修行僧が行く

OCNブログから引っ越してきました。日々の彷徨の記録を綴ります。

今年のドングリの出来は?

2006-07-30 18:09:50 | ニュース

7月29日(土)

山口県周南市鹿野の長野山(1,015.3m)に登ってきました。南にある馬糞ヶ岳(985.2m)からの縦走路を辿っていると、こんな籠のような網のようなものが稜線上の林の各所に置かれていることに気付きました。

Donguri01

籠に取り付けられている紙片を見ますと、「ドングリ豊凶調査」と記してあります。この籠を置いている林は、楢などドングリの生る樹が実に多いところです。今年の6月1日から12月28日までの間、この籠で落下するドングリを受けて、その量などで豊作であったか、凶作であったかと判定しようとするもののようです。ツキノワグマの動向の説明などで、よく奥山のドングリなど実の生る樹々が豊作だったとか、出来が悪かったとか聞きますが、このような調査で客観的な事実を把握しての発表なのですね。こうした地道な努力には、頭が下がる思いがします。

Donguri02

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

広島平和祈念公園の蓮(2)

2006-07-24 23:06:18 | 

7月21日(金)

Hasu01_2

平和祈念公園の平和の鐘の足元の池に、蓮の花が開き始めている。ピンクの縁取りのある白い大きな花だ。大賀蓮ではないようだ。大賀蓮はもっと桃色がかった花であった筈だ。しかし、蓮の花は鐘楼によく似合う!

Hasu02_1

ひしゃげていない蓮の花を一枚追加します。雨の降り続く中で、狭い池に健気に咲いていました。

Hasu03

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

宮島弥山・霊火堂の落慶

2006-07-18 23:15:33 | ニュース

7月17日(月) 海の日

Reikado01_1 昨年5月5日に消失した宮島弥山々上の「不消霊火堂」が、1年2ヶ月余り振りに再建され、この日落慶法要が催された。弘法大師がこの山を開いて以降1200年間燃え続けていると伝えられている霊火も、この日新しい堂宇の中に移された。この法要を見ようと、仲間達と弥山登山を兼ねて宮島を訪ねた。さすがに、この日は特別な日で、山上で思わぬ善意の数々に出会うこととなった。今回は、山や法要の様子のレポートではなく、山の上で戴いた善意の数々の報告です。

【写真↑】再建された「不消霊火堂」。実にしっかりとした建物との印象だ。

Reikado02_1

【写真↑】法要の間に僧侶の手で撒かれた有難い紙片。金色には「きえずの火」が、銀色には「霊火堂」が、赤色には「不動明王」の御姿が刷られている。

Reikado03_1 Reikado04_1

【写真↑左右】汗だくで大聖院弥山本堂前の広場に登り着いた時に信者の方から戴いたウチワと弥山の刻印が鮮やかな木札。ウチワの骨は本物の竹であるのが嬉しい。木札の刻印は「きえずの火」で熱して刻したものとのこと。

Reikado05

【写真↑】これもこの日の「お接待」のひとつ。お弁当(おにぎり3個+沢庵)とお茶、それにオシボリが嬉しい。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

土アケビ

2006-07-16 15:09:22 | 

7月15日(土)

Tsuchiakebi01 広島県庄原市比和町の福田頭(またの名を毛無山、標高1,252.7m)に登ってきました。その登山道脇の笹原の中で見付けたのがこの写真の植物です。初めて見る植物ですが、ランの種類であることは簡単に想像がつきました。下山後、麓の総合運動公園内の宿泊施設「かさべるで」に入浴のために立ち寄り、そこに展示されている写真を見て、これが「土アケビ」であることを知りました。

Tsuchiakebi02 ラン科ツチアケビ属の多年草で、茎は赤色系の色合いをしています。成長しても葉が出ることはなく、栄養は専ら土中の腐葉分等を吸い上げて摂るそうです。黄色の花を付け、それが秋には赤い実となるとのこと。この実が赤いソーセージに似ているとか、風船の様であるとか、或いはアケビの様であるとか言われるそうです。どの程度珍しい植物かは知りませんが、北海道、本州、四国、九州の日本列島に広く分布しているとのこと。「かさべるで」の管理人さんのお話では、かつて昔には山中に入ってこれを採ってきて、乾燥させ漢方薬として珍重したとのことであります。Fukudakashira

【写真下】麓の「かさべるで」から望む福田頭(左)と井西山(右)の連峰

コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

シマトネリコ

2006-07-04 22:02:09 | 

  7月3日(月)  

Shimatoneriko01 久し振りに、広島の平和大通りを歩いてみました。豊かな樹々の緑も随分と深くなっていました。そんな中 に、白い花を全体に咲かせた背の高い樹がありました。多くの花々が散ってしまった後だけに、一際目立つ樹です。

                                                                     俄か勉強してみました。これは、シマトネリコという樹です。タイワンシオジという別名もあるとのことです。モクセイ科トネリコ属の樹で、沖縄、台湾からインドにかけて広く分布しているとのこと。日本本土へは観葉植物として持ち込まれ、民家の庭や公園を潤わせているとのこと。花を見るのが主目的の樹ではないとはいうものの、満開の花はとても甘い香りを周囲に振り撒Shimatoneriko02_3いています。

【写真上】平和大通りの交差点に立つシマトネリコの樹

【写真中】樹のほぼ全面に白い花が咲く。

【写真下】花はこんな姿だ。

Shimatoneriko03

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする