岡山市議会議員/おにきのぞみの虹色通信

〈いのち・みどり・平和〉を大切にする
 政治や暮らしをつくっていきたい。

7月31日 市民自治講座「ドイツから学ぶ」はヒット企画でした & 幼保一体型施設「みつの子すこやかセンター」に行きました

2012-07-31 | おにき日記


 


 〈みどり岡山〉の市民自治講座のテーマは、「ドイツから学ぶ」。広島県勢3人による、とてもステキな企画&学びとなりました。感謝!

 写真左から。

 私の横の若者、坂田光永さん(みどり福山)によるお話は、「ドイツ脱原発ツアーに参加して」。
 実は、ここ数日、インターネットに自宅パソコンがつながらなかったためブログを書いていませんが、28日に「緑の党 GreensJapan」の結成大会があり、私も参加。坂田さんは全国協議委員のお一人に選挙で選ばれました。中国地方ホープです(^^)。センスのいいブログ〈市民SOHO 蒼生舎〉はよく読んでいます。
 なぜ、ドイツで「緑の党」が躍進して、全ての原発を廃炉にするということを決定できたのか。彼は、①再生可能エネルギー促進法(制度・しくみの整備)、②市民社会の層の厚さ、③負の歴史とむきあってきた経験。とまとめてくれました。③は、第2次世界大戦の加害者責任追及を行なってきたドイツと曖昧にしてきた日本。今回の福島原発事故への向き合いはいかにということです。

 真ん中の女性は、楠カトリンさん(日独平和フォーラム)。ドイツ出身で広島市に在住。今日は彼女にお会いできたのが最高に嬉しかったです。その隣が、村田民雄さん(日独平和フォーラム、福山市在住)。彼は、私の国際交流・多文化共生・市民活動の大先生で、若い頃は、よく福山に通ったものです。
 カトリンさんは、わかりやすくドイツ社会のこと、日本との違いなどについて話してくださいました。日本は多様性の少ない、ムダの多い社会に思えるそうですよ。仕事の仕方でも、自分で決めない。上司や仲間に相談をして決める。どちらがいいとかではないけど、ムダが多く見えると。「個」「責任」のあり方の違いがこんなところにも現れるんだなぁ。こういうとこにも「脱原発」への鍵があるんだなと、我が身を振り返りました(^^;)。
 日独平和フォーラムも25周年を迎え、NPO法人化をするとのこと。こうしたドイツと日本間の地道な交流が、ドイツから深く学ぶことができるベースとなっています。

   *        *        *

 また今日は、岡山市が今、提案している「就学前教育・保育のあり方をめぐって(素案)」を考えるため、一体型施設の「御津幼稚園・金川保育園(みつの子すこやかセンター)」に行って、ご様子をみたり聞いたりしてきました。保育園内に地域子ども支援センターもあります。保育園も幼稚園も、現場の皆さんの子どもを思う気持ちはアツいですね。
 具体的に一体施設のメリットをどのように生かしているのか。幼稚園と保育園でかなり多くある異なる点、その具体。また、日々、補うあうために工夫している点etcを聞かせていただきました。
 所管が違うとなかなか難しい。よほど現場の声を反映して、具体的に詰めていかないと混乱が生じます。国の制度設計との絡みもでてきますが、ゆえに、〈就実こども園〉では、3歳児以上をすべて幼稚園(2時で帰っても、6時まで園にいても授業料は同じ)にして、扱いを同じにしていたのだと改めて思いました。
 現状の保育園だけみても職員は欠員状態。また、職員会議すら時間確保そのものが大変です。どんな方法を行なうにしても、保留児解消、良質の就学前教育提供にあたっては、総体として職員増が必要ということです。

 



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7月27日 第22回議会改革等推進会議 & 女性管理職職員と女性議員の懇親会

2012-07-27 | 議会


 議会改革等推進会議がありました。
 いよいよ推進会議としての「議会基本条例」(案)がまとまりました。全会派からのメンバーで構成されていますから、意見の違いが当然あるなか、座長がそれぞれの意見を尊重するご努力のなかでの条例(案)です。

 討議のなかで、長井議員が、議会基本条例策定にあたって、「①一問一答式、②議会報告会、③議員間討議」を言葉として盛り込みたいという想いを語り、未だ、岡山市議会では「一問一答式」は試行段階ですが、そのことは付帯意見に付して、会議としては盛り込んで答申することになりました。

 私自身のこだわりは、「①議会報告会、②請願・陳情者の意見陳述、③議員間討議」でした。
 このなかの②。私自身は、市民参加の大切なツールとして、本来は明確に盛り込みたかったのですが、これまでの討議で「必要があると認める場合は、請願及び陳情の提出者等の意見を聴取する機会を設けることができます」と折り合っていました。ところ、今日は、「“特に”必要があると…」と“特に”を入れた案が提案されました。
 どういう時に「認めるのか」と委員長の負担が大きくなるのではないか。運用基準が必要なのではないか。というご意見があるなか、地方自治法124条において、「請願は文書において提出されることを前提としており、委員会の審査も文書を中心に行なわれるものである」という理由からです。
 文書においての提出は、そもそも前提のことです。また、その他のことは討議されてきたことなので、“特に”と輪をかける必要はないのではというのが私の意見。他にも同様のご意見がでるなか、全体で討議され、言葉としての“特に”は外すということに。
 こうした討議を22回重ね、座長・副座長、事務局のご苦労には、本当に感謝なのです。次回、8月7日(火)午前10時(傍聴可)に最終的に確認され、8月10日(金)に議長に最終答申を行ない、議会運営委員会のそ上にあがります。

   *        *        *

 今日の夜には、議会として興味深い会が二つありました。
 一つは、女性議員と管理職女性職員の今年度2回目の懇親会。私たちには、少ない女性管理職が増えてほしいという願いがあり(女性議員もなんですけどね^^;)、議会質問でも必ず取り上げられます。現在の懇親会は行政職・課長級以上(11人)でのものなので、ぜひ、専門職・課長補佐級も含めた全体の女性管理職(157名)での大女子会(女子大会?)をしようという話が持ち上がり、その企画のための会だったのです。思うだけで、元気がでてきそうです(^^)。
 もう一つは、私は参加できていませんが、30代の若い議員の方をパネリストにした「マチナカギカイ」です。テーマは「若い世代が未来に希望を持てるマチヅクリとは?」。
 議会改革推進会議とは趣きを異にしますが、こういう動きもなんともステキです。

 今日も暑かったですね。帰宅してからは、朝、作っておいたアイスチャイを。チャイ用の紅茶に、カルダモン、クローブ、シナモンでややスパイシーに。明日の東京往復の友として持っていきます。することてんこ盛りです。



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7月25日 中心市街地活性化に向けて ~ 高松丸亀町商店街&倉敷・林源十郎商店に行きました ~ 

2012-07-25 | おにき日記





 昨日に続いて今日も、市民ネット視察。テーマは、「中心市街地活性化に向けて」ということで、高松丸亀町商店街と倉敷・林源十郎商店にいきました。どの街も抱えている課題です。
 
 高松丸亀町商店街(高松市の中心商業地区の真ん中。全長470m)は素晴らしかったし、現在進行形。古川・高松丸亀町商店街振興組合理事長から再開発事業について話を聞き、短時間ですが案内をしていただきました。連れていってくださった、市民ネットの若者たちに感謝。楽しさがあり、優しさがあり、安心感・生活感もある。確かに高齢者の皆さんが住みたくなる街です。

 詳しくは書けませんが…。

 郊外に大型スーパーが建ち始めたころ(1985年頃)から、高松市商店街の通行量は減少し始めました。ピーク時の1/2に。一方で、地価の高騰で商店主が町に住めなくもなりました(古川さんが子どもの頃は1000人が暮らしていた街が、調査すると高齢者を中心に75人に)。検討の結果、根本的解決のための鍵は、土地問題と居住者人口問題であると。

 地権者全員が60年の定期借地権の設定に合意をして、地権者共同出資会社「まちづくり会社」に土地を出資。土地の所有権と利用権の分離を行い、個々バラバラの展開ではなく、商店街全体として、必要な施設・業種を適性に配置するテナントミックスを行なうことができる仕組みをつくったのです。写真はその中心となる広場です。

 一方で、居住のための都市機能、安価なマンション(1500人の居住を目標)、診療所、市場、イベント広場・文化ホールなども、現在進行形で整備しつつあり、今後、子育て支援施設、介護施設…。マンションは完売状態だそうですよ(写真商店街の両側・商店の上にマンション)。写真の広場では1年間に市民による(商店街ではなく。サポート体制も作っています)206のイベント。高齢者の足周り確保のため「まちバス」も運行。不採算部門は、5カ所の駐車場経営の収益で補っているそうです。

 とにかく、現行法との調整がとても大変だったということ。「地域の人々が、地域に対して責任を負う本気の覚悟」が必要と、100年先までも見越した民・地域による街つくりです。「コミュニティは大切にできていますか?」「“やる気”より“本気”です」と。

 ちなみに、竣工の終わったA街区(写真)。開発前には年間約400万円程度であった固定資産税が、現在は3600万円を納税しているということ。地域のお金が地域で巡っています。また、計画作りには、そうそうたる専門家をコーディネートしてしっかり検討。
 学ぶことは多いです。今後もみていきたい。

 長くなったので、倉敷市については明日書きます。



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7月24日 「認定こども園/就実こども園」視察 & 西ふれあいセンター来館者500万人記念式典

2012-07-24 | おにき日記




 
 市民ネットでは、この春オープンした、「認定こども園/就実こども園~就実大学・就実短期大学付属幼稚園・保育所」に視察にいきました。

 保育所サイドで水遊びをする子どもたち(0歳~1歳)が、写真に小さくうつっています。新しさだけでなく、完全なバリアフリー、採光やトイレ・水まわり等の使いがって、また園庭へのつなぎ、木やコルクなどの自然素材…も含め、居心地がいい。広々と感じたのは気のせいでしょうか(^^)。保育所サイドは、「大地の地中熱」を利用して、夏は涼しく、冬は暖かくなっています。

 ここは、保育と教育を一体的に提供し、地域における子育て支援を実践する、市内ではじめて認可された「認定こども園」です。幼稚園型です。今は、3歳児までしか入園していませんが、いっぱい。0~2歳児は園長保育も含めて7時まで、3~5歳児は短時間と長時間の利用児に分かれますが、授業料はともに同じで、預かり保育も含めて7時までです。はじめは短時間利用が多かったけど、今では逆転してきているということ。長時間利用児は短時間で帰る子どもを自然にとらえているようです。

 また、2Fは、園児以外の幼児と保護者対象で、育児相談や園庭等の施設開放を週に3回行っておられますが、申込はすぐにいっぱいになるそうです。2Fのお部屋は、OMソーラー設備です(集合写真後ろの屋根部分)。

 職員は、保育士と幼稚園教諭両方の資格をもっているし、大学でも学生は両方履修することができます。いろいろと模索段階のことがあるということもお聞きしましたが、職員一丸となって取り組まれ、また、就実短大・大学と連携しているので、学生ボランティアや教員からの様々なマンパワーが得られるのがいいですね。
 視察も多いとのこと。ご多忙のところ、ていねいなお話をありがとうございました。

   *        *       *



 また、今日は、西ふれあいセンターが、入館者500万人ということで記念式典に保健福祉委員会委員長として臨席しました。500万人目は、小さな子どもとお母さんでした。1998年6月にオープンしてから、着実に地域の人を中心に来館者を延ばしてこられました。これからも保健福祉の拠り所として、地域の皆さんと連携し、より「ふれあい」を深めてほしいです。
 ところでこの風船。土にかえるゴムということです。西ふれあいセンター所長は、この春まで環境局長。いろいろと配慮が行き届いていますね。今日は、保健福祉関連で動いていますが、エコも合わせて学ばせてもらいました。

   *        *        *

 汗がダラダラ流れますね。無性にカレー味のものが食べたくなって、ナスのサブジを作りました。ちょっと色が悪いけど、美味しかったですよ。決めては、レシピに書いてあった人参ジュース。人参をすりおろしてジュースを作り、いれました。簡単ですし、また、作りましょう。ジャガイモをこんどは入れようかな。
 ナスの上にかざったコリアンダーは、我が家の裏庭菜園のものです(^^)//。





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7月23日 市民自治講座「ドイツから学ぶ:脱原発・平和・緑の党」を7月31日に行ないます 

2012-07-23 | おにき日記





〈みどり岡山〉市民自治講座・特別編
テーマ:「ドイツから学ぶ:脱原発・平和・緑の党」
お 話
 *「ドイツ脱原発ツアーに参加して」
  ・坂田光永さん(みどり福山)
 *「日独平和フォーラムの交流から」
  ・楠カトリンさん(翻訳家/広島在住ドイツ人)
  ・村田民雄さん(日独平和フォーラム)
と き:2012年7月31日(火)午後6時
ところ:岡山国際交流センター

 ドイツでは、自然エネルギー推進で原発より遥かに多い雇用を生み出し、緑の党が首長を務める自治体では、数年後にエネルギー自給率が100%に達する見込みということ。先進的に具体的な取り組みを行なうドイツから、学ぶことは多いです。ともに考えてみましょう。詳しくはチラシをクリックしてください。

 雇用のことでいえば、原発は被曝労働を伴います。7月21日付の朝日新聞デジタルでは、「作業員被曝 少なく偽装~線量計に鉛カバー 東電下請け装着指示」と報道。厚生労働省は、労働安全衛生法に違反する疑いがあるとして調査を始めているそうです。ホームレスの方の中には危険な場所で日雇い労働しているという現実もあります。人々の差別的な犠牲の上に成り立つ労働は、私は「労働」とは言えないと思うし、そのような「労働」の上に成り立つ原発はあってはなりません。
 
   *        *        *

 今日は会派会合。代表質問に向けての討議です。まだまだゆっくりモードですが、皆さんのご協力のなかで進めていきます。
 6月議会で「空き家」対策についての議会質問が6月議会に多かったことで、議会のなかで勉強会がはじまっていてます。今日が2回目でした。私も中山間地域における「空き家」のことをとりあげたのでお声がかかり参加。皆さんとは視点の違う質問ではあったのですが、議員間で会派をこえて学び合い、政策に結びついていくのは望ましいことだと思います。
 さて、本年度、岡山市全体で180人の定員増を目指して募集した保育園施設整備ですが、1事業者60人増が決定したそうです。他に申込はなかったということ。「就学前教育・保育のあり方について」(素案)の影響があるか否かは定かではありませんが、保留児解消は大きな課題ですので、真摯な対策が必要です。


 

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