昭和ひとケタ樺太生まれ

70代の「じゃこしか(麝香鹿)爺さん」が日々の雑感や思い出話をマイペースで綴ります。

雨の連休

2004-05-03 22:18:58 | じゃこしか爺さんの想い出話
連休で雨が降ると昔を思い出す。若い頃もその後も私の職場はとにかく忙しい処だった。休日と云えば日曜日だけで、その週一回の休日も場合によっては、出勤が割り当てられる事がしばしばだった。世の中の大抵の勤労者が休める、正月・お盆・お祭り・それにG・ウィークなどの休日の内、まともに三が日如何にか休めるのは正月くらいのもので、他のお盆にお祭りなどは書入れ時ばかりに出勤させられたものだ。年間で一番忙しいのは十二月(年末)で月の半ばを過ぎたら、休みは無くぎりぎり大晦日の九時頃まで働いたものである。そんなことだから、G・ウィークの連休なんてものは夢のまた夢に過ぎなかった。沢山の若い人達が連休を前に色々計画を練り、気の合う仲間と行楽に出かけるのを、置いてけぼりを食ったかの様に恨めしげに、只眺めていたものである。そんな頃からである、G・ウィークになんかには「大嵐来い」と本気に祈った事が有った。此方の祈りが通じたのかドウかは、滅多にそんな事には成らなかったが、時折り予想外の雨風でそうした催しのなどがお流れに成ると、職場の仲間内で目配せをしながら「快哉」のポーズを交わした。
 今日連休三日目朝から雨風が激しい。隣町での農水産祭りに出かける予定でいたのに、この天候のなかこの年齢での運転で出掛けるのは・・ちと無理だろう。この当ての外れは、もしや・・若い頃の祟りじゃろうか・・?