府中牝馬は60.6-12.1-11.4-11.1-11.4というスローの上がりの競馬になったので、先行したマイラー2騎、京都牝馬S勝ち馬クイーンズリングとダービー卿CT勝ち馬マジックタイムで決着
スマートレイアーもその直後から追い出したんですが、もうこの馬はしぶといHyperionオバチャンになってるので(まるでホエールキャプチャの6歳時のようだ)、今はあそこからビュンと鋭く斬れて前を交わすほどの脚は使えない
私もスローの前残りとみて◎アスカビレンで打ってみたんですが、前走差しに回って勝ったとはいえ、母父スプリンターのブラックタイド産駒ですから本来は先行前受けのほうが味がある配合で、最後ジワジワきてましたがあれがベストの競馬ではないだろうと
ピッチ走法のシャルールは東京の直線は長いのでスローに落としてごまかしたかっただろうし、それは番手のシングウィズジョイも同じで、ノリと田辺の思惑が一致すればそらスローに落とせるだけ落とします
そういう雰囲気を察知して前につけてきたのがミルコとルメールだった、という府中牝馬Sでした
◆秋華賞雑感
2着パールコードの配合のポイントは以前にも書いたと思いますが、母母Beautiful PetがFleet NasrullahとAlbumを通じるナスフリート(NasrullahとCount Fleetの組み合わせ、The Tetrarchのクロスになるので柔らかさを伝える)のクロスを持つこと
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2013105648/
ヴィクトワールピサ産駒はわりとパワー体質に出ることが多いので、Mr.Prospectorの母Gold Diggerが持つナスフリートに、Fleet NasrullahやMill ReefやRivermanやCozzeneといったナスフリート血脈を合わせてやるのが有効なのです
アジュールローズ…Riverman
ナムラシングン…Mr.Prospectorのクロス&Cozzene
ジョルジュサンク…Mill Reef
話は変わりますが、「馬体重420キロ以下のディープインパクト牝馬」に芝で乗ったときの騎手ランキングを出すと、下記のように福永祐一がなかなか優秀な成績なんですね~(ヴィブロスとジョワドヴィーヴルでG1も2勝)
福永[9-8-9-18]連対率39%、複回値121
武豊[5-2-3-7]連対率41%、複回値160
戸崎[5-0-1-14]連対率25%、複回値48
蛯名[4-2-5-12]連対率26%、複回値100
北村宏[4-0-6-12]連対率18%、複回値82
四位[3-0-0-7]連対率30%、複回値82
ルメール[3-2-1-11]連対率29%、複回値58
川田[3-2-3-12]連対率25%、複回値75
ミルコ[3-0-2-11]連対率19%、複回値54
川須[3-0-4-10]連対率18%、複回値165
騎乗数10以上で3勝以上をあげているのはこの10人ですが、そもそも祐一は騎乗数44も図抜けて多く、小さなディープ牝馬を上手に乗るので継続騎乗が多くなるというのもあるのでしょう
ここから先は皆さん考えていただきたいですが、私がよく言う「祐一がG1でガツンと持っていかれる馬は、それだけエンジンや加速が物凄いということを示してもいるのだ」というのと裏表のデータでもあると思うのですよ
ちなみにランク外では、吉田隼人が[1-0-1-24]複回値19、1人気を[1-0-0-4]と飛ばしまくっていてなかなか低調(←とんだとばっちり)
今日は札駅近辺でいろいろ雑用済ませて、久しぶりに鉄の爪オバチャンとこ行って、それから日高町方面へ…明日は繁殖セールに顔出してきます