吉和冠山への登山道や芸北の山里でササユリを見ることが出来たので雲月山(911.2m)でももう咲き始めた頃ではと考えてチャコと山歩き方々出掛けました。雲月峠からの周回コースを採りましたが、山の様子は例年と少し異なり、山上の花々は少なくどうも全般に諸々の花の開花は遅れ気味のように思われました。肝心のササユリもなかなか現れてくれずやきもきすること頻りでした。〔6月18日(火)〕
↓ 広島、島根県境の雲月峠に近い登山口から登り始めました。遅い出発になったので、スタート前に登山口のキャンプ場で昼食を摂りました。
↓ 例年は登山口周辺からウツボグサ(シソ科ウツボグサ属)の群落が現れるのですが、今年は岩座山への登山道に入ってやっとチラホラと姿を現してくれました。
↓ 一つ目のピークの岩座山に上がりました。テーブル付のベンチがありますが、まだここで休憩とは早すぎます。
↓ 岩座山のピークから雲月山々頂に向かう尾根筋にはノアザミ(キク科アザミ属)が群落をなして咲き誇っていました。
↓ ノアザミの群落は蝶にとっては楽園のようでした。蜜を求めて沢山の蝶の乱舞が見られました。
↓ 岩座山のピーク付近から見た雲月山々頂(911.2m)方面の眺望です。今春は山焼きがなされたことから草原は一際青々としている感じでした。
↓ 山焼きが行われて見事な草原に生まれ変ったようですが、残念ながら今年も牛の放牧はないようです! かつてこの辺りには牛たちがよく集まっていたものです!
↓ 二番目のピークの高山へのちょっときつい上りです。
↓ 山焼きで真っ黒くなった杭が草原に残っていました。
↓ 登山道沿いの叢にヤマツツジ(ツツジ科ツツジ属)が縮こまるようにして咲いていました。
↓ 高山のピークから雲月山々頂への尾根筋を眺望しました。この尾根筋に例年ササユリが姿を現すのですが、この日は咲いた姿も蕾も一株も見ることが出来ませんでした。ここのササユリはかなり遅れ気味のようでした。
↓ 尾根筋に咲く花のこの日の主役はニガナ(キク科ニガナ属)でした。
↓ ニガナの変種のシロバナニガナ(キク科ニガナ属)もチラホラと見ることが出来ました。
↓ 雲月山々頂(911.2m)です。この日の山頂は無人で日差しはきついものの風が吹くと心地良い天候でした。
↓ 雲月山々頂からの眺望です。芸北の樹海の先に天狗石山、高杉山など西中国山地の連山が並んでいました。
↓ 雲月山々頂から南に続く周回路を採って下山の途に就きました。
↓ 尾根筋の周回路の直ぐ下のブッシュには満開のウツギ(アジサイ科ウツギ属)の群落が見られました。
↓ 登山道沿いに咲くコアジサイ(アジサイ科アジサイ属)はもう花期の終盤に入る頃でした。
↓ クサアジサイ(アジサイ科クサアジサイ属)は咲き始めのようでした。
↓ 周回路の南側から見た岩座山のピークから高山のピークにかけての尾根筋です。
↓ 周回路を飾るニガナとシロツメクサ(マメ科シャジクソウ属)の爽やかなコラボレーションです!
↓ 周回路ではそれまで一株も見れなかったササユリ(ユリ科ユリ属)が最終局面の仲の谷から東屋下の駐車場への上り坂でやっと姿を現してくれました。
↓ 最後の大逆転! 蕾に続いて開花したササユリが出現しました!!
↓ 駐車場から見上げた岩座山のピークと東屋です。この東屋下の駐車場から雲月峠への車道沿いには数株のササユリの蕾がありました。雲月山のササユリの見頃はまだ少し先のようです!