畑のつぶやき

畑や田んぼの作物の生育や農作業の報告
農家の暮らしの日記
田畑を取り巻く自然の移ろいの描写
食、農への思い

桃花

2010-03-12 18:41:43 | 農作業
3月12日(金)  たり  たり

まずは、苗代作りを続ける。トタンを敷いた上に、ポリを二枚敷いて、二本目の苗代も完成する。
播種機も運び込み、据え付けておく。種籾も、順調に、発芽の準備を進めている。今日も、陽射しがあったので、ハウス内は、暖かになり、夕方には、芽出し完了。もう一晩おいておくと、伸びすぎて、播種機での種まきがやりにくくなる。脱水機にかけて、表面の水分を飛ばし、冷蔵庫に、入れておく。発芽する時には、熱を出すので、放熱しないと、発芽が進んで仕舞う。
夕方、少し時間があいたので、田んぼに出る。機械で、畔付けができない隅の部分の、畔切りを始める。

所で、昨日、また忘れてしまった。七十二候だ。
桃始笑(ももはじめてわらう) 桃の花のつぼみが、開きかけるころ
昨日、今日と、いかにもそんな気候になったな、と思わされる。

桃の花と云えば、移住する前に住んでいた、川崎の郊外を思い出す。娘が生まれた翌年から、小学二年まで住んだところだ。と云うか、娘をお願いした、保育園と云う方が、正確だ。保育園に通う道のそばに、桃畑があり、毎年、この月には、満開の桃の花が見事だった。娘の送り迎えは、ほとんど、連れ合いだったので、日常的に、桃の花に触れていたわけではない。保護者会の役員として、何かと、行事には、かかわっていた関係で、よく覚えている。
が、何より記憶に残っているのは、娘が、卒園時のことだ。運悪く、水疱瘡か何かに罹り、症状は、良くなったが、ほかの園児たちと一緒なることができず、卒園式は、欠席しなければならなかった。
その時に、園の保育士さんたちが、卒園式が終わった後に、娘一人の、卒園式を、やってくれた。娘と、私たち両親の為に、同じように。
その時、外は桃の花は、満開だったような、イメージとして、残っている。
それから、二年。私たち3人は、ここ房総の地に、移住した。そして、その園で知り合った人たちと、いまだ交流は続いている。私たちの、農産物を食べてもらうという形で。
コメント
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