昭和ひとケタ樺太生まれ

70代の「じゃこしか(麝香鹿)爺さん」が日々の雑感や思い出話をマイペースで綴ります。

ビデオチャット

2004-05-10 22:16:37 | 日々の雑記
 既に七十歳を過ぎた兄弟が関東と北海道とに離れて暮らし、作年ノート型からデスクトップ型に買い替えた折を機会にメールの交換を始めた。それまではお互い気には留めながらも余程の事のない限り電話などは滅多に掛ける事はなかった。しかしメールのやり取りは始めてからは殆ど毎夜のようである。先ずその日の天候のことに始まり、お互いの体調からその日に出来事や季節的なこと、例えば今朝こんな花が咲いたとか、野菜が取れたとか、それにお互いの孫の成長振りとかを写真に仕上げて添付したり、果ては晩御飯の献立までも事細かに披露し合うほどになってた。それが先月の中ごろにふとした事から「チャット」と言う、直接会話に依る交信の出来る事を知り、どうやら「ボイスチャット」と言うらしい・・、早速くスタンダードの「ヘッドセット」一式を取り揃えて 会話を始めた。試行錯誤しながら又電気店で訊ねたりして、方法にも次第に慣れ毎日の会話を楽しんだ。メールと違って時間の差が無く直接の会話が、電話と全く同じで楽しみが倍加した。今ではそれだけに留まらず、チャット専用のカメラ(イブカメラとかウェブカメラと呼ぶらしい)によるいわゆる「ビデオチャット」でお互い顔を見せ合いながらの会話も可能だと知った。兄弟二人揃って新らし物好きの上、好奇心旺盛 と来てるから直ぐに飛付いた。 五・六年ぶりに合わせた老け顔に先ず驚き、お互い労わり合うのも兄弟ならではの直接会話の良さだろう。また家族間の顔合わせなども今までに無い事で、離れ離れで居ながらのより以上の親密さは好もしくまた楽しいことである。今は夜の八時から約三十分と決めているが、毎日の顔合わせで判る相手の健康度合いなど観察が出来て、良い事づくめの「ビデオチャット」である。毎夜の定時交信がとかく待たれる此のご頃である。