波風立男氏の生活と意見

老人暮らしのトキドキ絵日記

詩「日本死ね」(下)

2016年03月14日 | 日記・エッセイ・コラム
【前号からの続き】
 匿名ブログ『保育園落ちた日本死ね!!!』。心に残るのは、作者と<日本>が等価な関係で表現されていることだ。唸る。主権者として貢献したいのに、政治のせいで、政権の言行不一致で「活躍できねーじゃねーか」の痛切な叫び。個人の損得を超えている。
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 国会で取り上げられた時、「誰が書いたんだ」のヤジ議員が、後で、「死ね、に違和感」なんてヘイトスピーチと同列視するような誤魔化し試みている。恥の上塗りという代物で、上から目線の公私混同発言。
 文学が仲間内の暗号文書みたくなり、新聞や放送がちじこまる中、本物の言葉は貴重だ。そして、個の匿名ブログが「これは私」たちになり、一気に社会的話題になる時代。情報化社会ではこういう庶民の側から波も起きるのだ。
 波風氏は、このブログに心の噴出を感じた。これは極めて誠実な、詩だ。【以上、終了】
 
 
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