修行僧が行く

OCNブログから引っ越してきました。日々の彷徨の記録を綴ります。

トキソウを求めて八幡湿原尾崎沼へ

2019-06-20 07:10:53 | 山歩き

 オオヤマレンゲの天狗石山から下山した後、車を八幡高原へと走らせて尾崎沼に立ち寄りました。目的は湿原に咲くトキソウ(ラン科トキソウ属)を見ることでした。併せて湿原植物の栽培地を訪ねて初夏の尾崎沼周辺の花々をも楽しみました。〔6月17日(月)〕

↓ 湿原の花々が少ない頃合となりましたが、小さなトキソウを尾崎沼の草原の中に見付けることが出来ました。

↓ 「熊注意!」の立て看板のある尾崎沼への入口です。農家の小屋前の広場に車を停めさせてもらって出発です!

↓ 尾崎沼への管理道脇には多くのナツハゼ(ツツジ科スノキ属)の木がありました。

↓ 管理道を覆うようにして咲くエゴノキ(エゴノキ科エゴノキ属)です。樹下の路面も真っ白でした。

↓ 水を満々と湛えた尾崎沼です。右回りでこの沼を周回することとしました。

↓ 遊歩道沿いに咲くタンナサワフタギ(ハイノキ科ハイノキ属)は満開でした。

↓ ウツギ(アジサイ科ウツギ属)がまだ咲いていました。

↓ 尾崎沼周回路の途中には2か所湿原の草原が広がっています。


↓ 湿原の中に可憐に咲いていたトキソウです。

 ↓ トキソウは舌弁を突き出した姿が特徴的な花です。ほぼ満開のトキソウです。

 ↓ 盛夏には力強い花を付けるハンカイソウ(キク科メタカラコウ属)はまだ固い蕾の状態でした。

 ↓ 尾崎沼の最奥部の風情です!

 ↓ 赤松が立ち並ぶ岸辺もありました!

 ↓ 尾崎沼の直ぐ川下には水生植物を育てる畑があります。ここは岸辺にカキツバタ(アヤメ科アヤメ属)が咲くスイレン畑です。
 

↓ 採取の終わったスイレン畑にはコウホネ(スイレン科コウホネ属)が残っていました。

 ↓ ハナジュンサイ(ミツガシワ科アサザ属)も残っていました。別名アサザ。

↓ スイレン(スイレン科スイレン属)だけは広い畑で咲き続けていました。

 ↓ 大きく目いっぱいに花を広げたスイレン!

 ↓ 植生の植物でヒレハリソウ(ムラサキ科ヒレハリソウ属)です。畑の畔道に植えられていました。別名:コンフリー。

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ササユリが咲きました

2019-06-19 07:37:34 | 散歩道

  西中国山地の山中でも少しずつササユリが咲き始めました。例年に比べて遅れ気味のようです。そのササユリが芸北の山里では挙って咲き始めていました。日本を代表する愛らしいユリ(学名Lilium japonicum)はやはり良いものです。〔6月17日(月)〕

↓ 南向きの丘の斜面に咲き始めたササユリ(ユリ科ユリ属)

 ↓ 名前の由来は葉が笹に似ていることから。花がない時にはよく注意しないと、笹かユリか間違えそうです

 ↓ 淡いピンクの可憐な花々が群落をなして咲いている様は感動的でした!

 ↓ こちらの白色のツインはアルビノとのこと。白いササユリも結構あります。

 ↓ 単独で咲く姿はやはり清楚という感じです!

↓ 古木の樹林に咲いて間のない株のようです。赤褐色の6本の雄しべが1本の雌しべを取り囲んでいます。
 

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オオヤマレンゲに会いに~天狗石山

2019-06-18 07:14:37 | 山歩き

  今年はなかなか綺麗に咲いたオオヤマレンゲ(モクレン科モクレン属)に会えずにきました。花期が遅くなっているせいでしょう。天狗石山(1,191.8m)なら少しは早いかと思いつつ訪ねることにしました。昨年訪ねたのは6月9日でしたので、1週間以上も花は遅れているのでしょう!梅雨入りも遅れており上々の天気の中での山行となりました。多くのその他の花々にも会えました。〔6月17日(月)〕

↓ 開花したこの花に会いたくて出掛けました。山頂出会えました!

↓ ユートピアサイオトスキー場の奥にある広島・島根県境の来尾峠の登山口から山行の開始です。


↓ 最初から試練の急坂が続きました!

 ↓ 30分も辛抱して登って行けば、大らかな天狗石山西尾根の尾根上に出ます!


↓ 尾根上から眺めた才乙の集落です。後背の山は中野冠山(1002.9m)、左側を下る斜面は高杉山西面のユートピアサイオトスキー場。

 ↓ 南側には高杉山(1148.6m)がどっしりと構えていました。

 ↓ 登山道の行く先はこの日の目的の天狗石山(1191.8m)です。

 ↓ 西尾根に乗ると初夏の花々が出現してくれました。先ずはコアジサイ(アジサイ科アジサイ属)が咲き始めていました。

 ↓ カジイチゴ(バラ科キイチゴ属)が美味しそうに熟していました。

 ↓ この尾根ではナツハゼ(ツツジ科スノキ属)の樹を多く見掛けます。


↓ ヤマボウシ(ミズキ科ミズキ属)の花はもう終盤といった感じでした。

 ↓ タンナサワフタギ(ハイノキ科ハイノキ属)の花も爛熟状態でした。

 ↓ 驚いたにはヤマツツジ(ツツジ科ツツジ属)がブッシュの中に群れをなして生い茂っていました。後背の山は大暮毛無山(1082.7m)のようです。

 ↓ ウツギ(アジサイ科ウツギ属)がまだ咲き残っていました。

 ↓ 眺望のきいた尾根筋からブナ林に入ると天狗石山の頂への上り勾配になって行きます。

 ↓ 林床にギンリョウソウ(ツツジ科ギンリョウソウ属)が姿を現しました。


↓ エゴノキ(エゴノキ科エゴノキ属)が頭上に沢山の花を垂らして咲いていました。

 ↓ ブナ林を登り切ると展望台のある天狗石山の山頂に到達します。

 ↓ 岩場の隣の狭い平地に建てられた天狗石山の三等三角点です。


↓ 天狗石山々頂から見た三ッ石山(1163.4m)~阿佐山(1218.2m)方面の広々とした山頂部!

 ↓ 山頂から北方に見えるのは島根県の山々!

 ↓ 山頂の岩場で出会ったオオヤマレンゲは既にピークが過ぎて変色したものと固い蕾の状態のものだけで、見頃の花の姿はありませんでした。


↓ 山頂の懸崖の西面を探ってみると、数輪の開いたばかりの頃と思えるオオヤマレンゲの花に出会えました。

 ↓ 天女の満面の笑みまであと一息といったところのようです。

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雨の週末~花巡り散策

2019-06-17 06:39:13 | 散歩道

 久し振りに雨の週末となりました。とは言え中国地方はまだ梅雨入り宣言はなく本格的な雨とはならないようです。その雨の中を長靴を履き傘を差して団地内の散策に出ました。咲き始めたばかりの紫陽花の花などが久し振りに雨を得て生気を取り戻しているようでした。〔6月15日(土)〕

↓ 雨雲の下で静かに咲く雨水を湛えた白い紫陽花


↓ ヨウシュヤマゴボウ(ヤマゴボウ科ヤマゴボウ属)が雨水を含んで咲いていました。

↓ 咲き残りのキキョウソウ(キキョウ科キキョウソウ属)の花も雨に濡れていました。


↓ 民家の生垣を飾るパッションフルーツ(トケイソウ科トケイソウ属)の花も雨水に塗れていました。

↓ かつて住民が持ち寄って植え付けた団地内中央公園の紫陽花が咲き始めていました。

↓ 紫陽花の花にはやはり雨が似合うようで、どの株も生気に満ちていました。

↓ ガクアジサイも綺麗に咲き揃ってきていました。

↓ 色合いの異なる紫陽花の花々が交じり合って花壇を形成していました。

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新県美展(広島県美術展)のご案内

2019-06-16 05:08:06 | 写真

 来る6月22日(土)から7月7日(日)までの16日間、広島県立美術館(広島市中区上幟町2-22)で第7回新県美展(第71回広島県美術展)が開催されます。絵画、彫塑、書、写真など7種目に亘る大規模な公募美術展です。そのうちの写真部門に70歳にして初応募、初入選した私の作品が展示される予定です。ご興味とお時間のあるお方は是非ともお運び頂き、他の作品共々ご覧頂ければこの上もなく幸せです。

↓ 入選作「春のうねり」と同一モチーフで撮った写真です。

コメント (4)
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