花と緑を追いかけて

山を愛し、花を愛し、旅と
映画とパソコンと、好奇心も
いっぱいの主婦の日記です

私の家庭菜園と、名作「ジェーン・エァー」

2012年06月26日 | 映画、観劇


久しぶりに梅雨の晴れ間が広がりました

我が家の庭の紫陽花は、そろそろ盛りが過ぎましたが
借りている畑の周りのガクアジサイがまだまだ綺麗です



利き手の甲を骨折して50日が過ぎました
ヨガやリメイク教室などのお稽古事もお休みし、友人達とのちょっと気どったお食事会もパス・・・

家事も最小限しか出来ませんので暇なのですが、自治会の仕事で何かと落ち着きません。

五つの自治会が集まった連合自治会主催の「夏祭り」に向けて、毎週日曜日に会議があります。

それと並行して、我が自治会主催の秋の「バス旅行」の計画もたてなければなりません。

文化部6人がしょっちゅう集まり、行く先を検討し・・・
各旅行社に見積もりを頼み、それぞれの説明を受け、電卓片手に計算し
予算内に納められるかどうかが頭の痛いところです



借りている畑に植えた「トマトのお花」です。

夏野菜を植えつけるゴールデンウィークに骨折して何も出来ず
今夏の我が家庭菜園は淋しいかぎりですが・・・



主人も腰を痛めて畑作業は消極的でした。
でも、採りたての新鮮野菜の美味しさが忘れられず、トマトとキュウリの苗だけは植えてもらいました。



こちらは「キューリのお花」です。



もっかキューリは毎日3~4本収穫し楽しんでいます。

自治会役員のお仲間にも配ったら、倍になって返って来ました



「包丁が持てないと聞いたので・・・」と、ドレッシングにつけたパリパリお野菜が
山のように届きました。嬉しいですねぇ~

手を骨折して「弱者の気持ち」が良く分りました。

一日おきに、ザックを背負って歩いて買い物に行きますが、
会計が済んだ商品の入ったカゴを台まで運んでくれる店員さんが、二人に一人位はいますね。

中にはレジを打ちながら袋に入れてくれる店員さんもいらっしゃいます。

ご近所三ヶ所のスーパーを利用していますが、お店の教育の違いではなく
それぞれの個人の人柄の違いと感じます。

私は今まで弱者に対して親切だったか
そのような反省も含めて、今回の怪我はそれなりに意味があったと考えられますね。

老後対策の参考にもなったような・・・???



朝、仕事に行く前の主人にキューリを切ってもらって・・・
我が家の今年のお漬物はヌカ漬けではなく、簡単にできる「塩麹」を使って作ってみました。

昨日も2人で、主人が仕事先でもらってきた1,5kgの梅で「梅酒作り」

歳とともにこうして夫婦助け合って、二人で一人前となっ行くのですね。
実感です



畑の周りにはたくさんの「ドクダミ」が咲いています。

友人から、歳をとっても大事なのは「キョウイク&キョウヨウ」と教わりました。
漢字で書くと「今日、行く」&「今日、用」・・・

そう考えると、自治会の仕事も私にとってはプラスなのかもしれませんね。



こちらは「ヒメジョオン」でしょうか?

昨日の診察で「来週の月曜日にギブスをカットして、レントゲンを撮りましょう」と、
医師に言われました。

嬉しさよりも「今度も骨が着いていなかったらどうしようと、
不安ばかりがよぎり、すっかり自信消失しています


              

ひと様には「家に閉じこもっていては駄目、まずは出かけて気分転換を計りましょう」と
日頃から言っている私。。。

以前から観たかった映画「ジェーン・エァー」を観てきました。



前回、30分前に行き、満員で観られなかったので・・・
「今度こそは絶対に」と、1時間半も前に行き希望の席をゲットしましたよ。
95%くらいの入りでした

ご存知、英国のブロンテ姉妹で有名なシャーロット・ブロンテの名作です。

伯母のもとで惨めな日々を送る十歳の孤児ジェーン・エア孤児院に送られ、18歳で家庭教師となる・・・

行った先はロチェスター家、館の主人はほとんど留守・・・
ある日突然帰宅したロチェスターに、惹かれていくが・・・

中学時代に少年少女版の「ジェーン・エァー」を読んで感激し、
20歳の頃には、翻訳本がボロボロになるまで何度も読み返しました。

本を読みながら、私もジェーンと一緒にロチェスター氏に恋をしたようです

ロチェスター氏とジェーンが初めて出会う場面、その夜かわした言葉・・・
そして氏がジェーンに求婚する場面など・・・
あれから40年以上経っても、小説の中の言葉は断片的に覚えているものですね。

私にとっては3度目の映画「ジェーン・エァー」ですが、
今回が一番原作に忠実で、ヒーローもヒロインもイメージにピッタリでした。

2012年度のアカデミー賞・衣装デザイン賞にノミネートされているそうです。
予告編はこちらでご覧下さい

20歳過ぎの頃に観た1943年度版のリバイバル作品は、ジェーン役はジョーン・フォンテェーン
ロチェスター氏が名優オーソン・ウェルズ
美しすぎるジェーンと、オジさん過ぎるロチェスター氏に違和感がありました。

その後、スザンナ・ヨークとジョージ・C・スコットの1970年度版も観ましたが、
原作を読んだ時の感動とは程遠いものでした。

でも今回は、バレー出身のミヤ・ワシコウスカの聡明で芯の強いジェーンと
強さと哀しみを併せ持つマイケル・バスベンダーのロチェスター氏はピッタリだと思いました。
(観る側の、年代の違いもあるのでしょうが・・・)



主人が持っていた世界文学全集の中に「ジェーン・エァー」がありましたので
今回40数年ぶりにひも解きましたが、私が読んだ本と訳者が違う



その上、ご覧の通りの二段の細かい活字



改めて、昔読んだ本と同じ大久保康雄訳の文庫本を買いました。
バッグの中に入れて病院の待ち時間などに読んでいます。

薄幸の少女時代を過ごしながらも世に出てから、持ちまえの深い知性と愛情により
幸福を掴む女性を描いた、シャーロット・ブロンテ原作の恋愛小説です。

妹エミリー・ブロンテの「嵐が丘」の方が文学的には高いのかも知れませんが・・・
私は同じようなヒースの茂るイギリスの荒野を舞台とした作品ながら
こちらの方が人間的で温かみがあって、好きな作品です。


恋愛ドラマと言えば、今夜一週間遅れとなった「はつ恋」5話が放送されましたが
思いがけない展開に、ただただビックリですわ







コメント (27)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする