畑のつぶやき

畑や田んぼの作物の生育や農作業の報告
農家の暮らしの日記
田畑を取り巻く自然の移ろいの描写
食、農への思い

ひよどり

2010-08-09 18:44:28 | 暮らし
8月9日(月)  いちじ 

昨晩は、「たいした雨にはならないだろう」と、車の窓も開け放し、部屋の窓も網戸のままにして眠った。
「降ってきたから、窓を閉めたほうがいいよ」と、連れ合いの声が聞こえた。眠り込んだばかりの時の、夢現。部屋の窓を閉めてくれているようだ。
はっきりとした、雨音に、目覚める。「車の窓を、閉めなければ」
布団から出て、外に出る。傘がなければ、びしょびしょになるほどの、雨足だ。窓を閉めて、家に入るが、かなり濡れてしまう。身体を拭き布団に戻るが、目が覚めてしまう。時間は、1時少し前。しばらく読書で、再び眠りに就く。その頃は、雨音は、ほとんどしなくなっていた。
雨音がしていたので、何時もより一時間ぐらい遅く、6時少し前、起き出る。しっかりとした雨。水溜りもできつつある。10日ぶりくらいの、しっかりとした雨になるようだ。大豆の中耕は、中途半端だが、他の畑には良い雨だ。
午前中は、のんびり。農協や、市役所、郵便局。
午後は、田回。水手切。排水のための溝切り。
畑。畝間の草取り。ニンジン用の太陽熱処理透明マルチの撤去、一畝。まだ、雨が続くようなので、雨水を吸ってもらうため。

電柱の頭の動画ではありません。ヒヨドリが、止まっているのですが、判りません。しかし、鳴き声だけは聞いていただけます。
この20日ぐらい、毎日早朝、けたたましい、甲高い鳥の鳴き声に、眠りを打ち破られている。ウグイスや、ホトトギスでさえ、耳元で、毎日となると、騒音だ。しかし、このけたたましさは、尋常でない。連れ合いに聞いたが、何鳥かは、不明。が、聞いてきてくれた。ヒヨドリだろう、と。この時期、ヒヨドリは、単独行動だと。
早朝、3時を回るか回らないかの頃から、始まる。私の眠っている部屋のすぐ外の電柱。電線。前の空き家の、高い庭木。隣の家の庭木。それらを移動しながら、ほとんど休むことなく、鳴き続ける。(これらは、後日、外に出て、実況見分したもの。)
少し声が小さくなったと思うと、再び大きくなる。電柱と電線に止まっている時が、最も近い場所。耳元で、囀られるのと、変わりないほどの、甲高く、絶え間のない、騒音。これが、現実だ。
しかも、ヒヨドリと聞くと、なおさら、憎しみも沸いてくる。冬から早春にかけては、畑のギャングといわれるヒヨドリ。こいつらのおかげで、どれだけの野菜を全滅させられたことか。この時期は、多い時は、4~50羽の集団で、襲ってくる。油断していると、一日で、100個以上の、白菜やキャベツが、大きく食い穴をあけられ、糞まみれにさせられる。この連中から、野菜を守るための、ネット張は、多くの労力を取られる。
そんな、憎っくきヒヨドリが、私の安眠を妨げる。許せない気持ちが、ますます大きくなる。
私の、想像力は、けたたましく鳴くヒヨドリを左手で、握りしめ、右手で、首を360度回転させ、野菜を食い漁る嘴と、けたたましい騒音を奏でる喉を、使いものにならなくしている。
コメント
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