修行僧が行く

OCNブログから引っ越してきました。日々の彷徨の記録を綴ります。

バレル・コレクション”印象派への旅”(広島県立美術館)を見る

2019-12-09 06:55:15 | アート・文化

 「海運王の夢」との副題のある表題の美術展に行ってきました。産業革命期のスコットランドのグラスゴーで海運業に携わり、船舶の売買で巨額の富を得て「海運王」と称されたウィリアルム・バレル(1861-1958)が収集し、のちグラスゴー市に寄付された9000点を超える美術コレクションのうちから、選りすぐりの絵画80作品(グラスゴーのケルヴィングローヴ美術博物館所蔵の7作品を含む)が展示されていました。バルビゾン派や印象派などのフランス絵画とそららから影響を受けたスコットランドやオランダの画家たち作品を通して、写実主義から印象派へと至るヨーロッパ美術の流れを俯瞰できる展示であったと思います。〔12月8日(日)〕

↓ 「印象派への旅」展のポスターが掲示された広島県立美術館。同展は昨年10月以降、福岡、愛媛、東京、静岡と巡回展示され、来年1月26日(日)まで開催される広島がその最後の展示です。

↓ 広島市中区上幟町にある広島県立美術館

↓ 広島県立美術館に掲示されたもうひとつのポスター

↓ 今回の展示の目玉のひとつはこの作品。エドガー・ドガ《リハーサル》(Bunkamuraのホームページより)

↓ 今回の展示では一部の作品(14作品)の写真撮影がOKでした。これは、ポスターにも使われていたウジェーヌ・ブーダン《ドーヴィル、波止場》

↓ これもウジェーヌ・ブーダンの《トゥルーヴィルの海岸の皇后ウジェニー》。ブーダンの作品は全部で7点出展されていました。ブーダンはモネに屋外で絵を描くことを教えた先生でもあります。

↓ ギュスターヴ・クールベ《マドモワゼル・オーブ・ドゥ・ラ・オルド》、この他静物絵が2点展示されていましたが、写実主義の巨匠クールベはいつもちょっと気になる画家です。

↓ アンリ・ル・シダネル《月明りの入り江》 展示場の最後を飾る作品でした。ル:シダネルは「象徴主義」の画家、「最後の印象派」と言われているとのことですが、この安らぎに満ちた海辺の一幅はバレル好みと思われる至福のもの。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

広島県運転免許センター前のモニュメント

2019-07-23 07:19:23 | アート・文化

 70歳代になって初めて運転免許証の更新に行ってきました。事前に高齢者講習を受講していたので、運転免許センターでの講習はなく同所での滞在40分ほどで新しい免許証を受け取ることが出来ました。新しい免許証の有効期間は5年ではなく4年。 満75歳で切って、認知症検査など更なる要件チェックが課せられるということのようです。とは言え、今回は何事もなく無事に手続きを終了しましたが、広島県運転免許センターで最も目を引いたのは入口コンコースに立つモニュメントでした!〔7月22日(月)〕

↓ 5年ぶりに広島県運転免許センターを訪ねて運転免許証の更新を行いました。

↓ コンコースに立つ巨大なモニュメント! 造形作家 荒木博志氏作 Queen of Autobobile(車の女王)(1998年)

↓ 自動車をモチーフにしていますが、その女王ですので正面から見ると女性のフォルムも感じさせます。高さ10メートルのステンレス製の巨大モニュメントです。

↓ 作者の意図でもモニュメントは女性形で、作者が言う操縦席にはお腹の赤ん坊兼ドライバーが置かれています。

↓ 広い駐車場から見た運転免許センターとモニュメントです。足早に用件のみを追っ掛けていると、この大きなモニュメントの存在に案外気付かないものです!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

X'mas イルミネーション

2005-12-21 20:39:31 | アート・文化

12月21日(水)

 師走の街を賑やかに彩るクリスマス・イルミネーション。12月になると私の住む住宅団地に現れる。個人が飾るものではやはり周囲からは抜きん出ている。

ilumi

コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする