愛媛に滞在中に一度行っておきたかった松山市下難波の腰折山の麓にあるエヒメアヤメとイヨスミレの自生地を訪ねました。北条の市街地の直ぐ北方に海抜214メートルの特色のある腰折山があります。その麓にあった手製の案内板に従って山中に入って行くとチェックポイントがあり、そこで記帳してから管理地に入りました。エヒメアヤメの自生地は急峻な傾斜地に開かれており、もう花は終盤期を迎えてはいましたが、何とか見ることが出来ました。イヨスミレもその一角に自生していましたが、花期は終わっており葉だけしか見ることが出来ませんでした。〔4月15日(月)〕
↓ まだ咲き残っていたエヒメアヤメ。国指定の天然記念物で、高さ10㎝ほどの小さな花です。
↓ 下難波集落の北斜面に立てられていた手製の案内板に従って山中へと進みました。
↓ シーズン中は松山市から委託を受けた管理人さんがいて、そこで記帳を行ってから見学入口から自生地へ上って行きました。
↓ 自生地の斜面の下に立つ「エヒメアヤメ自生南限地帯」の石柱!
↓ エヒメアヤメはこの急斜面に自生しています。
↓ 南方向には北条の市街地が広がっています。直ぐ沖には鹿島が浮かんでいます。
↓ 斜面にマーカーの細いポールが立っており、その根元近くに小さなエヒメアヤメの姿がありました。
↓ 一輪だけ咲いている姿も魅力的でした!
↓ 足を滑らせばそのまま下へ転がり落ちそうな急傾斜面をエヒメアヤメを探して登って行きました。
↓ 殆どのエヒメアヤメはもう花期を終えて萎んでしまっていましたが、元気な花を見付けると嬉しい限りでした。
↓ 花の盛りにはこうした小群落が多く展開しているようです!
↓ 広島県にもエヒメアヤメの自生地がありますが花期はまだこの先です。「広島の方が北にあるからかなぁ!?」とは管理人さんの言葉です!
↓ この急斜面を登ってから同じ道を下ってきました。好天の温かい日で、久しぶりに汗を掻きました。
↓ エヒメアヤメ自生地の最下部にイヨスミレの自生地もありました。数本の小ポールが立っていました。花期は終わっており、葉っぱだけを見ることが出来ました。
↓ イヨスミレの葉です。長野県を中心とする地域に多く生育するゲンジスミレで、ここ愛媛県に隔離分布しており、イヨスミレはその別名とのことです。
↓ イヨスミレの花は自生地では終わっていましたが、麓の鎌大師の境内にはまだ咲いているとお聞きし立ち寄って拝見しました。
↓ 鎌太師堂です!ここにも参拝するお遍路さんの姿もありました。
↓ 南側に広がる畑から見上げた腰折山(左側のピーク)です。