昨日の夜、「明日の友を数えれば」(幻戯書房、平成24年12月発行)を、半分まで読んで寝た。お洒落で、節度あるエッセー集。今朝の新聞、肺炎で常盤新平氏81歳ご逝去の報。あっと思った。昨日、栞を挟んで閉じたページ(「良寛さん」)に、題名をとった歌などが。この本でしか知らない人だが、何となく幸せな人生だったような気が。
手を折りて昔の友を数ふればなきは多くぞなりにけるかも
山住のあわれを誰に語らましあかざ籠(こ)に入れかへるゆうぐれ
身をすてて世を好すくふ人も在(ま)すものを草のいほりに閑もとむとは
…………………………………………………………………………………………… 荻上直子脚本・監督の映画。一昨日の「めがね」、昨日の「トイレット」をBSで。人に生まれ人として生きることも悪くないな、を静かな日常として描く凄さ。人生肯定の脚本、洗練された衣食住、無駄ない演技で丹念に紡がれる、職人技だが庶民でも手が届きそうな愛らしい織物のような映画
退職金減額前の駆け込み退職教諭100人(埼玉)。70万円守るために失うものはあまりに多い。全国で増加の様相、理不尽な教師バッシングの理由がまた一つ
桜宮高体育科の募集中止、最後まで生徒の声に耳ふさぎ続けた出口に唖然。