畑のつぶやき

畑や田んぼの作物の生育や農作業の報告
農家の暮らしの日記
田畑を取り巻く自然の移ろいの描写
食、農への思い

大掃除

2012-09-10 18:49:16 | 介護日記

9月10日(月)  

ほぼ一日中、太陽は隠れることなかった。暑さは続く。母の迎えが遅れると云うことで、その前に、支払いなどで、郵便局に行ってくる。

母を送り出し、部屋の掃除を始めるのは、10時半頃。数日しか使わないのに、大掃除をしなければならない。ポータブルトイレの周りや、ベット周りは汚れている。日常的に、小さく切り、たたんだり丸めたりしたちり紙を、ポケットや、シャツやパンツの中に詰め込み、だしたり入れたりを繰り返すのが、一日の仕事だ。使ったものも、未使用のものもごちゃごちゃ。そんな切れ端があちこちに落ちている。トイレで使うのもそんな一部だ。ぐしゃぐしゃに丸まったようなものを、着替えの時に出すから、捨てるようにごみかごを出すと、まだ使っていないきれいなもので、もったいない。強く言うと、また大声を出すような場面になるから、汚いと顔をしかめながらも、好きなようにさせている。だから、母の出かけた後は、紙屑ゴミの掃除となる。

ポータブルトイレも、そっくり一式、外の洗い場で、大掃除。カーペットは、モップで何度も水ぶきをして、絨毯ともども、掃き掃除。毎回、こんな一時間以上かかる大掃除が、必要だ。

午前中はこんなことでつぶれるが、暑さもあって、ゆっくりと昼休み。花畑に行き、ニンニクの植付用の小さな畝マルチを二つ作る。わざわざ、機械の出番でもないので、小型管理機で、鶏ふんを鋤きこんだ後は、手作業で、マルチフィルムを伸ばし、鍬で土を寄せての作業。草取りを少しして、早めに引き上げる。西日がまぶしい。

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籾殻

2012-09-09 19:17:41 | 農作業

9月9日(日)  

日曜日。田んぼの借り賃を、収穫したコメで納める家もある。二軒に届ける。休みでないと留守のことが多いから。

籾摺りが終わり、籾殻が場所を取って、処分が大変な家が多い。広い敷地や、すぐ脇の田んぼに飛ばした場合は、その場で燃したりする。そうでない場合は、田んぼなどに運んで燃すことが多い。籾殻をポリ袋に入れたから、持って行ってほしいと連絡があり、40袋ほどもらって、畑に運ぶ。労力さえあれば、籾殻も貴重な農業資材なのだが。多くの農家にとって、産業廃棄物、厄介者となっている。かさばるし、パット燃えることもなく、くすぶるように長時間かかって、灰になる。焼却処分も、気を使う。風が吹くと、飛び散るし、身体にチクチクする厄介者だ。

資材としては、昔からクン炭(籾殻の炭)が作られ、利用されてきた。クン炭にすると、かさは三割ほどになるし、土壌改良材としては最高だ。育苗培土に使うと、軽くなるし、根張りもよくなる。作るのは大変だが。畑に運んでおけば、種蒔後の覆土の上にばらまけば、ちょっとしたマルチ代わり。畝間に大量に敷くと、草よけマルチとなり、その後は、有機物として、鋤きこむことになる。最大限利用したいのだが。

午後は、秀畑の畔の草刈。耕したいのだが、このカラカラさでは、埃が気になり、気が引ける。

夕方、家の周りの道路の草刈。9月も中旬となる。このカラカラ天気でも、彼岸花は蕾を出すだろう。

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水不足

2012-09-09 07:29:22 | 農作業

9月8日(土)   いちじ 

日の出ころは、少しはホッとする気温になるが、陽が昇るにつれ、照りつけは強く、朝から、真夏並みの熱さだ。稲刈も終わり、とりあえずの畑の準備もできているので、気持ちが落ち着いてよいのだが、この天候が、妨げる。関東地方の水不足が、報じられるようになった。この夏、関東地方は全般に、少雨だったようだ。だとしたら、最も高気圧の中心に近い、関東地方の端っこに位置する当地。砂漠のようなのは仕方がない。まだしばらくは、太平洋高気圧は居座り続けるらしい。

家庭菜園ほどならば、水かけをしながら、野菜作りもできるのだが、毎日数100Lもの水を使用するとなると、そう簡単には、種まきや、定植に手を付けれない。何日か先には、確実に、雨があり、潤してくれることが分かれば、それまでのつなぎと、無理をしてでも、水を運ぶこともできる。しかし、何時の事ともわからなければ、水掛けの気力はわかない。2日に蒔いたニンジンの畝も、発芽の前兆も見えず、乾ききったままだ。テレビやパソコンの天気予報。お天気マークを、恨めしく見つめるだけだ。

急に気力が抜けたように、朝から、だら~とする。1日分のおにぎりを作り、10時近くにようやく外に出る。さらに気力を萎えさせるような陽射しが、迎えてくれる。贈答用の新米を精米し、荷造りしながら、作業場の片付け。籾すり後に、そのまま積まれた、米袋を、保冷庫に移動。そんなことで、1日を仕舞いにする。

 

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日記

2012-09-07 19:19:55 | 農作業

9月7日(金)   いちじ 

夜間、やはり少しだけ降った。数ミリくらいのものだろう。今日の作業、畝立、マルチ張りに支障が生じるほどではない。もう少し降ってくれてもよかったと云う感じ。シーダーテープで播種したニンジンの畝は、白っぽく乾いている。なかなか雨を吸ってはくれない。畝間の草ばかりが生育し、伸びた草を取っても、すぐに次のが発芽してくる。それだけに、草の生命力は強く、種の数も、それこそ、無数といってよい位、畑土の中で、休眠している。

一日、花畑。鶏ふんや、苦土石灰を施肥、畝立マルチ張り。5畝作る。他に、畝間の草取り。熱処理透明マルチの一部を撤去し、降りそうもない雨を期待し、万一の吸水のため。

母が、帰ってくる。3泊ほどは、また気が抜けない夜となる。

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畑へ

2012-09-07 06:18:34 | 農作業

9月6日(木)   ときどき 

朝には、乾燥機も止まり、とりあえず、稲刈終了。乾燥機の中の籾は、しばらくそのままに、畑の準備にかかる。相変わらずの陽射しの強さを感じながら、機械類の片付け。もう一度使う訳だから、掃除や整備はやらない。奥にもしまいこめないから、邪魔にならない程度に。

急ぐのは、芽キャベツなどの苗と、ジャガイモ。マルチを張らなければならないが、畑の状態は。花畑に様子を見に行く。小型管理機では、処理できなかったヒユナは、連れ合い達が取ってくれていて、きれいになっている。この間のお湿りで、土の状態も良い。ただ、土が締まっていて、このままでは、きちんと畝が出来そうもない。トラクターで耕す必要がある。畝作りは、明日の仕事だ。

午後は、花畑を耕し、鶏ふんを袋に詰めて、明日の準備完了。ただ、今夜は、雨になるかもしれないので、雨対策をしてから、家に入る。

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仮刈上げ

2012-09-06 07:29:47 | 農作業

9月5日(水)   いちじ 

仕上がった籾の貯蔵。途中で、貯蔵タンクが一杯になり、残りは、籾摺りし、玄米にする。コンバインを移動して、午後から最後に残った田んぼの稲刈。これで、除草剤を使う田んぼの稲刈は終了。仮の刈上げだ。コンバインを引き上げ、とりあえず、ホッとする。無農薬で栽培している田んぼは、10日ほど先で、15日頃になると思うが、それまでは、畑だ。先日の雨で、いくらか生き返った畑。機械を入れても、土埃が、濛々と言う状態は解消された。野菜の苗達も待っている。急いで、準備、植付をしなくてはならない。

稲刈が終わっても、一息つく間もない。季節は、ほんの一瞬。やらなければ。

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変化

2012-09-04 19:14:10 | 農作業

9月4日(火)   ときどき  いちじ 

夜中に、いい雨があったようだ。3時ころ、乾燥機を見に行くと、庭には水溜りが出来ていた。その時間は、薄雲の向こうに、月がうっすらと見えるぐらいだったが。もう一眠りをして、目が覚めると、弱い雨音。また降り始めたようだ。急ぐ必要はないやと、6時近くまで、布団の中。雨は、6時過ぎには上がり、その後も、雨雲が通過する予報だ。刈れるとしても、午後からかと、ゆっくりとコーヒーを飲んだり。

乾燥籾の排出をして、貯蔵。田んぼには、10時をかなり回ってから出かける。降る気配はなくなり、すっかり晴れ上がった。昨日と違い、風があるので、露も早めに飛んでしまうだろう。11時ころから、刈り始める。タンクへの籾の溜まり具合で、家に向うから、昼飯は、時間外れに取ることになる。5時過ぎには、予定通りに刈り終える。乾燥機も一杯になる。我が家の稲刈も残り一日。この地域の田んぼも残す所、二割を切っただろう。黄金色に実る田んぼは、点々と残すだけとなった。

この時期、田んぼの表情は、目まぐるしく変化する。刈り取られた田んぼは、コンバインで細断された藁が多面を覆い、薄茶色の枯れ葉色になる。稲刈が終わった人や、年寄の手がある家は、乾燥した切藁に火を付ける。藁焼きの白い煙が上がり、田んぼはまっ黒に化粧する。しばらくすると、雨が降ったりすると、数日で、切株に緑色のヒコバエが芽を出す。藁焼きをした田んぼでも、いくらか遅れるが、イネの根はしっかり生きていて、緑色に代わってゆく。うっすらとした緑の田。、早生田などは、すっかり緑色に覆われている。もっと手の回る人は、トラクターを走らせ、ロータリー耕だ。「秋田をうなう」と云うが、もう来年の準備が始まる。

イネを作る人の個性そのままに、田んぼも様々な表情を見せてくれる。

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棲家

2012-09-04 06:12:47 | 農作業

9月3日(月)   ときどき 

昨日の雨は、しっかりと潤してくれた。稲刈に関しては、朝からすぐにとはいかない。雨露が葉に残り、風もほとんどないから、しばらく太陽の照りで、飛ばしてくれるのを待つ。あわてることなく、コンバインを次の圃場に運び、軽トラに乗り換えて、作業の開始は、10時過ぎころ。この時間には、真夏の太陽。雲が多くわいてはいるが、陽射しはまだまだ強く感じる。乾燥機を一杯にして運転。

その後、まだまだ、空は信用できないと、ローリータンク一杯の水とともに、花畑に行く。マルチに蒔いたニンジンと、ホウレンソウなどに水をかける。昨日蒔いたニンジンは、40mの畝。こちらは、水かけには広すぎる。天に任すしかない。

所で、イネがびっしりと育っている田んぼは、生き物たちの格好の棲家だ。60~80㎝にも生育し、地面が全く見えないほどに茂る稲穂の中は、快適だろう。食べ物は豊富だ。草食類は稲葉や、実った実、他の草草も育っている。肉食類にはそうした草食の虫たち。豊かな食物連鎖の中、多くの種類の生命が、豊富に生きている。稲刈は、彼ら生き物たちにとっては、棲家に対する破壊攻撃のようなものだ。昔の、鎌による稲刈ならば、それなりに対応して少しづつ移動してゆけばよい。しかし、コンバインの攻撃は、戦車が町を破壊するようなもの。イナゴやバッタ、チョウやガ、多種の虫虫。カエルにイモリ、トカゲにヘビ。ネズミ。猫ほどの野兎が飛び出してきて、びっくりすることも、一、二度はある。

イネが刈り取られた、あとの田んぼは、破壊された棲家だ。早速に、彼らの天敵でもある、とりたちがやってくる。ムクドリや、カラス、トンビ。棲家を破壊され飛び出してくるバッタやイナゴ、カエルたちをくちばしにくわえ、苦労しないで餌にありつける、そんな狩場に満足そうな顔。

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中休

2012-09-02 18:46:55 | 農作業

9月2日(日)  いちじ 

夜中に、久しぶりにしっかりした雨が降った。庭の地面も、水分を吸い、しっとりした感じだし、干上がったように葉っぱをよじらせていた草たちも、生き返ったような、そんな朝だった。予定通りの、稲刈の中休みだ。

朝一で、花畑に行ってみる。透明マルチを外して、正解だった。しっかりと雨を吸い、これなら、種蒔できそうだ。午前中は、少しパラパラもするが、それほどの降りにはならなそう。もう少し降ってもよいのにとも思うのは、贅沢か。

午前中は、友人の籾すりに一時間ほど。その後、乾燥籾の貯蔵。タンクの上の方まで籾が入ると、スコップやジョレンで平らに均し、枠の高さ一杯に均平にし、蓋を閉め、鼠害に合わないようにしておく。もう一台のタンクの枠も組み立て、残り籾を入れて、午前中は終了。

昼食後、久しぶりに、といっても稲刈を始めてからのことだが、横になる。ゆっくりと昼寝だ。雨になって、いくらかしのぎ易くなったとは言え、蒸し暑い昼さがり、けだるく目覚めた耳には、ツクツクボウシ。せわしなく、立ち去りそびれている晩夏を、せき立てるように鳴いている。重い身体を起こし、畑に行く準備にかかる。ニンジンとホウレンソウ、チョウホウナの種蒔。ホウレンソウとチョウホウナには、虫除けのため、不織布をべた掛けする。畝間の中耕はしたが、畝肩近くの草はロータリーにはかからず、この雨で、さらに生育したように見える。帰るまでの少しの時間、草取りをする。

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変り目

2012-09-02 04:05:48 | 農作業

9月1日(土)   ときどき 

九月に入った。残暑は続くが、季節の変わり目を感ずる日ともなった。

雨音、と気づき飛び起きて、外に出る。軽トラックには、籾タンクが積んである。簡単にシートはかけてあるが、夜露や、小雨には耐えられても、この雨音では。大急ぎで、しっかりとシートで覆う。数分の作業だが、スコールのようなシャワーは心地よい。久しぶりで、庭に水溜りが出来るほどに降った。12時過ぎのことだった。

そういえば、寝しなに、連れ合いの、「雨がパラパラしているよ」との声を聞いたが、小雨程度ぐらいと、眠気に負けていた。

すっきりしない予報でもあるし、稲株は雨露を溜めている。雨にならなくとも、すぐに刈り始めることはできない。様子を見ようと、少しのんびり。乾燥の終わった籾は、籾タンクに移動させ、貯蔵。作業が終了してから、残りの田んぼの具合を見に行く。花畑にも回り、太陽熱処理の透明ポリマルチの一部を撤去する。雨が降るなら、吸わせておきたいからだ。

一回りする間にも、曇ることはあっても、雨雲はほとんど見かけない。昼近くには、再びの夏空。昼からは、稲刈を始めようと、早めの昼食。

3時過ぎに、一度、大粒の雨が落ちてきて、作業を妨害されたが、それも5分ほどの一時的なものだった。収穫した籾タンクにシートをかける程度で済み、作業は続ける。5時前には終了し、コンバインは、しっかりカバーをかけ、雨対策をしておく。明日は、きっと、中休みとなるだろう。

 

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