にのぼってきて、ずっと離れません。これから暖かくていいですね。
 保健福祉委員長としての視察。多くの方に支えていただいて感謝です。
   

 

 



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