下記エントリ「エンドスウィープと“ナスフリート”」を書いたときに、ウンポコロコさんが「イスラボニータの強さと柔らかさの謎がわかりました(・∀・)」とコメントくださいました
Cozzeneは父祖Grey SovereignがThe Tetrarch4×5、父CaroがThe Tetrarch6×7・6、母Ride the TrailsはCount Fleetの娘Not Afrald(The Tetrarch5×4)とSir Gaylordを通じるThe Tetrarch6×7・8で、Grey Sovereign系でも別格の柔らかさを伝える血
http://db.netkeiba.com/horse/ped/000a001bda/
イスラボニータはこのCozzeneの血を、Millicent(Mill Reefの3/4妹)とRide the Trailsを通じるナスフリート&ナスキロのクロスで増幅し、そこに更にMr.Prospectorからもナスフリートを重ねています
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2011103565/
┌Nasrullah
┌○
┌○
Millicent
│┌Princequillo
└△┌Count Fleet
└△
そこにサンデーサイレンスの血も入るわけですから、チーターのような柔らかいフォームはThe Tetrarch的でありナスフリート的でありナスキロ的であると言えます
Cozzeneの代表産駒スターオブコジーン(アーリントンミリオン)は母母SoonerlandがFleet Nasrullah×Hill Princeなので、ここでイスラと同じくナスフリート&ナスキロのクロスを決めていました
http://db.netkeiba.com/horse/ped/1988109108/
┌Nasrullah
┌Fleet Nasrullah
││┌Count Fleet
│└△
Soonerland
│ ┌Princequillo
│┌Hill Prince
└△
オークス馬ローブデコルテはCozzene直仔で母父がMr.Prospector系Seeking the Goldですからやはりナスフリートのクロス
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2004110114/
Mr.Prospector
│ ┌Nasrullah
│┌○
└△┌Count Fleet
└△
Cozzene×Mr.Prospectorといえば京王杯SCのゴッドオブチャンスもまさにそのものズバリの組み合わせでした
http://db.netkeiba.com/horse/ped/1998102365/
日本でのCozzeneの代表産駒で安田記念と朝日杯に勝ったアドマイヤコジーンはナスフリートのクロスは持ちませんが、アドマイヤコジーンの代表産駒スノードラゴンは母母父がMill Reef系なのでナスフリート&ナスキロのクロス
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2008104268/
Caro3×4、Princely Gift5×5(ミセスマカディー≒ロイヤルサッシュ3×4とも表記できる)、そしてRide the Trails≒Mill Reef4×4、号泣したくなる名相似配合です
アドマイヤコジーンのもう一頭の代表産駒アストンマーチャンは母父がWoodmanなのでやはりナスフリートのクロス、アドマイヤコジーン産駒の獲得賞金5位ブランダムールも母父Woodmanですね
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2004103323/
Cozzene直仔ではBCターフのティッカネンも輸入され、スピード不足でクイーンCのサクセスストレインしか重賞勝ち馬を出せませんでしたが、ティッカネン産駒で最も本賞金を稼いだゼンノスウィング(5勝)は牝祖Satanellaがナスフリートな血脈構成なのです
http://db.netkeiba.com/horse/ped/1997102879/
┌Count Fleet
Satanella
│┌Dante(父Nearco)
└△
└△
└Mumtaz Begum
RivermanはNever Bend×Princequillo×Count FleetですからMill Reefと同じくナスキロ&ナスフリートな血で、エピセアロームの母ラタフィアはCozzeneとRivermanを通じるNasrullahとPrince Johnのクロスで、他にもラターシュ4勝、エクセルサス3勝などを産んでいる有能な繁殖
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2009106383/
┌Nasrullah
┌○
Riverman
│ ┌Princequillo
│┌Prince John
└△│┌Count Fleet
└△
というわけでエピセアロームにはMr.ProspectorやMill Reefを持つ種牡馬を配したいところですが、スカーレットブーケ≒Storm Catのニアリークロスにもなるヘニーヒューズもエエ感じ(・∀・)
モーニンはヘニーヒューズ産駒で母系にCozzeneが入るのはアジアエクスプレスと同じ、この配合はSecretariat≒Sir GaylordとCount Fleetのクロスになるので当然Cozzeneの柔らかさがONになりやすく、だからどちらも渋った東京ダートをストライドで走って強いタイプだと書いてきました
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2012110091/
モーニンは母がMr.Prospector3×4でもあり、よりナスフリートな柔らかさが強い配合といえるし、よりスピードに偏っている配合ともいえるでしょう
エンドスウィープと“ナスフリート”
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/f817e9872a41dc39847b3a27adcc763b
ガヴィオラの跡取り娘ホワイトミーティアの初仔がへニーヒューズで気になっています。
久々のゾクゾク感です。
イージーゴアもですね!
だからコリンシアンも・・・。
それとその影響はクリムゾンセイントにも強く波及したのでしょうか。
ロイヤルアカデミー産駒や母父ロイアカにその手の好走馬が多いような気がしますしターリングアが優秀だった原因のひとつもこれかなという気がしたので。
例によってハズレかなとも思いますけど。
トキオリアリティーみたいなもんで(・∀・)
この牝系が外回り斬れタイプが多いのもうなずけます
私は○でしたが◎がブラックプラチナムなので外れました