修行僧が行く

OCNブログから引っ越してきました。日々の彷徨の記録を綴ります。

初夏の名花を求めて恐羅漢の山稜を歩く

2019-06-10 07:28:23 | 山歩き

  初夏のこの時節、広島、島根の両県の最高峰の恐羅漢山(1,346.4m)から旧羅漢山(1,334m)にかけての稜線にはサラダドウダン(ツツジ科ドウダンツツジ属)が咲き、オオヤマレンゲ(モクレン科モクレン属)が咲き始めます。この両花を一緒に見るのはなかなかに難しいことですが、暫く真夏日に近い日々が続いたので花期の遅いオオヤマレンゲも開花を始めているかと願いつつ出掛けてみました。〔6月6日(木))

↓ 牛小屋高原に車を置き、恐羅漢スキー場を抜けて立山尾根ルートで恐羅漢山を目指しました。その途次にスキー場のゲレンデから牛小屋谷を俯瞰しました。

 ↓ スキー場ゲレンデを埋めるのはコウゾリナ(キク科コウゾリナ属)の群落です。

↓ ノコギリソウ(キク科ノコギリソウ属)も数は少ないもののゲレンデに咲いていました。

 ↓ ニガナ(キク科ニガナ属)も大きな広がりを見せるのですが、すでに花期にピークを過ぎてもう精彩を欠いていました。

↓ スキー場ゲレンデトップのブッシュにナツハゼ(ツツジ科スノキ属)の花が咲き始めていました。

 ↓ 立山尾根の樹林帯に入ると新緑を纏ったブナ(ブナ科ブナ属)が現れました。


↓ 樹林帯の登山道脇に咲く可憐なニョイスミレ(スミレ科スミレ属)の花。

 ↓ ハスノハイチゴ(バラ科キイチゴ属)が大きな花を付け、ちょっとした群落を形成していました。

 ↓ 恐羅漢山の山頂。平日ゆえに山頂広場は無人でした。

 ↓ 恐羅漢山を越えて旧羅漢山への尾根伝いの登山道に入ると直ぐにサラサドウダンの花が現れました。

 ↓ この日サラサドウダン以上に目立ったのはタンナサワフタギ(ハイノキ科ハイノキ属)の真っ白な花でした。

 ↓ 稜線に次々にサラサドウダンの花が出現してくれました。

 ↓ 今年は花を付けていない樹もあり、また全体に花の数も少なめでサラサドウダンの出来は芳しくないようでした。


↓ 鞍部の平太小屋原の杉林の中を抜けて行きました。乾き切った今年はモリアオガエルの卵を見ることが出来ませんでした。

 ↓ 旧羅漢山の山頂に到着しました。


↓ 旧羅漢山から広見谷越しに望む広見山方面の眺望です。

 ↓ 期待していたオオヤマレンゲの花は八方探しましたが開花直前の蕾の状態でした。

 ↓ 旧羅漢山のオオヤマレンゲは今年は蕾も少なめのように見受けました。とは言え、開花後の天女の舞は大いに期待されます!

↓ 帰路の尾根道で満開のタンナサワフタギ越しに十方山(1,328m)の山頂部を覗き見することが出来ました。

 ↓ 恐羅漢スキー場からの内黒峠方面の眺望です。

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