修行僧が行く

OCNブログから引っ越してきました。日々の彷徨の記録を綴ります。

広島城・満開の桜

2022-03-31 22:45:48 | 散歩道

  桜の開花宣言があってから9日目の今日、広島の桜の満開発表がありました。こんな日は青空の広がる好日であって欲しいものの、連日の花曇りとなりました。曇空の下では、残念ながら桜の色が冴えません!こんな時は桜の花を黙って引き立ててくれるところが良いだろうと考え広島城を訪ねました。〔3月29日(火)〕

↓ 西堀側から満開の桜越しに広島城天守閣を見上げました!

↓ 桜並木の続く西堀側は大勢の花見客で賑わっていました。

↓ お堀にはキンクロハジロ(カモ科ハジロ属)の群の姿がありました。この時期よく見掛ける水鳥です。

↓ 中国放送本社近くから桜咲く北堀越しに広島城天守閣を遠望しました!

↓ 北堀沿いの通路から満開の桜に包まれた天守閣を見上げました。好天下であれば、目の覚めるような美しさかと思います!

↓ こちらも北堀沿いの通路から満開の桜に半分身を隠したような天守閣を見上げました!

↓ 暖かく、雨の心配はほぼないこの日、あちこちで花見弁当を広げる人々の姿がありました。

↓ 天守閣の東面も見事な満開の桜に包まれていました!

↓ こちらは西堀沿いの通路から見上げた天守閣です。

↓ 広島城天守閣の正面側です!この日は久々に天守閣に登ってみることにしました!

↓ 天守から桜の花に囲まれた西堀を俯瞰しました。対岸の向う側ではサッカースタジアムの新設工事が進んでいました!

↓ 西堀越しに見た広島城天守閣です。足元では桜が満開です!


安野花の駅公園~安芸太田町春の妖精巡り(おまけ)

2022-03-30 23:06:08 | 散歩道

 安芸太田町でのスプリング・エフェメラル巡りを終えての帰路に、トイレを借りる積りで安野花の駅公園に立ち寄りました。ここの桜の咲き具合も気になっていましたが、見頃はまだ数日先のことと考えていました。ところが立ち寄ってみると、駅のシンボルであったソメイヨシノがもう見頃を迎えているではありませんか!後日再訪の予定を変更して、花曇りの中ながらも写真を撮りながら園内をひと通り見て回ることとしました。〔3月28日(月)〕

↓ ソメイヨシノ、レンギョウ、花桃などがカラフルに咲いた山峡の安野花の駅公園です。

↓ 公園の北側から春の花々で彩られた線路跡を辿って旧安野駅に近づいて行くと、静態保存されたキハ58気動車が見えてきます!

↓ 三段峡まで延びていた可部線が廃線となってもう18年余、静態保存中のキハ58は傷みが激しく昨年秋から上部がブルーシートで覆われて見る影もありません。春の花々で車両をデフォルメしてみると何とか花の駅らしい雰囲気が表現できそうな感じです!

↓ 前日の陽気で一気に花開いた桜をバックにした元安野駅の駅名標。

↓ 花桃も見事に咲いて公園の景観に強いインパクトを与えていました。

↓ 花の駅公園のシンボル的な存在のソメイヨシノの大木の下には結婚前撮り中のカップルの姿がありました!

↓ 安野花の駅公園の奥の路盤跡もソメイヨシノ、寒緋桜、レンギョウなどカラフルな春の花々で彩られていました!

↓ 路盤跡から旧安野駅跡を振り返ると、見事に咲き誇るソメイヨシノとレンギョウや緋寒桜などの原色の花々とのコラボが見事な調和を見せていました!

↓ 春の花々と共に前撮り中のカップルが華やかな雰囲気を醸してくれていました!


今年のミスミソウは随分と遅咲き~安芸太田町春の妖精巡り(3)

2022-03-30 14:17:04 | 散歩道

  アズマイチゲを楽しんだ後は渓谷に咲くミスミソウ(キンポウゲ科スハマソウ属)を訪ねました。例年なら3月の初め頃から安芸太田町の渓谷に咲いている筈ですが、渓谷を歩くと例年大きな群落が見られる所はまだ一つ二つと小さな花が咲き始めたばかりの状況でした。雪の多かった渓谷ですので今年はかなり花期が遅れているのでしょう。渓谷の斜面もまだ雪融け直後のようなスッキリ感が漂っていました。〔3月28日(月)〕

↓ この日渓谷で見付けた唯一の完成形のミスミソウです。ラッキーな出会いでした。日当たりの良い場所にありました。

↓ 完成形のスハマソウを見付けた周囲を探してこの株を見付けることができました。標本に出来そうな葉と花が揃った株した。

↓ やっときれいな花が開いたようです。近くの三角形の葉と一緒に撮りました!

↓ まだ雪融けの水が多い渓流でした!

↓ 登山道の路傍にやっと咲き始めたミスミソウの群落がありました。

↓ 渓谷沿いの遊歩道を歩きながら、こんなやっと咲き始めたミスミソウを探しました。

↓ まだ小さなこんな花もこの日は貴重な存在でした。

↓ タチツボスミレでしょうか!?数は少ないもののスミレの花が咲き始めていました。

↓ 冬でも常緑のカンスゲ(カヤツリグサ科スゲ属)が花穂を付けてこの時期目立ちます。

↓ 春近しの渓流です!


アズマイチゲは豊年!~安芸太田町春の妖精巡り(2)

2022-03-29 22:38:26 | 散歩道

   津浪でカタクリの花を見た後は同じ安芸太田町内にある2か所のアズマイチゲの自生地を訪ねました。早い年には3月上旬に花を咲かせますが、今冬が寒く雪が多かったこともあって開花が遅くなり、今ちょうど見頃を迎えているようです。3月10日(木)に一度覗いてみましたが、その時はまだ雪の中でした。昨年は出来が悪く心配していましたが、今年は2か所ともに大豊作で斜面に目一杯咲き誇っていました。〔3月28日(月)〕

↓ 自生地で元気に咲いたアズマイチゲ(キンポウゲ科イチリンソウ属)です。アズマイチゲも陽光を浴びないと花を開きませんが、この日は花曇りとあって花は半開きといった感じでした!

↓ 3輪のアズマイチゲが揃い踏み状態でした。一本の茎に一つの花を付けますので、これは3本のアズマイチゲが並列したところです。

↓ アズマイチゲの茎に付く葉は緑色で美しいものですが、3出複葉がそれぞれに3枚輪生しています。上の3輪の写真がより分かり易いかも知れません!

↓ 比較的よく開いたアズマイチゲの花です!白い花弁のように見えるのは実は咢片で、一つの花に8~13枚の咢片が付くと言われていますが、この花はそれより遥かに枚数が多いようです!

↓ 段丘の斜面に一斉に咲いたアズマイチゲの群落です!

↓ 今年は豊年で数多の花が見られましたが、一つ一つの花を見ていくと、それぞれに個性的なのがまた楽しいものです!

↓ 半開きの白い咢片の中が花に当たりますが、アズマイチゲには花弁に該当する部位はないと言われています。

↓ 遠く集落を望む山峡の段丘で健気に咲くアズマイチゲの群落です!

↓ 厳しい環境下ゆえか、それぞれの花が個性豊かに振舞っているのがよく分かるかと思います!?

 


カタクリの花が咲いています~安芸太田町春の妖精巡り(1)

2022-03-29 10:09:24 | 散歩道

 前日の思わぬ陽気で広島の桜は一気に花開いたようです。その花見に出掛けたいところですが、残念ながら今日は一日中花曇りとの予報に方向転換して芸北は安芸太田町のスプリング・エフェメラル巡りに出掛けることとしました。これも懸案の一つでした。春が一気にやって来て花々が競合するように駆け足で咲き始め、それを追う側を途方に暮れさせる感もあります。とは言え、ひとつひとつ訪ねるしかありません。先ずは、津浪のカタクリの花を訪ねました!〔3月28日(月)〕

↓ 安芸太田町津浪地区の皆さんが護ってくださっている花園に可憐なカタクリの花が咲き揃ってきました。

↓ カタクリはユリ科カタクリ属の多年草です。発芽から開花まで8~9年の歳月を要するといわれます。やっと咲いた姿は貴重です!

↓ 陽射しがないとカタクリの花は開きません。この日は花曇りで花を閉じたものが多かったのですが、少数派ながら幾輪かの花が開いてくれていました!貴重な花たちです!!

↓ 下向きに咲く花は背も低く、写真を撮るにはいろいろと努力が必要です!ここはこの日には珍しくグループで一斉に開花していてくれ喜ばせてくれました!

↓ ホソバナコバイモ(ユリ科バイモ属)がカタクリと一緒に咲いています。

↓ 微かに射す陽光に背後から照らされてまだ若い花が映えていました!

↓ 双子のようなカタクリの花にホソバナコバイモが色を添えているようです!

↓ ヤマエンゴサク(ケシ科キケマン属)もカタクリとフィールドを共にしています。