レッドカドーRed CadeauxはスプリンターのCadeaux Genereuxの産駒なのに長いところでしぶといということは、Cadeaux GenereuxはあくまでTudor Minstrel4×5の「HyperionとLady Juror」的な体質脚質だけを伝えていて、Young GenerationやSharpen Upのマイラー的要素は伝えていないとみるべきでしょう
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2006190010/
ちなみにCadeaux Genereuxの「Sharpen UpとShuntungとCrepelloとTantieme」の組み合わせは、ネオユニヴァースの母ポインテッドパスと似てますね~
この馬の血統表を眺めていると、マルチタレントのBlushing Groomの仕切りで、Cadeaux GenereuxとNureyevとLyphardが「Tudor MinstrelとForliとCourt Martialの組み合わせが発現させる、Hyperion+Lady Juror的粘り強さについて」朝まで議論しているという絵が浮かんできます
Cadeaux Genereuxの粘着力がネオユニヴァース的に発現したともいえるし、Tudor MinstrelやForliの粘着力がFairy KingではなくSadler's Wells的に発現したともいえるし、Sharpen Upがスギノハヤカゼではなくマルカダイシス的に発現したともいえる配合で、いずれにしても京都の高速馬場では買いにくいというのが私のイメージ
そもそも香港ヴァーズはSharpen Upの血を引く馬が強いレースで、07,08年連覇のDoctor Dinoは父がDiesisの孫Muhtathir、09年の勝ち馬DaryakanaはSelkirkの産駒、10年の勝ち馬Masteryは母がDiesis×ダンシングブレーヴ×Welsh Saintで、過去5年の勝ち馬のうち4頭がSharpen Up持ち
6月に香港競馬を観に行くので「ヨッシャ芝2400mのレースがあったら、Sharpen Up固めでいったろかい」と一瞬ほくそ笑んだんですが、私が行くのは沙田ではなくハッピーバレーのナイターでした…
いずれにしてもSharpen Upを持つのに中距離で強いということは、大なり小なり「HyperionとLady Juror」的な粘り強さを中距離で発揮しているということですから、ようするに香港ヴァーズはHyperion的にしつこい中距離馬が強いレースで、だからジャガーメイルも毎年好走するのだ…と納得して就寝