花と緑を追いかけて

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いっぱいの主婦の日記です

新緑の丹沢「大野山~丹沢湖」その2

2007年04月18日 | 山シリーズ

大野山頂上から牧場越しに丹沢連山を望むと、正面に「檜洞丸」の山稜が見えていました。
6月初旬のシロヤシオの咲く季節に登った事があります。
ツツジロードと呼ばれる登山道は、新緑の中に白のヤシオツツジと赤いバンドウ三つ葉ツツジが見事で、感激しながら歩いた思い出があります。

左側のゴツゴツした所が「犬越路」
クサリを使ったりしながら箒沢に下り、丹沢湖に出たはず・・・
「そうすると写真中央奥の三角形の山は丹沢主脈の塔ノ岳?それとも大山?」
「ヤビツ峠から塔ノ岳~丹沢山~蛭ヶ岳と、7時間かけてヘロヘロになって歩いた5~6年前の春が忘れられないわね」
「あの時から、体力の限界を徐々に感じ始めたような気がするわ」

そんな思い出話をしながら持ってきたオニギリを食べました。
風は爽やかですが、さすが標高があるだけに冷たくて、ポットの熱いお茶が美味しい

頂上の白いオオシマサクラが満開で目を惹きました
前回4月29日の山開きの日に登った時はヤマザクラも満開になっていて、ここにたくさんの模擬店が並び、牛乳が無料で配られ、即席の舞台も作られていました。
ポンチョ姿の数人の中年男性グループが南米音楽を演奏していたのを覚えています



晴れ渡った大野山の頂上で、富士山とサクラを眺め、とん汁をすすりながら聴いた「コンドルは飛んでいく」のメロディーは未だに忘れられませんね。
あの日と違って、今回は人も少なく静かな静かな中に白いサクラが咲いていました。




頂上には、車椅子でも使用できる立派なトイレも出来ていて・・・
ファミリーやお年寄りづれでも楽しめる「大野山」です。


南側に目を移すと、今年の冬に登った箱根の金時山から明神岳の稜線も見えています。
そして、北側の眼下にはこれから下って行く「丹沢湖」が光っていました。

前回は南側の牧場の中の道を急降下してから樹林の中を歩き、JR御殿場線の「谷峨駅」に出ましたが(ほとんどのハイカーはこの南側のコースを選ぶようです)、今回私たちは反対側の丹沢湖・三保ダムを目指します。
マップタイムは2時間半・・・

来た道を少し戻り、犬クビリの大きな標識を見てから北側の「三保ダム」方面の林道を下ります。


30分ほど歩き、林道が途切れた所から(その先にも新しく続きの道路が工事中でした)標識に導かれて登山道に入ります。
三保ダムまではおよそ5KM・・・
杉林の中アップダウンを繰り返し、いい加減ウンザリした頃「秦野峠分岐」に到着です。
芽吹き始めた新緑の向こうに、丹沢湖の湖面が青く見えていて
思わず歓声を上げてしまいました


ここからは滑りやすい急降下が始まります。
更に痩せ尾根が続き慎重さが要求されますが、左手に大野山からのトレイルを見ながら、新緑のトンネルの中を下るのは気持ちが良いものです
お花がないのがちょっと残念ですが・・・

疲れがピークに達した頃、クサリ場が現れて、さすがに私たちも無口になっていました
無事に下ると今度は登り返しの長い階段が続いて・・・


小さな山を越えるとようやく「三保ダム」に到着です
丁度3時でした。

途中山中ですれ違ったのは30代の一組の男女のみ、私たちの前後には誰も歩いていませんでした
「思ってた以上に、歩き応えのあるコースだったわね」
「登りはハイキングだったけど、下りのこのコースは完全に登山だわ。子連れは無理ね」

湖の周りのサクラが見頃でしたが、新松田行きのバスがすぐにやって来て、ゆっくり鑑賞をする間もなく車上の人となりました

小一時間バスにゆられて、新松田駅に着いたのは4時近く・・
朝8時50分のバスでここを出発して7時間、山仲間と過ごした楽しい楽しい休日でした

※詳しいバスの時間は「富士急バス松田営業所」にお問い合わせ下さい。
      0465-82-1361

コメント (16)
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