修行僧が行く

OCNブログから引っ越してきました。日々の彷徨の記録を綴ります。

井西山(1,186.6m)

2006-02-25 23:17:29 | 登山

2月25日(土) 

Izaiyama07  井西山(いざいやま)は福田頭(1,252.7m)のすぐ南側にある千メートル峰です。ガイドブックにこの山の案内はなく、またいろいろと情報を探すも、実際に登った人の情報に接することは出来ませんでした。いつか行きたい山のリストのトップにずっと載せている山でした。

 一昨年でしたか、夏に福田頭に登った時に大波峠から深い熊笹の中に赤テープの踏み跡が延びているIzaiyama01らしいこを確認しておりました。しかし、それは確実に大薮漕ぎとなるルート。行きたい山ではあるものの、積極的に行きたくはないルートでした。

 行くとすれば冬場、深い熊笹が雪で覆われている時。そう決めて、行くチャンスを探っていました。その時が、今日やっとやってきて、井西山へ行ってきました。雪Izaiyama02を掻き分けて麓から大波峠まで2時間半余。峠からの尾根の雪はギュッと締まっており、心地良い30分余の歩きで頂上に立つことができました。

 山中でお会いし、水先案内戴いた旧比和町のKさんに感謝!数々の幸運にも感謝!

【写真上】は、大波峠付近のブナ林越しに見える井西山。

【写真中】は、峠からの尾根道からずっと見える比婆山の山塊。

【写真下】は、峠を挟んで対峙する福田頭の大きな山体。

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春の訪れ二題~梅開花&つくし

2006-02-19 23:21:10 | 風物詩

2月19日(日)

Spring01  まだまだ寒い日々が続き、北部では雪の降り続ける広島ですが、それでも春の足音は確実に近づいて来ているようです。今日散歩中に見付けた春の訪れを実感させる二題をお届け致します。                                 

【写真上】はわが団地でも花を開いた早咲きの紅梅。隣にあった白梅の蕾はまだ固かった。

【写真下】やっと地面に頭を出したばかりという感じの土筆。太田川の土手で数20060219_009本見付けたうちの一本+一本。土筆に関しては、昨年に較べて生長がかなり遅れている。

                                            

                               

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雪の深入山(1,153.0m)

2006-02-18 23:26:06 | 登山

2月18日(土)

Shinnyu01  白い雪を見たくなって深入山へ出掛けた。中国道の戸河内ICで高速道を降りる。広島県北部は昨日まで雪が降っていた筈であるが、今回も戸河内の街には雪がない。国道191号線を深入山方面へ走る。九州から来たスキー客の自動車が多い。三段峡入口を過ぎると雪が多くなる。松原の交差点まで上ってくると、家々の周りには人の背丈を越える屋根から下ろされた雪が溜まっている。それまで綺麗に除雪されていた国道であったが、いこいの村ひろしまの手前になって、雪が融けずにシャーベット状になって残るようになった。上るに従ってその雪が多くなっていった。

 国道から見えてきた深入山は予想通り真白き峰であった。いこいの村ひろしまの駐車場に車を停めさせてもらいいよいよ登山開始である。カンジキを履いた登山教室の団体が身支度を整え先に登って行っていた。山スキー愛好者や登山者の数も結構多い。我々Shinnyu02 はカンジキもスノーシューズもなしで壷足で登る。約30分間は団体のカンジキの跡をトレースして楽に登った。団体を追い抜いてからは、雪が益々深くなっていった。何度か片足を腰近くまで雪の中に突っ込んだ。やがて、南に面した尾根上の雪の融けた岩や笹原が現われたので、そこを南登山口からの登山道の合流点近くまで登った。最後は純白の急な斜面を頂上広場まで雪を踏み踏み登った。先人が辿った跡をちょっと外せば無垢な雪原の上を歩けた。登山口から1時間10分余の登攀で、深入山の頂上に到達した。

Shinnyu03  登攀中から素晴らしい天気であった。空気の透明度も高かった。登攀中は、内黒山から十方山、恐羅漢山、砥石郷山などの大眺望が常に左彼方あった。頂上に着くと、文字通り360度の大眺望である。今日のこれは筆舌に尽くし難いほどに素晴らしかった。北方の臥龍山と掛頭山の山容が一際大きい。白い雪が見たいという望みは、雪を頂く山並の饗宴を目にして期待の幾倍もの大感動をもって叶えられた。

【写真上】は、登山教室の団体さんの後を追って深入山を登り始める。

【写真中】は、内黒山、十方山、恐羅漢山、砥石郷山の大眺望。

【写真下】は、青空と深入山頂上部。

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皇座山(526.2m)・石城山(362m)

2006-02-11 22:55:53 | 登山

2月11日(土)

Ohzasan01  山口県柳井市の皇座山(おうざさん、標高562.2m)と同県光市の石城山(いわきさん、標高382m)に行ってきました。

 予報では晴マークの好天の筈であったものの、行ってみると樹間では薄暗い曇天で、時折細い雨が降る始末。素晴らしい筈の周防灘の海と島はホワイトアウト状態で、登山者としてはガッカリ状態となりました。

 それでも、皇座山ではこの峰を越えて赤間関(下関Iwakisan02)に逃れたと言われる安徳天皇を想い、石城山では朝鮮式築城遺蹟と言われる神籠石(こうごいし)を見学して、7世紀の緊迫した東アジア情勢に想いを馳せました。眺望は全く駄目でしたが、歴史を想う知的刺激には恵まれた山行となりました。

【写真上】苔生す皇座山への険しい登山道。源平の屋島の戦いに敗れさらに西に逃れた平家であったが、柳井市沖で周防の戦いがあり、安徳天皇はこの峰を越えて赤間関へと逃れて行った。安徳天皇が山頂で一休みされたことから、皇の座する山と言われるようになったと謂われる。

【写真下】石城山8合目を列石が延々と取り巻いており、谷筋には立派な水抜きの水門が設けられている。神籠石とよばれている。663年に白村江の合戦で百済に援軍送っていた日本(倭国)軍は唐と新羅の連合軍に敗れて逃げ帰った。討伐軍の襲来に備えて九州、山口周辺に朝鮮式の山城を築いたと伝えられており、ここのこの神籠石もその遺構ではないかと言われているらしい。

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毘沙門天「初寅祭」

2006-02-06 00:50:27 | 

2月5日(日)

Hatsutora02

広島市安佐南区緑井にある毘沙門天の「初寅祭」を初めて訪ねました。旧暦の初寅の日 とその前夜にご本尊がご開帳されるとのことです。我々は第2回目(午後2時)のご開帳で、ご本尊を拝ませて戴きました。商売繁盛、縁結びにご利益があるといわれています。数多の老若男女の参拝で賑わっていました。参拝後、毘沙門天を擁する権現山(397.1m)に西廻りコースから登り、東廻りコースを下ってきました。

Hatsutora03

【写真上】は、沢山の参拝客で賑わう毘沙門天本堂前。

【写真下】は、権現山への登山道(多宝塔付近)からの南方向の眺望。広島市街から広島湾が望める。

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