栗山求/望田潤監修「パーフェクト種牡馬辞典2024-2025」

11/17,18の血統屋コンテンツ推奨馬の結果速報

2018-11-21 14:16:02 | POG

『望田潤のPOG好配合馬リスト(2018)』で推奨したケイアイターコイズ(牡2歳)が土曜東京4Rの新馬戦(ダート1400m)を勝ち上がりました。

ケイアイターコイズ(牡・父キンシャサノキセキ・母ケイアイデイジー)
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2016100546/
母ケイアイデイジーは葵SなどPOG期間3勝。半兄クインズマラクータも新馬勝ち。叔母クインズサリナはフェニックス賞に勝ちファンタジー4着。フジキセキ×Deputy MinisterでクロスがIn Reality5×5だからダートに寄るかもしれないが、2歳早期から短距離で全開のバックボーンは十分すぎる。(望田)

『望田潤のPOG好配合馬リスト(2018)』で推奨したアクアミラビリス(牝2歳)が土曜東京5Rの新馬戦(芝1600m)を勝ち上がりました。

アクアミラビリス(牝・父ヴィクトワールピサ・母アクアリング)
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2016104899/
クイーンズリングの3/4妹で、モンドバーグの全妹で、仏1000ギニーTorrestrellaの姪。全兄は大井で連勝して再転入も、アクアリングは魅力的な配合の繁殖だし、Riverman4×3だからヴィクトワールピサの牝ならもっと走るだろうという読みで。モンドバーグよりクイーンズリングをイメージしてます。

『一口馬主好配合馬ピックアップ(2017)』で望田潤と栗山求がダブル推奨したレッドルゼル(牡2歳)が土曜京都1Rの未勝利戦(ダート1400m)を勝ち上がりました。

★東京サラブレッドクラブ
父ロードカナロア
母フレンチノワール(フレンチデピュティ)
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2016105188/
牡 募集価格:2000万円
母フレンチノワールはサウンドトゥルーと同じフレンチデピュティ×フジキセキの砂黄金配合で、準オープンまで出世したダート馬。そこにロードカナロアが配されてNureyev5×5とIn Reality5×6のクロスですから、カナロア産駒にしてはわりと締まりの強い体質です。前捌きなどちょっとゴトゴトしているぐらいで、あまり優雅なストライドで走れるタイプではないでしょうが、そのぶんダートOKのパワーも兼備しており、短距離馬向きの筋肉をつけてくる安田隆厩舎にも合ったタイプとみました。芝ダ兼用1400mベストという私の見立てが正しければ、稼ぎ場所には困らない馬でしょう。(望田)
【8月2日追記】
母フレンチノワールは現役時代にダートで4勝。「フレンチデピュティ×フジキセキ」という組み合わせなのでDeputy Ministerとフジキセキのニックスを持っており、繁殖牝馬としても期待できます。「ロードカナロア+フレンチデピュティ+サンデーサイレンス+Nureyev」という配合構成はレッドシャーロット(2戦1勝)とよく似ています。現時点でSpecial牝系とロードカナロアは抜群の相性なので、Nureyevを持つ点はとくに強調できます。母の父フレンチデピュティの影響を感じさせる筋肉量豊富な馬体はスプリンター~マイラーとして大きな期待を抱かせます。牡馬で2000万円ならお買い得といえるのではないでしょうか。(栗山)

『ディープインパクト好配合リスト(2018)』で望田潤と栗山求がダブル推奨したサトノジェネシス(牡2歳)が土曜東京3Rの未勝利戦(芝2000m)を勝ち上がりました。

◎サトノジェネシス(牡・母マルペンサ)
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2016104853/
サトノダイヤモンドの全弟。母マルペンサはR.V.マンシリャ大賞典(亜G1・芝2000m)、フィルベルトレレナ大賞典(亜G1・ダ2000m)などの勝ち馬で、血統表の3/4でHaloとNorthern DancerとNatalma~Almahmoudのラインのクロスを強力に重ねている。兄ほど伸びのある体型ではないが、むしろHalo的機動力で皐月賞を捲りやすくなったという見方もできる。引きつづき推奨したい。(望田)

◎サトノジェネシス(牡・母マルペンサ)
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2016104853/
セレクトセール当歳で落札価格2億8000万円。サトノダイヤモンドの全弟にあたる良血で、本馬を出産後まもなく母マルペンサは死んでしまったので、サトノダイヤモンドの全弟はこの馬しかいない。母は南米アルゼンチンで芝・ダートを問わず活躍し、2000mのG1を3勝(芝1勝、ダート2勝)した名牝。いかにもディープインパクトと相性が良さそうな配合構成で、名繁殖牝馬ハルーワスウィート(ヴィルシーナとヴィブロスの母)と似ているだけでなく、ジェンティルドンナの母の父ベルトリーニと同じ「ダンジグ×アリダー」のLureを抱えている。母方にDanzig、Alydar、Northern Dancerのクロスを持つディープ産駒は、全兄サトノダイヤモンドのほかにドナウブルーとジェンティルドンナの姉妹、ミッキーアイルなどが出ている。あとは気性面だけ。(栗山)

土曜京都10R比叡S グローブシアター(POG・望田)
土曜京都11RアンドロメダS ドレッドノータス(一口・栗山&POG・望田)

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ケイアイターコイズは懇意にさせてもらってる新冠橋本牧場さんの生産馬で、「2歳のケイアイデイジー、めちゃんこPOG向きの血統ですがどうなんすか」「育成場の評判いいすよ!山内先生も気に入ってるようで」ということでリスト入り
これでケイアイギャラリーの子孫は新馬戦[5-2-0-2]、モレイラの人気馬を差し返しての単勝2170円は美味でしたです(・∀・)





牝祖サラトガワールドはComely Nell≒Mark-Ye Wellの3/4同血クロス3×3が光り、他の枝からもミキノドラマーなどが出ていて、Bull Lea的曲飛とコロッした短距離体型とパワー体質を脈々と伝えつづけています
この世代はキンシャサノキセキ×クロフネのシングルアップとケイアイターコイズをPOGと一口で推奨しましたが、シングルアップは次走モレイラで兵庫ジュニアグランプリに挑むそうで、これもダ短距離とみての推奨ですから注目したいです



2歳は好配合のヴィクトワールピサ牝駒が多く当たり年だろうと予言してきましたが、アクアミラビリスはクイーンズリングの下で母がRiverman4×3、これも実に配合のイメージどおりの牝馬で、ミルコが超スローの番手で我慢させて我慢させて
「もう我慢できない…あたしはRiverman娘よ! お願いミルコ先生…トレヴみたいに斬れさせて!」追い出したら10.6-11.1でビュンときましたね(・∀・)





レッドルゼルはデビュー戦はHペースで競って共倒れでしたが、Secretariat≒Sir Gaylordのクロスを持つカナロア産駒で前駆がいい走りですから、次京都芝1400なら勝てるでしょうと一口持ってるウンポさんに言ってたんですよね
母がフジキセキ×フレンチデピュティなのでダート適性も高かったということでしょうが、ただこのぶっちぎりにしても4角持ったままで後続を突き放しにかかっており、やっぱり京都の下りが合う走りではあると思うのでね、次はできれば京都芝外1400で見てみたいなと

サトノジェネシスはサトノダイヤモンドよりHalo的で皐月賞向きとみてるんですが、東京でもエンジンのかかりが遅いように見えるのは、多分に気性的なものというか、ちょっとおっとりしすぎてる気はするのでそのあたりがこれから変わってくるのかどうか、ですかね

さて京都を後にして今日から名古屋入り、移動中にロードのピックは完成させます…もう4~5頭に絞ってはいるんですよね

コメント (1)
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