戸惑い八景

見たり聞いたりしたモノを独自に味つけしました。
飛騨の高山から発信しています。

ぽったー

2010年01月07日 | 想うこと

『ハリーポッターと謎のプリンス』、最初の1時間だけ観ました。

新作なもので、我が家は新作はレンタルしない主義なのですが、娘が間違えて借りたため、すぐ返さなければなりません。

なかなか時間がとれなくて、一気に観てしまうことができなく、途切れ途切れに1時間観て、さよなら、となったわけです。

まあ、原作は読んでいるため物語は知っているのですが・・・

面白い!

なかなかダークな調子で、”ダークファンタジー”ならぬ”ダークサスペンス”っぽい雰囲気の作品になっています。

画面の色調も暗いのですが、それがなかなかシック(?)な魅力を出していて、思わず見とれてしまいます。

また、登場する少年少女たちも青春期特有の悩みを持っていて、そういう意味で青春群像ともいえるのですが、その上、深い使命を帯びているため、影の部分が強調されているのです。

どこか、『ダークナイト』に似ている感じがします。

音楽の使い方も似ています。

息子は見終わり、「こんな終わり方ってあるの?」、と釈然としない顔をしていましたが、原作でも、『謎のプリンス』と『死の秘宝』はひと作品の前編後編といったつながりがありました。

そのため、終わっているのにしっくりこない、感じがしたのでしょう。

マルフォイを初め、色濃い人物が表現されていて、良い作品になっています。

ただし、最初の1時間までの感想ですが・・・。

それにしても、少年少女たちの演技の巧いこと。

考えてみれば、一作目から自分たちの成長とともに作中人物を演じているわけですから、なりきれて当然なのかもしれません。

吹き替えは良くなかったですが、とくにウィズリーの吹き替えはしらけた感じがありました。

今日返したわけですが、こうなったら、最終編がレンタルされたら、二巻一緒に借りられるまで待とうかな、とも思いました。