大鹿村の鳥倉林道入り口近くの山の斜面に、この日の宿はありました。
こちらが主人の友人お薦めの、やすらぎの宿「蔵宿・右馬允」(うまのじょう)です。
大きくシッポを振った黒芝のワンちゃんに出迎えられました。
すぐそばでニワトリも鳴いています・・・
今回の旅はこの宿に泊まるのが第一の目的でしたが、途中の山々や新緑があまりにも綺麗だったので、メーンの記事がすっかり後になりました。
品の良い着物姿の女将さんに一階の二間続きの和室に案内されました。
縁側からすぐに自然豊かなお庭に出られます。
女将さんが入れてくれたお茶が美味しい事
本物の「南アルプスの天然水」を使っているらしい・・・
お部屋からの眺めは、まるで自分の故郷に帰ってきたような郷愁を感じる風景です。
庭に建てられている蔵は180年前のもの
家屋は大正時代に火事にあい、今の建物は大正8年に建てられたそうです。
床の間には後醍醐天皇の8番目の王子「宗良親王」の歌を詠んだ掛け軸がかかっていました。
どうやら大滝村には、この宗良親王の悲しい歴史があるらしい・・・
掛け軸の前には、小さな備前焼の花瓶に野の花が活けられていました
ここは一日限定2組しか泊まれない、山あいに佇む静かな静かなお宿なのです。
詳しいことは→こちらをご覧下さい。
お庭のモミジにはたくさんの赤い羽根が付いていて、日の光に照らされて輝いていました。
去年、私はこれをお花と間違えて、おーちゃんに羽根の付いたタネだと教えてもらいましたが・・・
今回もお花と間違えそうなくらいに赤く華やかに、新緑のモミジに彩りを添えていました。
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モミジの羽根のヘリコプターを、マウスオンでご覧下さい
私は美味しいお茶をいただきながらいつまでも、お庭を眺めてぼんやりとしていました。
まるで田舎の従姉妹の家にでも遊びに来ているような、そんな気持ちになっていましたね。
(温泉入浴の希望者は、近くの小渋温泉「赤石荘」の大浴場が送迎付きで利用できるそうです)
広さも家庭風呂を一回り大きくした程度・・・
大きな窓を開けると、ハーブが浮かんだ湯船から中庭のモミジがすぐそばに見えています。
苔の緑も目に優しくて、温泉でなくても充分満足しました。
正面の窓を開けると、蔵の屋根の左側に「赤石岳」が見えていました。
湯船に浸かりながら見る南アルプスに感激します。
但し湯船から出たときは用心のために窓を閉めましたが・・・
お庭の周りには、たくさんの野の花が咲いていました
お楽しみがまだまだたくさんありそうな宿でした。
モミジの実がにぎやかですね。
分杭峠と中央構造線のお話とってもお勉強になりました。
山歩きをされながらご夫妻でいろんなことを見聞きされていて
羨ましい限りです。
本当にお幸せな毎日をお過ごしですね。
日本のみならず海外までも精力的に行動される原動力がご夫妻のこの山歩きが原点にあるんですね。納得です。
私たち日本人が忘れていた、古い日本の山里の生活がタイムスリップのように蘇るやすらぎの「宿」でした
主人も私も実家は東京と横浜なので、いわゆる「田舎」を持っていません。
ですからここを我が田舎だと思って、息子一家も誘って、時々訪ねて来たいものだと思ったくらいです。
唯ちょっと遠いのが難点ですね
ご友人を訪ねたついでに、足を延ばしてみるのが良いかもしれませんね。
山で知り合い結婚した我ら夫婦ですから、自然の中に身をおきたいという感性は似ているので、今回のような旅のスタイルは年に何回かはやっています。
パースから出かけた、あの青い海が素晴らしかった「エスペランス」への旅も、今回の旅と気持ちは同じでしたね。
年々寄る年波には勝てず、山歩きが少なくなった分、このように車で出かけることが多くなりました。
主人の口癖が「元気な内に、やりたい事をやっておこう」なんですよ。
そのために56歳で脱サラして、今の道(植木屋)を選んだと申しております。
私も30代で何度も入院生活を繰り返し、一度は死の淵も見た経験がありますから「人間明日が必ずある保障などないんだ。
やりたい事は出来るうちにやっておこう」とつくづく感じましたので、主人のポリシーに合わせています。
でも・・・
山も旅も「体力・気力・財力」が要ります。
この中の1つが欠けてもどうにかなりますが、2つ欠けたと自覚した時は、もう諦めざるを得ないでしょうね
今が一番幸せと思って、やれるうちは行動していきたいと思っています。
縁側からみるお庭、お風呂からの景色、
遠くに「赤石岳」と、いうことなしですね。
こういうお宿なら、やカラオケは必要なし、ですね(笑)
一日二組とは、贅沢~~
夫は釣り好きなので海を好みますが、
私はやはり山々の景色がいいですね
初めて知りました。
そう・・・子供時代、お屋敷の広いお宅に寄らせていただいたような気分というのでしょうか・・・
時代を経たもの触れるだけで、なぜか懐かしく心やすらぐものがありますネ
naoママさんご夫婦は趣味が一緒、そして価値観も同じ・・・充実した生活の日々を過ごされていらっしゃいますネ
団塊の世代の理想のカップルでは・・・
一方我が家は・・・ おのおの好きな道を・・・あっち向いてホイ・・・といったところでしょうか
お互い元気で何よりありがたいというところではありますが・・・
いつも山のステキなお写真を見せていただきありがとうございます。それにしても登山が趣味とはいえ、山の名前を覚えていらっしゃるのには、ホントにすごいと思います。感心しきりです。
ドライブ旅行はオーストラリアでも行きましたが、こう何もかもが180度違うと言うのも圧巻ですよね。
今回の旅でますます日本が好きになりました。
シットリとした空気、萌黄色に輝く木々、雪を抱いた山々に名水、そして歴史ある建物・・・
この地方の名主の家だったという宿では、良い触れ合いも出来ました
大勢で行く旅行は、温泉の大浴場やカラオケコーナー、バーなどの施設がある大型ホテル方がそれぞれの楽しみ方に合わせられますが、親しい友人や夫婦で行く場合は、このようなシットリと落ち着いた宿も良いものですよ。
夫婦が何もかも一緒というのは、結構しんどいものです。
それぞれに自分の世界があり、一つか二つの共通の趣味をたまに夫婦で楽しむくらいが丁度良いものだと思います。
我が家は見るTVや本なども全然違っていて、それぞれが自分の部屋にこもっている時間も多い感じですよ。
主人の友人に薦められたこの宿は、2人とも気に入りましたが、意見が合わないことも多々ありますよ。
主人はS18年生まれです。
団塊の世代よりは少し上なので、夫婦は同志、パートナーと思うには「男のこけん」なるものを気にする年代です。
山などで私の方が足が強くてリードしたりすると面白くないみたいで、ゴチャゴチャ言い出します
まぁ~それでもケンカしながらも、友と行くよりは気楽ですね。
年とともに「気楽が一番!」と思えるようになりました
shoukoさんのお宅も、年に一度のご夫婦での海外旅行を続けていらっしゃるではありませんか。
そのくらいで丁度良いと思いますよ
行動する事もなかったのですが、社長職を退いてからは、
助け合わなきゃやっていけない販売の仕事をともにやるようになり、お陰様で、何とか仲のよいnaoママご夫妻の足元に
やっと追いついた感じです。
今回も旅行を終えて、改めて海外に行く時は「夫が一番」と
思いました。気楽ですものね~。
それにしても、よくマア、naoママは山の名前から、花々の名前から、よく御存知で、びっくりデス。
夕方、二人で、安久津八幡に散歩に行ったのですが、
花の名前、二人とも全くわからず、苦笑いしちゃいました。
明日から、3日間、山形市で仕事です。
それが終わると、大阪にチョット長めの出張・・・
私に気遣って、24日から28日まで、京都、奈良の旅行の計画を立ててくれました。
優しい旦那さんです。(苦笑)
2月に亡くなった友人の事を思うとき、
今を大切に生きなきゃと、いつも思っています。
先の事など、だーれもわからないものね。
お互い、体に気をつけて、
気楽な人と、少しでも長く一緒にいられるように
頑張り?ましょうね。
やすらぎの宿「蔵宿・右馬允」ですか。
素敵なところのようですね。
新緑、いいものですね。
ゆっくり、くつろがれて、良かったですね。
雰囲気、伝わってきました。
さて、クマガイソウの写真を1枚マイブログで紹介の件、了解しました。
どうぞ、ご気軽に。。