波風立男氏の生活と意見

老人暮らしのトキドキ絵日記

曲解『徒然草 117段』

2024年03月21日 | 日記・エッセイ・コラム

70年生きて、この人は良い人だとか、悪い人だとかを切実に考えることが稀にあった。誰かのせいで怒ったり、歪む笑いで消化したり、失意にくれて涙流すしかないような時。700年前鎌倉時代の随筆の言葉がそんな心をピタリと言いあてる。
友人(年齢差関係ない知人含む)としてありがたくない人、まず「エライひと」。民主主義の今、身分の高低無いけれど、「周りから認められた選ばれた人」と勘違いしている自画自賛者は意外に多い気がする。礼儀知らずの生意気な若者も困る。病気知らずは幸運な人だが、それをベラベラ自慢して病気持ちをウンザリさせるのは最低。未婚の人や子ども無き人を前にして妻や孫の話を嬉しそうに語る人も同じ。酒が飲めないのは男ではない、気脈が通じないと真顔で語る先輩がいたが馬鹿だと思っていた。すぐケンカするのもだが、嘘つき、欲深い奴は遠ざけるに限る、伝染るかもしれない(笑)国会中継は危険。
大谷選手の通訳が違法賭博で球団解雇されたニュース、7つの友人不可項目中であてはまるのが3つはあるような気がする。

物くれる人は良い人は、即物的というか功利的な感じして嫌だったが、老人になり有難く思う(笑)。あげることも多くなり、「これは美味しかったからあの人にも味わって欲しい」という心を思う。医者の友人はいないが身体を心配してくれる人はありがたい人。それも、そこはかとない態度で示してくれる情けは寒い日の温もりに似て嬉しい。「知恵ある人」は知識のある人でなく優しく常識のある人のことだろう。遠く離れていても、長く会わなくても「あの人はどうしているかなあ」と考えるだけで懐かしく心が素直になれるような。


波風氏がウドン打ち、ママヨさんがオハギつくる春分の日。早朝に積雪あっても午後には溶けていた。明日から最高気温プラスの春が始まる  勝手なこと言いながら相撲見物、何か隠していたような北青鵬、だんだん取り組みも顔つきも態度も悪くなった白鳳、似たような豊昇龍。大の里と猛富士、良い顔してるわ画像は、吉田兼好(1283~1350年)の随筆『徒然草』から。

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