花と緑を追いかけて

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いっぱいの主婦の日記です

ジャワ島へ・「ボロブドゥール仏教遺跡」その1

2009年03月20日 | バリ島紀行

今週は暖かい春の陽射しが続き、我が家の庭の「ハクモクレン」があっと言う間に咲きだしましたが・・・
生憎「春分の日」の朝は風が強く、その上激しい雨が降りだしました。

雨はお昼過ぎに上がり、カメラを持って庭に出てみると、雨に打たれた白い花びらは全部が開ききっていました。

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前日に見たときはまだ蕾みもあったのですが・・・マウスオンで比べてみてください
これでひと風吹けば、あっと言う間に散ってしまうことでしょう


もう花びらの先が傷み始めていますね。
「花の命は短すぎる!」と、何だか私も妙に焦りました

             



さて「バリ島」3日目はお隣の「ジャワ島」に飛んで、世界文化遺産の「ボロブドゥール仏教遺跡」と「プランバナン寺院群」見学の日でした。

こちらが「インドネシア」の地図です
「バリ島」は、首都ジャカルタを擁する「ジャワ島」のすぐお隣にチョコンとありますね。
さてここで「インドネシア」という国のお勉強です。

インドネシア共和国の面積は日本の約5倍。
思っていた以上に広い国で、6つの大きな島と1万7500あまりの島から成り立っています。

人口は約2.28億人(2008年)で、中国、インド、米国に次いで世界第4位の人口。
大半がマレ-系で、中国系は約3%。
総人口の約6割が、全国土面積の約7%に過ぎないジャワ島に集中しているそうです。

宗教はイスラム教88.6%、キリスト教8.8%、ヒンズ-教1.7%・・・
世界最大のイスラム人口を有しますが、特にイスラム教が国教と決められているわけでもないようです。



まだ夜が明けやらぬ4時50分に、スーさんがホテルのロビーに迎えにきました。
夜半から風雨ともに強く、空港に向かう道路は川のように水が溢れていました。
こんな早朝から、ドライバーさん共々ご苦労様です。

「ガイドの仕事があるから、病気の母親を田舎から呼んで家族も養っていけるのです。ありがたい事です」と・・・
それでも世界同時不況で、日本からの観光客は3割減だそうです。

朝ごはんはホテルが用意してくれたお弁当
空港の搭乗待合室で、パンとゆで卵と果物をパクつきました。
同じように、各ホテルのお弁当を食べている日本人観光客が十数組は居たでしょうか・・・

朝の6時過ぎ、ジャワ島の「ジョグジャカルタ」行きの小型飛行機に恐る恐る乗り込みました。
幸い風雨も収まりつつあり、少しホッとしましたが・・・

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民族衣装姿のスッチーさん、上原さくらちゃん似の大きな瞳が印象的でした。
腿の上まで切れ込んだスリットスカートに、殿方はクラクラきていることでしょう
マウスオン、近づいてきた眼下の学園都市「ジョグジャカルタ」の景色も合わせてご覧下さい。


一時間ちょっとで、ジャワ島の古都「ジョグジャカルタ」の空港に到着です。
バリ島の空港よりも更に小さいローカル空港でした。
空港のトイレが和式にそっくりで、ハテナ?ハテナ?状態になりました

私と同じようなトルコブルーのポロシャツを着た40がらみの女性ガイドさんが迎えてくれました。
「私のお父さんはアラブ人、お母さんは中国人、私はマルタ諸島出身で名前はエフィー」と自己紹介。
そして私の顔を覗き込んで「インドネシア語を話してもおかしくないよ」と・・・
そう、私も情熱的な瞳の持ち主なのだ

中高年の夫婦が2組と若い女性2人連れの計6名が、案内されてバンに乗り込み出発です
車中での自己紹介で、6人全員が神奈川県民であることが分り驚きました


「古都ジョグジャカルタは日本の京都と姉妹都市で、今では大学の町と言われています。そしてこの近くにはもう一つ、奈良と姉妹都市のソロという古都もあります。ブンガワン・ソロ♪という歌でも有名ですね」
「その歌なら知っているわ」と、中高年の二組が頷きます。

エフィーさんの説明を聞きながら、バリ島と同じようにたくさんのバイクが走る車窓の風景を眺めました。
所々に自転車レーンならぬバイクレーンがありました。

ジョグジャカルタ市内から車で1時間のところに、世界三大仏教遺跡で有名な「ボロブドゥール寺院」があります。
(ちなみに他の二つはカンボジアのアンコールワット、ミャンマーのバカン遺跡)

三方を3000m級の火山に囲まれ、二つの川が合流するケドゥー盆地の観光公園内に遺跡はあります。
流石に「世界文化遺産」の施設だけあり、入り口ではウエルカムドリンクが用意され、綺麗なトイレがありました。

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公園のガイドさんに案内され着いて行くと、珍しい木が・・・
「ハンカチの木」と日本語で教えてくれましたが、日本のとはだいぶ趣が違っていましたね。
マウスオンで全体の姿もご覧下さい

そしていよいよ、密林の中に長い間埋もれていたという神秘の「仏教遺跡」が姿を現しました


紀元760~850年の間の建立と断定されたそうですが、誰が?、何故?、どのようにして建立したのか?
依然としてナゾのままだとか

シャイレンドラ朝のサマラトゥンガ王建立説が有力ではあるようですが・・・
政変により10世紀の初めに密林に葬られると、以後約1000年にわたって火山灰に覆われていたそうです。


1814年に英国のラッフルズ提督により発見され、一部が発掘されたそうです。
そしてユネスコで救済動議が採択され、1973年から大修理作業が始まり83年に竣工・・・
その後「世界文化遺産」に登録されました。
このマークが二ネスコの世界遺産のマークですね。


丘に盛り土をして、5万5000個もの安山岩を積んで建造された世界最大の仏教遺跡「ボロブドゥール寺院」
それは仏塔か?曼陀羅か?
胸の高鳴りを感じながら階段を登りました。

               
コメント (24)
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