「キングヘイロー黄金配合」については飽きるほど書いてきたが

2009-03-31 03:49:23 | 配合論

改めてまとめると、
・キングヘイローはDrone≒Halo≒Sir Ivor3×2・3譲りの、Turn-to+Tom Fool的な手先の軽いスピードで走った馬だが、それを陰で支えていたのが3代母Squanderが持つBusanda≒Better Selfのニアリークロス2×3(War AdmiralとBlack ToneyとLa Troienneの組み合わせ)だった
・だから産駒の代では、このBusanda≒Better Selfに加え、DroneとSir Ivorが持つPrincequilloの血を継続累進することで、Turn-to+Tom Foolの軽さばかりが伝わりがちなキングヘイロー産駒において、底力やパワーの要素を補強することができると考えられた
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2003107045/


ようするにPrincequilloとWar AdmiralとLa Troienneをいじくることが配合のキーで、当然ながらSeattle Slew(カワカミプリンセス)、Caerleon(ローレルゲレイロ)、Mill Reef(ローレルゲレイロ、クールシャローン、ニシノドコマデモ)、Lomond(クールシャローン)、スキャン(ホッコーソレソレー)、Riverman(ムラマサノヨートー)、Miswaki(ヤマタケゴールデン)などと相性がいい
ゴウゴウキリシマは祖母がボールドラッド×シルでここにPrincequilloとBuckpasserがあるのはローレルゲレイロとソックリだし、ヘイローフジも母がBuckpasser3×3で4代母HomespunがRound Table×Nasrullahだから立派な「黄金配合」で、条件馬時代はよく芝替わりを狙った。そういえば一昨年のNHKマイルCは◎ムラマサノヨートー○ローレルゲレイロの黄金配合馬券が本線で、直線は血管が切れるほど絶叫したが、ピンクカメオに夢を断たれたのがもはや懐かしいです…
まあしかし、これだけ配合の型をハメてくる種牡馬も珍しい。ローレルゲレイロとゴウゴウキリシマとか、クールシャローンとムラマサノヨートーの血統表を見比べてみるとニヤニヤしますよ、ホンマに
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2003103122/
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2004100933/

ローレルゲレイロはデビュー前にNETKEIBAのPOG関係の原稿で、「カワカミプリンセスと同じ成功パターンを踏んだ好配合」と取り上げたこともあった。母がCaerleon≒マルゼンスキー2×3で、そこにMill Reefやボールドラッドも絡むから、継続クロスの綿密さはカワカミプリンセス以上だが、ナスキロやTom FoolやLa Troienneのラインの豊富さに対してWar AdmiralはBuckpasser経由以外に引かないし、母の父がテンビーでもあるから、やや非力で平坦指向な部分は根っことしてあると思う(PrincequilloよりBuckpasserが強いヘイローフジが力馬方面に振れたのとは対照的)。伸びのない体型だし、最適コースは東京と京都の1400mだろう。つまり適性的戦績的には、オレハマッテルゼとかぶっていたわけですね…


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3 コメント

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Unknown (ガレ)
2012-04-12 11:18:29
どうすかこれ? 気づくかな?
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Unknown (MJ)
2012-04-12 11:29:31
前に血統表リンクはプレミアムにしちゃダメだってガレさんに怒られたんでなおしときます(^ ^;)
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2010105076/
これですよね?これは「血統屋」でも推奨した馬で、ヤマタケゴールデン+ゴウゴウキリシマという黄金配合ですな~
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反応早いw (ガレ)
2012-04-12 12:35:44
怒ってはないかとw
なるべく非premiumって程度ですけどね。

この馬、牝系もいいし、
藤沢和雄厩舎らしいので、期待ですね。
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