ポテト姫の気まぐれ雑記 part2

つれづれなるままに、気ままに綴るエッセイ集

味気ない...

2009-08-09 | 日記・エッセイ・コラム

 二日目のお手伝いは、町内会の人たちから「男手が足りない!」との要望で、夫が行ってくれることになりました。ヤレヤレ...。

 それにしても、昨日も、集まった時に話題になりましたが、お葬式のお手伝いも、ずいぶん様変わりしましたね。この地域は、古くからの慣わしがずっと続いていたようで、私が嫁に来た約20年前頃も、昔ながらのやり方で、お葬式が行われていました。

 場所はそれぞれの自宅。取り仕切るのは、町内会長を中心とする、近所の人たち。それこそ、その道のプロである「葬儀社」の存在はなかったので、過去の記憶をたどりながら、手順を思い出し、ベテランの知恵を借りながら、なんとか執り行っていたのでした。

 我々女性群の仕事は、食事の用意がほとんどでしたが、お墓に持っていく「お団子」や、「枕飯」、お坊さんへの接待用のお茶の用意など、細かい内容もありました。私がお手伝いデビューした当時は、まず倉庫から食器類や鍋・釜類を運び出し、数を数え、洗って使えるようにし、野外に臨時でしつらえた台所?で、料理をしたものです。と言っても、若輩者は、「洗い物」か「野菜切り」などをやってた方がいい、との周りからのアドバイスを受け、ひたすら下働きをしていた覚えがありますね。

 とにかく、お葬式の手伝いは、けっこうな重労働だった...。特に私の場合、なぜだかいつも妊娠中にぶつかり、割烹着のポケットに、小さな手鏡を外側向きに入れて参加したものです。思えば、子ども3人、どの子の時も、参加しましたね。末っ子をおんぶして参加したこともあったナ...。

 ところが、今は、暇なのである。やるべきことはあるものの、段取りは違うし、場所も斎場なので、何をやればいいかが、見えてこない...。時間は拘束されるものの、仕事内容は、指示されたり、考えたりして、ようやくチンタラした仕事が見えてくるだけである。地域によっては、近所の手を一妻借りない所も増えているらしい。簡単でいいけど、なんとなく淋しい気もする...。

 あっそうだ、何を書こうとしていたのか、ポイントがズレてました。 夕飯をいただいた時の味について。以前は、みんなで手作りしたものを食べたので、素朴ながらも、とっても美味しかったと感じたものです。大量に作るため、「味が出る」んですね。ところが、昨日食べたのは、「料理屋」さんから届いた「ケイタリングサービス」のようなもの。確かに、見た目は立派だし、お味噌汁も付いて、お金はかかってる感じでしたが、どれを食べても、「味気ない...。」心から、「美味しい!」と思える料理はありませんでした。

 煮魚、ポテト&マカロニサラダ、きゅうりとお麩の酢の物、煮豆、きんぴらごぼう、ほうれん草のおひたし、キュウリとキャベツの即席漬け、ねぎ&豆腐&油揚げの味噌汁...。だいたいこんな感じだったけど、どれを食べても美味しかった...。

 ああいう伝統の味は、だんだん消えていってしまうのかな...?

コメント (4)
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