畑のつぶやき

畑や田んぼの作物の生育や農作業の報告
農家の暮らしの日記
田畑を取り巻く自然の移ろいの描写
食、農への思い

刈入れ風景

2010-08-26 05:02:30 | 農作業
8月25日(水) 

予定通りに、コシヒカリの収穫に入る。若干早めだが、天候や、他の作業との絡みから、着手。また、刈取りには、5~6日かかる。適期から、始めると、刈り遅れになる場合もある。そんなときに、台風などで、急に天候が変わり、大雨に降られると、悲惨な状態になる。イネはべったり倒れ、田面はぬかる個所ができ、作業の時間は大幅に増えてしまう。手作業も増え、心身とも、疲労の極み。

こんなことを、想像するから、皆、いっせいに田んぼに繰り出す。3~4日前まで、ポツポツと秋田(刈り終えた切株の残る田んぼ)がある程度だった田園風景。今や、目に移る黄金色のじゅうたんのあちこちに、赤や白や、青の機械が走り回っている。四方八方から、満量を告げるブザーの甲高い音が、耐えることがない。狭い農道のあちこちで、籾を満載した軽トラックが、スピードを落とし、ぎりぎりにすれ違う。
夕方になると、作業場の電気は、点々とともり、あちこちから、乾燥機の、送風機とバーナーの震えるような低い音が、共鳴する。集落の空気も一変して、自然の空気はおいやられ、灯油の燃える化学的な空気に変わる。
良くも悪くも、農村の、最も活気ある風景が、一週間ほど続く。

さて、私。
始めた田んぼは、基盤整備のしていない、天水頼みの田んぼ。雨に降られると、水はけが悪く、ぬかるみがひどい田んぼ。昨年は、機械をドロドロにしながらの刈り取りだった。懲りたので、一番最初の刈り取り場所とした。
今年は、多くの田んぼで、「オモダカ」と云う田の草が大発生してしまった。こちらもその田んぼの一つ。刈るのに手間はかかるし、収量も少ない。
コメント
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