畑のつぶやき

畑や田んぼの作物の生育や農作業の報告
農家の暮らしの日記
田畑を取り巻く自然の移ろいの描写
食、農への思い

買い物外出

2010-03-06 18:27:50 | 介護日記
昨日のこと。
私は、旭市から、6時近くに帰る。連れ合いは、卵の配達とか、動物の世話。私の帰りが遅いからと、夕飯の支度など。
デイサービスから帰った母は、一人で部屋に戻り、2時間近くたっていた。どうしているのかと、部屋をのぞくと、トレイのようなものから、何かをつまんで、食べている。変だな、食べるものはないはずなのにと、声をかける。
「どうしたの?」
「これが、ここにあったんですよ」
と、云いながら、スーパーで売っている、発砲トレイに入った和菓子をほおばっている。手には、4個入りのトレイ。すでに二つは食べ終わり、三つ目を口に持って行っている。テーブルの上には、空の菓子パックがすでに二つ。その上、手を付けていないパックと、菓子袋が三つ。二つは、仏壇に上げてある。
ようやく、頭が回った。
デイサービスで、買い物外出があって、朝、千円を迎えの職員に渡してあったのだと。その千円を、すべて、お菓子に換えて、持ち帰り、一人、部屋で、嬉々として、食べていたのだ、と。
すでに、みたらし団子を三本、うぐいす餅を四個、それに、練り和菓子の三個目を口に運んでいる。口を開けていないお菓子をかき集め、
「悪くなると困るから、冷蔵庫に入れておくよ」
「そんなにしなくても、大丈夫でしょうよ」
の答えは、無視して、部屋の外に、持ち出す。
トレイに一つ残った和菓子も、
「食べすぎだから、明日にしよう」
「大丈夫ですよ、ご飯代わりだから」
と、両手で抱え、にらみ返す。
諦めて、言葉通り、夕飯代わりとする。
夕飯を準備する手間は省けて、良かったのだが、食べ過ぎと思う、お菓子の量に、明日の朝の下のことが、心配になった。
今朝、幸いにして、シーツの汚れは、おねしょだけだった。
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啓蟄

2010-03-06 17:51:01 | 農作業
3月6日(土) 

夜が明けるころから小雨が降り始め、日中いっぱい降り続く。
出荷作業。その後は、籾すりの準備。掃除から始めるので、時間はとられる。

大地も暖まり土の中の虫が、穴を開いて顔を出す、意の二十四節気の「啓蟄」。
七十二候は、
蟄虫啓戸(ちつちゅうこをひらく) 冬の間土の中にいた虫も、地上に出てくるころ
なんだ、二十四節気と同じじゃないか。歳時記作者も、語彙に詰まってきたのかな。
でも、季節は季節。田んぼにも水が張られ、トラクターが、田んぼの土を耕し始めた。土の中で、冬籠りをしていたカエルたちも、巨大な、目覚まし時計で、目を覚まされた。少し暖かな晩には、カエルの合唱も聞こえるようになってきた。
今日は、冷たい雨。カエルたちは、水の中深く潜って、寒さに耐えているのだろう。静かな晩だ。
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