波風立男氏の生活と意見

老人暮らしのトキドキ絵日記

3日間の真面目

2016年11月30日 | 日記・エッセイ・コラム

江健三郎著「定義集」、今日が発行日の文庫本で3日前から読み始める。面白い。落合恵子さんの悲観的な解説「『意志的な楽観主義』をタイトルに借りて」も悪くない。老後読書目標の4作家の中で全く手をつけていなかった最後の一人にやっと触れた。
 「あ・い・た・く・て」(工藤直子*詩)を開き、「無限の闇 草間彌生自伝」(作品社)で気分が滅入るのを時々浄化する。読まなければよいようなものだが、いつも遥か彼方を見つめる顔つきの、水玉世界に耽溺し消滅する画家の話につきあわされてしまった。

家の島田章三さん、革命家カストロさん、先週ご逝去。若かった頃、この人たちの仕事や人生を思うことがあった。その時に、一緒だった人たちのことを思い出したりした。若い人のメールで『知性と学力』を考える。教師になった教え子が言った「一緒に働きたい人を育てる」を思い出した。和歌山の知人から甘いミカン届く。

の3日間でポスター原画1枚、来年のカレンダー12枚セット、退職記念の依頼原稿1枚、おろし金(クレパス画)などつくる。手をしっかり洗い、うがいし、丁寧に歯を磨く。少し真面目に暮らす。雪も真面目に降っている。明日から12月。

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