「パーフェクト種牡馬辞典」ではステイゴールドも昨年に続いて私の担当になったので、2歳の血統表を順にチェックしながらあれこれ思案してました
ステイゴールド×メジロマックイーン、いわゆる“ステマ配合”の大成功のキーポイントは、Lady AngelaとAlycidonの「Hyperion,Swynford,Pretty Polly」による脈絡にあるのではないか…というのが自説です
つまりステマ配合とは、残りの母母の部分に、ノーザンテーストかノーザンテーストに似た組成のNorthern Dancer血脈が入ってこそ最大限に威力を発揮するのだ…ということで、たとえばオルフェーヴル兄弟はノーザンテースト4×3だし、ゴールドシップはノーザンテースト≒The Minstrel4×4です
そこでTARGETで以下のように検索をかけて、中央に出走したステゴ産駒をふるいにかけてみました
1.母系にAlycidonを持つ
2.母系にノーザンテーストか、ノーザンテーストとニアリーなNorthern Dancer血脈を持つ(ここではThe Minstrel,Far North,Nijinsky,Storm Birdの4つに絞ってみました)
3.牡馬(ステゴ活躍産駒は明らかに牡馬に偏っているため)
この3つのふるいで残ったのが以下の13頭で、Mは母父メジロマックイーン、Nはノーザンテーストのクロス、★は現時点で未勝利馬(獲得賞金順)
オルフェーヴルM,N
ドリームジャーニーM,N
ゴールドシップM
フェイトフルウォーM
マイネルプルートN
フェデラルホールN
リヤンドファミユM,N
ドラゴンレジェンドN
シンネン★
タイアップM,N★
トーセンガリレオ★
マイネルサニー★
ドリームルシード★
つまりステマ配合でなくても、「ノーザンテーストをクロスし、そこにAlycidonを絡めた配合のステゴ牡駒」は、マイネルプルート、フェデラルホール、ドラゴンレジェンドと、3頭とも結果を出しているんですよね~
まあ3の3といっても重賞勝ちは出ていないので、ドクターデヴィアス肌やシンボリルドルフ肌ではメジロマックイーン肌のようにはいかないのだ…ともいえるのですが、ステイゴールドの代ではあまりONになっていなかったノーザンテーストらしさLady Angelaらしさを、産駒の代でいかにONにするか、この方向性の先にステマ配合の大成功があるんじゃないか…というぐらいの裏はとれたんじゃないかと
何度も書いているように、柔らかさとスタミナを伝えるが小柄で少し非力なステイゴールドは、一見するとダート馬かというようなパワー血統の体質の硬い牝馬との配合が成功しやすく、またステイゴールドの持つ頑健な血はノーザンテーストだから、その血をクロスするのが有効である…と
そしてその場合、ノーザンテーストが3×2で持つLady Angelaの血脈構成、HyperionとTraceryとSwynfordとPretty Pollyの組み合わせを、メジロマックイーン→Alycidonやデインヒル→Flower Bowlで増幅すると更に有効である…と
突き詰めていくとそういうことやないかと思うんですよ
┌Swynford
┌○
┌○
┌○
│└△
│ └△
│ └△
│ └Pretty Polly
Alycidon
│┌Hyperion
└△
┌Hyperion
┌○
││┌Tracery
│└△
Flower Bowl
│ ┌Swynford
│ ┌○
└△ ┌○
│┌○
└△
「サラブレ」1月号「ステイゴールド産駒 走る配合のツボ」で取り上げたエフティシリウスは、ノーザンテースト4×3にFlower Bowlが絡む配合ですから(この配合パターンのステゴ産駒は意外なほど少ない)、前走は叩き一変のレースぶりでしたが、まだまだ化けるんじゃないかと注目している馬なのです
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2010103793/
もっさんのエントリーのどこにステマ(ステルスマーケティング)が隠れているのか…
ステゴ×マックイーンですね(^_^;)
サトノキングリーの血統表を書いてて、なんか最近、この血統書いたよなぁ…似てるよなぁ…いやいや、クリソツ!!
ダイワマッジョーレの全弟やないかいっっ!
新年早々、相変わらずボケ倒しのさっさんでした←お~ま~え~は~あ~ほ~か
(^。^;)
今日はオムライスに、もっさんご推奨のカキソテーを作ります(・o・)ノ
(^。^;)いつの間にか記憶がこんがらがってしまいました。
すみません。
ステゴにしろバクシンオーにしろ、ホントノーザンテーストは偉大ですね
アドマイヤコジーンなんかもそうですが、ノーザンテーストが父や母父の時代は、Princely Giftみたいな血を使ってテーストを柔らかくすることで成功したのです
そしてもうこれ以上柔らかくする必要はないところまで柔らかくなったので、またテーストの硬さをONにする方向に揺り戻そうとしているのが、ステゴ黄金配合やバクシンオー黄金配合なわけです
逆にクロフネなんかは牡はパワー型すぎて、芝の活躍産駒は牝に偏っているという
しかもみんなデカイですしね(笑)